雨と風と快晴と 2.0

個人の勉強とPCライフに役立つツールをめざすブログ。
個人としてはWebクリエイターとして活躍中(?)。

怪笑小説

2004年12月11日 | 趣味事
怪笑小説 東野 圭吾 (1995) 読了。

ミステリー作家 東野圭吾氏のショートショート。

しかし、今回に作品はミステリーではない。

人間の暗い部分を上手く描いたクスッと笑える短編集。


特にお気に入りは、「超たぬき理論」「あるジーサンに線香を」の2作品。

前者はUFOは狸であると言い切るたぬき研究家の超論理に、こちらまで納得させられてしまう面白さである。

そして後者。

この題名の響きの通り「アルジャーノンに花束を」のパクリで、老人が若返ると言う話。

原作そのままに綴られ、主人公の心の動きがとてもよく現れている。


この人、ミステリーだけでなく、やっぱりすごい人だ。


現在、49冊。

いよいよ後1冊。