茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

秋の和室 鈴虫が鳴いた

2020-09-27 21:38:05 | 茶の湯エッセイ
 先生との二人稽古。
 
 床の間には秋の花が籠に沢山。
ちょうどご友人がいらして、沢山お花があると、ひとつひとつ説明下さいました。
メモをとらなかったので、既に名称がわからない花も。。。。。
 ムクゲは祇園まもりという種類、もう最後の最後なので、かわいそうで、二つ蕾がついたまま入れてしまったわ、とおっしゃっていました。
 他、サクラタデ、キンミズヒキ、イセハナビ、なんとかルリバナ、、、ああ、紫色の花がわからない。
 どなたか花に詳しい方、教えて下さい。

 風炉もあと少しになりましたね。
 来月はもう中置。侘びの季節を迎えます。


 コロナの影響で、回し飲みが当然だった濃茶も一人ずつ濃茶を点てて飲むことになりました。
裏千家のHPではお客様が5人の場合で「各服点」のデモンストレーションが発表されました。

「各服点」の発表 風炉の場合
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/a99e502773157d0178672b022dd2b123


 茶事や茶会ともなれば、5名のお客様で行うこともあるでしょうし、水屋にも必ず誰かがいて、準備をして下さることでしょう。
 でも、実際お稽古となるとお客様は2人とか、3人とか。
しかも、水屋に誰か控えているはずもなく(大きな社中では別かも)、ほとんど半東をつけずにお稽古します。

 先日のお稽古では、先生が正客で一服目の濃茶を飲んだ後、亭主の私が次客役もして濃茶を飲みました。

 次客の茶碗は、どうするか。
 点前の最初に持ち込んで、席中に仮置きしておくか、正客との問答が終わったら一旦水屋に下がって新しいお茶碗をもってくるか。
 お客様が二人だとどうするのが一番スムーズに美しく席を進められるか、考えながらお稽古しました。

 コロナの影響で、衛生上のことを考えると、茶碗や茶巾も回し遣いはしなくなる。
となると、細かな部分の扱いが変わってくるなあと改めて思いました。


 濃茶入には通常席中の人数分の抹茶を仕込み、茶杓三杓掬いだし、あとは回しだし、で出し切ります。
 しかし、「各服点」になると、そもそも回し出しはなくなります。
というか、必要なくなる?
 お一人お一人に、多めの三杓ずつ掬って、一人前の濃茶を点てる。
回しだしという動きは「各服点」ではなくなっていくということになるのでしょうね?

 お客様が一人であれば、あまり考えなくてもいいのですが、二人以上、五人未満の場合は、次客以降の人の茶碗や茶巾をどうするか、悩ましいところです。

 自身で点前をしながら考えましたので、違うこと、こうではないかとの
ご意見などありましたら、お知らせください。

 

 お稽古の最後に初炭手前をさせて頂きました。
朝鮮風炉は扱いが違って、いいお勉強をさせて頂きました。

 使われた香合がかわいらしくて。
 虫籠香合。
鈴虫の声が聞こえるかのよう。



 深まりゆく秋を楽しみつつ。
 次回のお稽古はもう中置。
 今年はコロナで風炉の季節を楽しむ間もなく秋になってしまったような。

 神無月、いい季節なんだけれど、私はちょっと苦手な月です。

 暑さが過ぎて夏の疲れが出やすいころ、どうぞお体お大切にお過ごしください。
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