日曜日。正午に目覚ましが鳴って起床。だって、アクリル画のワークショップ第1日目だから寝
坊して遅刻したら嫌だもの。起きてみたらかなりの風が吹いていて、しかも雨。困るなあ、持って
いく荷物がどさっとあるのに・・・。
午後1時を過ぎて、ちょっと本格的な雨になって来たので、ゆうべ2つのバッグに詰めてあった
物を全部出して、ジッパーが着いている大きなトートバッグに移した。これならぬれなくて済みそ
うだけど、絵の具箱は重いし、ジェッソだのバーニッシュだのメディアムだのと半液体のものが多
くて、そこへカンバスやらパレットやら何やらと入れたら、いやっ、重~い。感謝祭のメタボ七面
鳥よりも重いから、10キロ近くはあるだろうな。これを担いで雨の中をよろよろと行くのか・・・と、
何となくため息をついていたら、カレシが車が外に置きっぱなしだから送ってあげるといってくれ
た。学校と言っても、我が家からカレッジA棟の南側にある教室まではせいぜい300メートルと
いう近さなんだけど、トートバッグをよっこらしょと肩にかけると、うう、重いなあ。
生徒はワタシを含めて6人。男性2人、女性4人。アジア人が3人で、白人が3人。教室の後ろに
あるイーゼルをそれぞれに持って来て、アトキンソン先生のテーブルを囲むように配置したテー
ブルに道具を並べて、筆洗に水を入れて、準備完了。各自の自己紹介から始まる。ワタシのと
なりはイギリス訛りのあるウェンディ。職業は映画撮影のマイクの操作監督。バンクーバーはハ
リウッドの映画やテレビ番組の撮影が多いから、そういう珍しい仕事もあるんだな。フリーランス
の自営ということで意気投合。ひと回りしたところで、半分が初めてということでまずは道具の簡
単な説明。その後で、とりあえず描き始めようということになって、先生が貝殻を3個ずつ配って
回る。深く考えずに見えるがままを描きなさい。(考えずにと言われても・・・。)所要時間は5分。
ええっ、5分?!
それ~っと5分で描き上げたのが、これ↓
題して「3つの貝殻」。縦にしても横にしても貝殻には見えっこないなあ。みんなのはスタイルこ
そ違ってもちゃんと貝殻に見えるのに、ワタシのはカラフルな渦巻き。でも、先生の評は「貝殻の
特徴を良く捉えている」。あはは、ワタシは渦巻きを描くのが好きなの。というよりは、実は具象
画が大の苦手。だから、デッサンもかなり苦手。たまにはやるけど、目に見える通りには描けな
いから、中学の美術の時間にやらされた胸像のデッサンなんか似ても似つかない人物の顔に
なっていた。(これでも小学校時代は子供絵画展みたいなのに何度か入選したんだけどなあ。)
色彩だって、寒色、暖色の見分けが何となくつく程度で、補色、反対色といったことはまだよく理
解できていないから、適当に絵の具を混ぜてみて、気に入った色を使っているようなところがあ
る。このあたりは極楽とんぼ亭のシェフの流儀に似ているな(あたりまえだけど)。だから、もう少
し基本的な知識やテクニックを学ぼうということなんだけど、さて・・・。
カレシが「モデルになってあげてもいいよ」と言うけど、やめておいた方が良さそうな。ピカソの絵
のようになってしまうかもしれないよ。ひょっとしたら、昔のロバート・レッドフォードの写真を見な
がら描いたら、あんがいカレシの肖像のように見えるかもしれないな(まさか)。ま、ワタシのスタ
イルはあくまでも門前の小僧が覚えたお経をラップで唱えてみるようなもので、絵の具だらけに
なるのが気分がスカッとしてすごく楽しい。そこそこに才能があればまともな作品ができるだろう
けど、他人にああだこうだと批評されることが多くなる。だけど、へた過ぎればみんな唖然として
何も言わない(言えない?)から、せっかくの自己満足に水を差されることがない。つまり、へた
はへたなりの流儀でやればいいのが、「へたの横好き派」に属する極楽とんぼ流画道の楽しさ
なんであって、だからやめられないんだなあ、もう。
坊して遅刻したら嫌だもの。起きてみたらかなりの風が吹いていて、しかも雨。困るなあ、持って
いく荷物がどさっとあるのに・・・。
午後1時を過ぎて、ちょっと本格的な雨になって来たので、ゆうべ2つのバッグに詰めてあった
物を全部出して、ジッパーが着いている大きなトートバッグに移した。これならぬれなくて済みそ
うだけど、絵の具箱は重いし、ジェッソだのバーニッシュだのメディアムだのと半液体のものが多
くて、そこへカンバスやらパレットやら何やらと入れたら、いやっ、重~い。感謝祭のメタボ七面
鳥よりも重いから、10キロ近くはあるだろうな。これを担いで雨の中をよろよろと行くのか・・・と、
何となくため息をついていたら、カレシが車が外に置きっぱなしだから送ってあげるといってくれ
た。学校と言っても、我が家からカレッジA棟の南側にある教室まではせいぜい300メートルと
いう近さなんだけど、トートバッグをよっこらしょと肩にかけると、うう、重いなあ。
生徒はワタシを含めて6人。男性2人、女性4人。アジア人が3人で、白人が3人。教室の後ろに
あるイーゼルをそれぞれに持って来て、アトキンソン先生のテーブルを囲むように配置したテー
ブルに道具を並べて、筆洗に水を入れて、準備完了。各自の自己紹介から始まる。ワタシのと
なりはイギリス訛りのあるウェンディ。職業は映画撮影のマイクの操作監督。バンクーバーはハ
リウッドの映画やテレビ番組の撮影が多いから、そういう珍しい仕事もあるんだな。フリーランス
の自営ということで意気投合。ひと回りしたところで、半分が初めてということでまずは道具の簡
単な説明。その後で、とりあえず描き始めようということになって、先生が貝殻を3個ずつ配って
回る。深く考えずに見えるがままを描きなさい。(考えずにと言われても・・・。)所要時間は5分。
ええっ、5分?!
