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マツタコ

ヤプログが終了したので、とりあえず引っ越します。

市川森一さん

2011-12-12 00:45:15 | 花の乱
亡くなられたのですね。ご病気だということすら知りませんでした。TVではウルトラマンの脚本家と紹介されてましたが、私の中では「黄金の日々」「花の乱」の脚本家。松たか子を世に出した恩人です。市川さんが「たか子ちゃんを(「花の乱」に)出したい」と言ったから、93年の歌舞伎座でのデビューにつながったのですから。

松さんが市川さんの11月の旭日小綬章受章を祝って贈った花のお礼のはがきに直筆でこう書かれていたそうです。
『僕は大天使ミカエルとなって、たか子ちゃんをずっと見守り続けます』

そういえば、うちの父の洗礼名もミカエルだ。ミカエルがんばれ。


面白いけれど不快

2007-04-06 23:11:25 | 花の乱
疲れていると眠くなる。
という、とっても正直な頭と身体をしてます。
弟へ、まだmixi 見てません。

最近、毎晩のように飲んでいたビールも、
もう、ある女優さんに義理立てして○○○を飲む必要が
なくなったので、ついでにやめよう。もともと弱いし。

今日の「花の乱」もとっても面白かった。
だけど、当時は低視聴率だったこのドラマ。
もし、原因を一つだけあげるなら、
私は、主演女優だと思う。彼女はすばらしい女優だけど、
今日、観た富子の表情に・・・・・生理的に嫌という思いが湧いた。
たぶん、これは個人的な好みによる部分もあると思うけど、
おそらく、心情を表す上では秀逸だったその表情が「不快」だった。
下品で気持ち悪かった。
話し方も、上品なのではなく、上品「そう」。
媚びた感じ、まがいものな感じ。
それは、人物の役作りとしては、すばらしいのかも知れない。。。
でも、不快だった。ただ、もし彼女が10歳若いときにこの役を
演じていたら、もっとよかったのに、そんな風にも思った。

なんか、酷評してるように見えるかも知れないけれど、
「花の乱」は面白いのである。情念と理念が混じりあい、
同じ戦いでも、理屈が非常にわかりやすい「三国志」などと比べて、
男性には受けにくいかも知れないけれど、
そのドロっとした情念の部分と、義政の淡さはかなさが絶妙。
細川勝元を演じた野村万斎や、山名宗全を演じた萬屋錦之介を
誉める人が多いけれど、もちろん、彼らはすばらしいけれど、
義政役の市川団十郎を私は誉めたい。ドロっとした淡さ。。。
「花の乱」の登場人物たちは、わかりやすい細川や山名も含めて、
みんな情念で動いている。かつての日本ってこうだったんじゃないのかな。

「花の乱」は面白い、今、この不安定な世の中でだと、
視聴率も変わってたのかな?と思いつつ、
わかりやすいドラマ、軽いドラマがやはり受けるのだろうな。
いったん、ハマルとものすごくハマルんだけどね。



菩薩?悪女?日野富子

2007-03-19 22:56:33 | 花の乱
書きたいことはいっぱいあるんだけど、
今日はたかちゃんは出なくなったけど「花の乱」を見ました。
第8話も第9話もまだたかちゃんが日野富子を演じたのでも
よかったんじゃないの?とか、思いながら見てはいたのですが。
面白いのは面白いのです。今のところは、富子さん優しいのです。
これって弱者救済の話なんですよ。
飢饉があって人々が食料に困っても、足利義政は、
それは神仏の意志であり、それで死ぬのも天命。
だから、飢えに苦しむ人に米を施そうとする富子とは違って、
際限のない施しなどやめて、死者が成仏するよう神仏に祈ることこそ
すべきだと言うんです。
今の政治家は、神仏にこそ祈らないかも知れないけれど、
飢えに苦しむ人を「自己責任」って言葉で助けようとしない。
でも、自己責任で片付けられない人がいっぱいいるんですよ。

九州のある県では、生活保護世帯が減ったんだったか横ばいだったかで、
お役所の中では、優秀な県としてモデルになってるんだそうです。
なぜ、役所的成果が上がったのか。その県には必ずキャリアが課長かなんかで
やってきて、最初から何%削減みたいな数値目標があって、
それを果たす手腕を発揮しないとそのキャリアは出世の見込みはない。
だから、数字で辻褄あわせをするんです。本当に生活保護が必要な人が来ても
なんだかんだ理由をつけて申請用紙を渡さない。
身体的な理由で移動にどうしても車が必要な人が車というぜいたく品を
持っているという理由で申請を取り消す(特例措置があるにも関らずです)。
そういうむちゃくちゃなことをして、生活保護世帯を少なくしてきたんです。

