茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

禅の七事

2006-05-02 22:33:42 | 七事式
 七事式策定の元とされた禅の七事には、精神的内容を示す“内の七事”と、禅僧の修行に必要とされる七つ道具を示す“外の七事”が規定されています。この外と内の七事は「碧巌集」の注釈書「種電抄」12巻の中の2巻第15則に“具七事随身可以同生同死”(七事を具して身を随えて、以って同生同死す可し)書かれています。

内の七事とは
① 大機大用(たいきだいゆう)
② 機弁迅速(きべんじんそく)
③ 語句妙霊(ごくみょうれい)
④ 殺活機鋒(さっかつきほう)
⑤ 博学広覧(はくがくこうらん)
⑥ 鍳覚不昧(かんかくふまい)
⑦ 隠顕自在(おんけんじざい)

外の七事とは
① 拄杖(しゅじょう)
② 拂子(ほっす)
③ 禅板(ぜんぱん)
④ 几案(きあん)
⑤ 如意(にょい)
⑥ 竹箆(しっぺい)
⑦ 木蛇(もくだ)

 言葉だけ羅列されてもよくわからないと思います。詳細は追って。

 「碧巌集」とは北宋初期の僧雪竇重顕が古来の禅録の中から公案百則を選び、韻文のコメント(頌)を付した『雪竇頌古』に、北宋晩期の圜悟克勤が解説・論評を加えたもの。「宗門第一の書」といわれる禅の教本で、日本の禅に測り知れない影響を与えたといわれる。
 いつか読んでみる価値がありそうです。(とっても難しそうですがー、途中で厭きないか今から心配です)

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2 コメント

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碧巌集 (albireo)
2006-05-06 11:04:41
「碧巌集」は、岩波文庫版では「碧巌録」となっていますね。どうも、両方の書名があるようです。

僕も、確か岩波文庫版を持ってはいる筈ですが…。

禅の言葉は、解説なしではとても難しいので、僕はよく「一日一禅」という講談社学術文庫から出ている、秋月龍さんという禅僧の書かれた本を読んでいます。

その本には、碧巌録の言葉にも、かなりのページを割いていますから、そういう本から入って見るのもいいかも知れませんね。

もっとも、僕はそこから先へ進めないでいますが…。
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碧巌集 (m-tamago)
2006-05-07 21:10:30
albireoさん、いい本を教えて下さってありがとうございます。一日一禅から、始めてみます。

それにしても禅の世界は難しいでしょうね。。。。

また色々教えて下さい。

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