それ~っと5分で描き上げたのが、これ↓
題して「3つの貝殻」。縦にしても横にしても貝殻には見えっこないなあ。みんなのはスタイルこ
そ違ってもちゃんと貝殻に見えるのに、ワタシのはカラフルな渦巻き。でも、先生の評は「貝殻の
特徴を良く捉えている」。あはは、ワタシは渦巻きを描くのが好きなの。というよりは、実は具象
画が大の苦手。だから、デッサンもかなり苦手。たまにはやるけど、目に見える通りには描けな
いから、中学の美術の時間にやらされた胸像のデッサンなんか似ても似つかない人物の顔に
なっていた。(これでも小学校時代は子供絵画展みたいなのに何度か入選したんだけどなあ。)
色彩だって、寒色、暖色の見分けが何となくつく程度で、補色、反対色といったことはまだよく理
解できていないから、適当に絵の具を混ぜてみて、気に入った色を使っているようなところがあ
る。このあたりは極楽とんぼ亭のシェフの流儀に似ているな(あたりまえだけど)。だから、もう少
し基本的な知識やテクニックを学ぼうということなんだけど、さて・・・。
カレシが「モデルになってあげてもいいよ」と言うけど、やめておいた方が良さそうな。ピカソの絵
のようになってしまうかもしれないよ。ひょっとしたら、昔のロバート・レッドフォードの写真を見な
がら描いたら、あんがいカレシの肖像のように見えるかもしれないな(まさか)。ま、ワタシのスタ
イルはあくまでも門前の小僧が覚えたお経をラップで唱えてみるようなもので、絵の具だらけに
なるのが気分がスカッとしてすごく楽しい。そこそこに才能があればまともな作品ができるだろう
けど、他人にああだこうだと批評されることが多くなる。だけど、へた過ぎればみんな唖然として
何も言わない(言えない?)から、せっかくの自己満足に水を差されることがない。つまり、へた
はへたなりの流儀でやればいいのが、「へたの横好き派」に属する極楽とんぼ流画道の楽しさ
なんであって、だからやめられないんだなあ、もう。
>適当に絵の具を混ぜてみて、気に入った色を使っているようなところがあ
る。このあたりは極楽とんぼ亭のシェフの流儀に似ているな
それがlyraさんの持って生まれた才能なのではないかな?なんて生意気な事を思います。他の人が思いつかない、lyraさん独自のもの。
多才な人は、楽しみが多いぶん、人生も輝きますね!
うちの左利きの息子にも、何か一つでいいから得意なことが見つかればいいなと思います。
ほんとはみんなと同じことを同じように出来ないだけなんですけど、それが私の「独自」のものですもんね。
まあ、みんな多かれ少なかれそうだとは思うんですけどねえ。だって、そうでなかったら芸術なんて発達しなかったのではないかと思うんですよね。
息子さん、絵を描くのに興味はありそうですか?芸術には学歴や知能は関係ないと思います。逆に邪魔になることがあるのではないかと思うんですけどね。山下清は知的障碍者でしたが、残した作品はすばらしいです。
これからも勝手流で行きま~す!
息子は自閉症でも受動型だと思いますので、これがやりたいっていう強い欲求が無いんです。
何か夢中になれる事、楽しめる事があると、生きるのがもっと楽しくなると思うんです。人と違っても好きな事が自信につながるかな?とも・・・
息子は、絵にはそんなに興味が無いみたいですね。音楽が好きですが、聴覚過敏があるのでなかなか難しいです。
のんびりあせらず、一緒に息子の「好きな事」を見つけていきたいです。