LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

クライマーズ・ハイ

2009年05月19日 | 映画

 映画「クライマーズ・ハイ」を観た。何が良かったって? そりゃー境雅人の演技ですよ。他社に聞かれまいとして小声ながら押し強く、リアルな県警キャップ像を演じる。ココだけ何回も見たいほどだ。要するにかっこいいのである。後で調べたのだがNHKの「篤姫」にも徳川家定役で出ていたという。そういえばちらっと見たような記憶も。知らなかったのは俺だけか。なんといっても顔がいい。笑顔の中に悲しみや怒りを入れられる役者。
 映画の方だが、原作者横山秀夫が上毛記者時代に遭遇した日航機墜落事故をめぐる地方新聞社をモデルにしたお話。地方新聞社がリアルに描かれてるのだろうな、きっと。あの地方紙はどこだ。当然ながら実在しない。地方紙の社長ってあんなんだろうか。記者はあんなに特ダネを欲しがるのか。編集局はいつもあんなにやり合っているのか。主役の日航全権デスク、似合わないと思う。あまりにも下品な販売局長。小さな会社で少し権力を持った、ちいさな人間の性(さが)を描く。くわばらくわばら。

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