本末転倒もはなはだしいでしょ。
とりあえず、その後の訴えによって、これらの人たちは、
最終的には申請が認められたのでよかったのですが、
ものの考え方が狂っていることがよくわかります。

でも、行政でも優れたところもあるんです。
確か、東京のどこかの区だったと思います。世田谷区かな?
そこでは、生活保護を受けている人に対して、
自立支援をする形で、生活保護を受ける人を少なくする対策を
とっているんです。これこそが正しいでしょ。
就職支援をしたり、お金を計画的に使う方法を学ばせたり。

政治は難しいですよ。やっぱり。
でも、大事なのは誰もが幸せに生きられるようにすること。
そして、そのために工夫すること。
いい頭を持っているのなら、そういうことにこそ使わなきゃ。

「花の乱」の富子は、まだ、その場限りの施しかも知れないけれど。
それが無駄かも知れないという思いももっているけれど。
それでも、貧しい民が今を生きるために、儲けている商人を騙すんです。
正直、痛快でしたよ。義政には悪女と誉められていたけれど、
ひょっとしたら、商人から見たら悪女かも知れないけれど。。。

富子がこれから、どういう風に政治に挫折するのか、
あるいは闘うのか、見たい。そう思いました。
たかちゃんは、もう出演しないけど、
「花の乱」楽しみにしばらくは見ます。



富子役はニンである

2007-03-09 22:18:17 | 花の乱
次の日曜日に木村家という古民家でイベントをやるので、
その準備で連日、人が来て、作業をしています。
今日も夜の9時までのこってて、明日は木村家の掃除に。
でも、私は、明日は別の仕事があるので、そっちは行かないのです。
みんな、おそうじがんばってね。

さて、「花の乱」は今日が3話目。
私の大好きな「月と銅銭」の回です。
というか、本格的にたかちゃんが「花の乱」に登場するのは、
この回から。2話が初登場回なんだけど、
それはほんとに最後の数分だけだから。

とにかくね、ものすごくかわいいです。
仕草も表情もしゃべり方も、すべてが姫君らしくて。
この15~16歳の松たか子の日野富子が、
なぜに10年後に三田佳子になるのか。。。。
なんとですね、三田さんと市川団十郎さんは、
20代の日野富子と足利義政をやってるんですよ。
2話目だったかで、そんなセリフだったかナレーションだったかが
あったときは、本気でびっくり仰天しました。
30代でも厳しいのに、20代だなんて・・・・・
大河ドラマ史上最低の視聴率だったことで有名な「花の乱」ですが、
3話まで見る限りでは、三田さん、ちょっと怖いんですよ。
なんというか、ちょっとイッちゃってる人っぽくって、
それも低視聴率だった原因の一つなんじゃないのかなあ。
でも、たかちゃんがやってた頃の富子はかわいい。
ついでに、その前もっと幼い頃の富子?椿?もかわいい。

で、松たか子さんの芸能界デビューは1993年10月の歌舞伎座での
「人情噺文七元結」。中村勘三郎さん(当時は勘九郎さん)がお父さん役。
だけど、大河ドラマって撮影がずっと前からでしょ?
だから、ひょっとしたら「花の乱」のほうが仕事としては
早かったかも? と思ったのですが、この大河ドラマって。
1月からじゃなくて、4月~12月だったんですよ。
そのうちたかちゃんが出演したのは、5月まで。

で、ストーリーブックを持ってたのを思い出して見てみたら、
11月下旬から京都ロケ、スタジオでの撮影は1月から。
やっぱり、正真正銘歌舞伎座がデビューですね。

でも、芸能界デビューの話は、
「花の乱」の富子の少女時代の役をって、
脚本家の市川森一さんが持ってきたほうが先ですけどね。

とにかく、先日の「ひばり」のジャンヌ・ダルク役
この役は松たか子がニンであったのと同じように、
「花の乱」の世間知らずで優しい姫君・富子役は、
ニンであった。

私は、たかちゃんには「ニンである」仕事をして欲しいな。

ちまたで話題のブログのことも書きたかったけど、
また、それは今度書こう。