茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

楽しき和菓子作り 桜尽くしなり

2022-03-29 17:36:01 | 茶の湯エッセイ


 ここのところ、晴れと雨を繰り返して季節は徐々に進んでいるようです。
 近所の桜も満開になって、青空に美しい日と、寒そうな日と、桜も天気に合わせて違う表情を見せてくれます。

 

 桜以外にも、ミモザ、雪柳、貝母、連翹、木瓜、菜の花など、様々な花が美しく咲いています。

  
  

 
 『茶遊庵』の方は、お子さんだけのお稽古も始まりました。
お母様と親子でお稽古された日からしばらくしてのお稽古。

 なんと、家でお母様と帛紗捌きを練習したそうで、
3人とも私がいちいち順番を口出ししなくても
自分で手を動かし帛紗をたたんでみせてくれました。
 当然、出来上がった形はまだそれなりですが、正しい順番で捌いて、棗や茶杓を清めることができました。
 新米先生は、驚きと嬉しさでいっぱいになりました。
 そしてもっと頑張らなきゃとやる気が出てきました。


 お茶や点前以外のことも勉強しなくてはという思いと、
娘と春休みを楽しみたいという気持ちから、
先日は、インスタでご縁が繋がった先生のところに和菓子作りに伺いました。

 桜尽くしのお菓子。

 こちらも出来上がった形は初心者なり、それなりでしたが、
不揃いでも多少凹んでいても、自分で作ったものには愛着がわきます。
それに、餡と練切餡といった和菓子の素材は先生のお手製なので、味は最高です。






 お稽古の後は、先生の作った薯蕷饅頭と自作の桜餅で一服。
 至福のひととき。




 この和菓子作りの翌日が、ちょうど小学一年生と一対一のお稽古だったので、
お稽古の最後、座学の時に、自作の桜を一つおすそ分けしました。
桜餅を選んで、「美味しい」といって食べて、お話しているところに、
お母様がお迎えにいらして、お母様にも一つ、桜型の練切をおすそ分け。
最後の一口は、お嬢様の口の中に消えていきました。

 やっぱりお菓子とお抹茶って幸せを運んでくれるな~と思った一幕でした。

 
 世界中の人が美味しいお菓子とお茶で幸せなひとときを過ごせる日が早くきますように。
今年は少し心にひっかかる想いがありつつ、大好きな春が過ぎていきます。

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