茶道のお稽古場というと、先生のご自宅で、一度入ったらよほどでないと辞められない、敷居が高いイメージがあるようです。
実際、私も大学卒業と同時にこれまでの先生にご指導頂くのは距離的に難しくなり、ご近所でいい先生はいらっしゃらないかしら?という状態になりました。
やはり知らない先生に突然伺うのは不安で、たまたま母の知り合いがご紹介下さった、すばらしい先生に師事することができ、そのおかげで茶道は私の人生の軸にまでなりました。
茶道に興味がありつつ、適切なお稽古場に出会えない、師事していた先生がご病気などでお稽古場を閉めてそのまま辞めてしまったけれどまた始めたい、『茶遊庵』には色々な方からお問い合わせがあります。
どんな習い事も、通いやすい場所にあり、自身が通いたいと思えて、先生との相性がよいのが一番です。
だから、『茶遊庵』ではまずは体験にいらしてくださいとお話しています。
今は公共の施設でのお稽古ですし、炭手前やいくつかのお点前をするのは難しい状況でもあり、もし、他に自分がいいと思うお稽古場が見つかったら、移って頂いても構わないともお話しています。
『茶遊庵』でお稽古を始めると、ほとんどの方が、新しい所作を楽しみながらも、
沢山ある所作やお点前を覚えられるか心配。。。。と口にします。
確かに覚えることは沢山ありすぎるほどあって、一つできたと思うと次の時には別なところを忘れてできなかったり、は茶道アルアルです。
でも、だから楽しいともいえます。
新しいことを沢山習えるんです!
しかも季節ごとに、美味しいお菓子も食べられる!
こんなに楽しいことはありません(と私は思っている( ´∀` ))
ああ、忘れちゃったとネガティブになりがちなのですが、お点前はすぐにできるようにはならない、時間をかけて美しいお点前が出来上がっていくので、気にしなくていいと私は思っています。
それに、実は思っているより皆さんできているんですよ。
繰り返しているうちに、徐々に、自然に、確実に動けるようになっています。
実際、私もすぐにできるようにはならず、大学の先輩たちと楽しみながらお稽古し、人のお点前を沢山見たり、自身も毎週お点前を重ね、お茶会で実践するうちに、いつの間にか人前で緊張せずにお点前ができるようになっていました。
習い始めは、余裕を持つのは難しいものです。
なので、まずは深呼吸することから始めてみて下さい。
そうすると、心に少し余裕が出来て、お点前に静かに真剣に向かうことができると思います。
先生の注意やアドバイスにも耳を傾ける余力が出来、ひいては上達の下地が整うと思います。
そして、新しい所作やお点前を知ることができる、と明るくポジティブに考えるほど、点前の上達にも繋がっていくはずです。
『茶遊庵』では、予習してこなかった~とか、間違えちゃうかも~とか思わずに、
安心して、深呼吸して点前座に座って下さいね。
勿論、予習してくるのはウェルカムなんですけどね。
月1回の親子茶道の生徒は結構頑張って復習してくれているようです。
そういう姿勢は本当に嬉しいし、素晴らしいと思っています。
まずは順番を覚えて、それから、少しずつ美しい点前になるように繰り返し所作を指導していきます。
盆略点前、風炉の薄茶平点前と進みますが、プライベートレッスンなので、それぞれのペースにより進行は様々です。
『茶遊庵』では、基本となる薄茶平点前と濃茶平点前をある程度きちんと身につけてから様々なバリエーションのお点前に進んでいきたいと考えています。
皆さんが薄茶、濃茶がある程度できるようになったら、数人でのクラスも作っていきたい。
プライベートもよいのですが、やはり茶道は主客あってのこと、様々な方との関りの中で成長できる部分も多くありますから。
こんなお稽古場『茶遊庵』です。
5月はお仕事の都合で振替の生徒さんがいて、体験可能な時間がまだあります。
『茶遊庵』最新のお知らせ
https://sayuuan.amebaownd.com/posts/39600648
茶道を学んでみたいなと思った方は一度一服しにおでかけ下さい。
お待ちしております。