芸能花舞台(NHK教育)
〈世阿弥の再来〉とまで言われて、今現在の能楽界にも広く深く影響力を残している観世寿夫の特集。実際には一度も舞台を見たことのない人だから、興味津々。
研究者の増田正造とシテ方の野村四郎をゲストに迎えて、仕舞「海士」」、能「俊寛」、「井筒」の映像が一部放映された。
一部だけなので、そのすごさが本当にわかったかと言われると、ちょっと疑問。なるほど、いいなぁとは思うけれども、彼の死が能の死だとまでの実感を抱くのは無理。
むしろ、ギリシャ悲劇「バッコスの信女」のほうが、おお、すごいなぁと感じさせられたりもして。
45分間では物足りなかった。
以下、資料用メモ。
(「重要無形文化財(総合認定)を辞退」って、どういうことだろう?)
1925(T14)11月12日七世観世銕之丞雅雪の長男として生まれる。
1949(S24)東京文理大学で能勢朝次教授「世阿弥の能楽論」を聴講
1952-57(S27-32)世阿弥伝書研究会
1962(S37)フランス政府招聘芸術留学生としてジャン=ルイ・バローに
演劇を学ぶ
1965(S40)重要無形文化財(総合認定)を辞退
1971(S46)<冥の会>第1回公演「オイディプス王」で主役、
以後ギリシャ悲劇・現代演劇に取り組む。
1974(S49)「野宮」の演技で芸術祭最優秀賞受賞
1978(S53)12月7日 永眠
〈世阿弥の再来〉とまで言われて、今現在の能楽界にも広く深く影響力を残している観世寿夫の特集。実際には一度も舞台を見たことのない人だから、興味津々。
研究者の増田正造とシテ方の野村四郎をゲストに迎えて、仕舞「海士」」、能「俊寛」、「井筒」の映像が一部放映された。
一部だけなので、そのすごさが本当にわかったかと言われると、ちょっと疑問。なるほど、いいなぁとは思うけれども、彼の死が能の死だとまでの実感を抱くのは無理。
むしろ、ギリシャ悲劇「バッコスの信女」のほうが、おお、すごいなぁと感じさせられたりもして。
45分間では物足りなかった。
以下、資料用メモ。
(「重要無形文化財(総合認定)を辞退」って、どういうことだろう?)
1925(T14)11月12日七世観世銕之丞雅雪の長男として生まれる。
1949(S24)東京文理大学で能勢朝次教授「世阿弥の能楽論」を聴講
1952-57(S27-32)世阿弥伝書研究会
1962(S37)フランス政府招聘芸術留学生としてジャン=ルイ・バローに
演劇を学ぶ
1965(S40)重要無形文化財(総合認定)を辞退
1971(S46)<冥の会>第1回公演「オイディプス王」で主役、
以後ギリシャ悲劇・現代演劇に取り組む。
1974(S49)「野宮」の演技で芸術祭最優秀賞受賞
1978(S53)12月7日 永眠
それにしても、今回のNHKのキャッチコピー
の「世阿弥の再来」はいただけません。
客寄せの大言壮語ですよ。
誰が、世阿弥を見たのですかね。
このコピーの震源地は、増田さんあたり
と聞いていましたが、まさに番組にご本人
出演でしたか。
他にも、すごいコピーありますよ。
関根祥人師は若い時、寿夫の再来と言われた
らしいです。
とすると、三段論法からいうと、
祥人師は世阿弥の再来です。
官休庵の若宗匠が利休の再来というのも、
テレビ東京「たけしのピカソ」で言われて
いました。
なんだか、また汚しているようでゴメンナサイ
寿夫さん私も見ていません。
ビデオ井筒は何度か見ましたが、生とビデオ
の差は埋めるべくも無く、やや厳しいです。
CDは聞惚れるのですがね。
たしかに、お能はライブのもので、それはつまり「見ているわたし」の存在が大きく影響するからなんでしょうね。
観世寿夫、たしかに気になるのでこんな機会があったらまた拝見したいと思いますけれども、やっぱり、今、目の前で舞ってくれる役者さんを大切にしたいです。
「今、ここ」ですね。
前と同じと、前とは違う、の部分が入り交じっているから、何度も見たり、聞いたりするんです。
故人のお舞台を映像で拝見する機会が増えましたが、
観るたびに違うところに気付く面白さはありますね。
ただ、やはり今、目前の一瞬に勝るものなし。
拝見する側の「時々の初心」に応じた見方こそが、
その人を育てるのだと思います。
それでなければ、お能が「団菊じじい」のものに
なってしまいそうで……笑
今回のVTRだけの感想だって、悪い言い方をすれば
「俊寛」はリアルな芝居、「バッコス」は勧進帳の六方みたいと、
いえなくもなかったし。笑
昨日は、美術館そして散歩で、疲れて寝てしまい、
結局、寿夫さんの番組を見ることができませんでした。私にはご縁の無い方なのかも知れないです。
ところで、やはり、宜しくない書き込みでした。
削除していただきたいほどです。
可能ならば。。。。
ところで、何年か前に早稲田で寿夫さんを偲ぶ
シンポジウムがあり、個人的ですが他の聴衆の
方にエライ感心した思い出があります。
今度、ゆっくり書こうと思います.
大丈夫です。>多聞さん
ビデオ鑑賞については、いろいろな見方がございますね。
あえて生の舞台を拒否する気持ち。