つれづれそう

その時々の世の中の出来事を徒然に
老人の戯言ですので、文章に責任持ってません。時々、若い人がかわりに書きます。

比較文化

2007-09-25 22:05:20 | Weblog
アメリカで暮らす知人の家は
100年前に建築されたものだ。
しかし、彼は生活が日本にいるときより
充実していると言っている。
窓の外には一抱えもある大木が、夏の直射日光を
さえぎり、やわらかい木陰を与えてくれる。
そばにある公園には豊かに草花が咲き
夕暮れの散歩コースになっているそうだ。
ここには生活に安らぎがある。
しかし、彼が日本に帰国したとたん、何かしら
狭苦しくあくせくした雰囲気に飲み込まれて
不愉快だと言う。
われわれ国民は、高い税金を納めている。
しかし、税金に見合ったものを享受していない。
なぜか?
日本には上記のアメリカのような生活文化がない。
憩いの場を作る努力を政治はしてこなかった結果だろう。
政治に国民のあるべき理想の生活スタイルを
描く事がなかったからだ。
「働け働け」だけだった。これからは国民のための
文化をつくっていったらどうだろう。