月扇堂手帖

観能備忘録
あの頃は、番組の読み方さえ知らなかったのに…。
今じゃいっぱしのお能中毒。怖。

祇王の小径

2013年03月26日 | 今様
祇王の小径オープン プレス発表会(京都・祇王寺)

 

祇王寺の門前が整備され、竹林を逍遙できるような素敵なスペースができた。
お土産物をさがすこともできるし、お抹茶を一服いただくこともできる。
この〈祇王の小径〉オープンを翌日に控え、プレスをご招待するにあたり、今様謌舞楽会で歌と舞を添えさせていただいた。(わたしはただの野次馬)。

曲は、「万劫年経」と、「嵯峨あはれ」。
後者では、二人の白拍子が祇王と仏御前の心で舞う。

祇王寺は、「平家物語」によれば、清盛の寵愛を失った白拍子、祇王と祇女が母とともに隠れ住んだところ。
そこへ清盛の愛を奪った仏御前も明日は我が身とやってきて、四人の女性が身を寄せて暮らした。

このシチュエーションは乙女心にぐっとくる。修学旅行で京都へ来たとき、ここだけは好きだった(先生と敵対していて、ずっとふてくされていたので、他はあまりきちんと観光した記憶がない)。

 

ひっそりした門に趣があり、庭の苔は輝いている。
駆け足でだがお詣りできてよかった。
月末に「祇王」というお能を見るので、ここで気分を高めておきたかったのだ(^_^)。

素敵なお土産物もたくさん並んでいて、お客さんのまだ来ない間、白拍子たちもきゃーきゃー言ってあれこれ購入しておりました。


これは、〈白拍子〉という名の麩焼菓子。千本玉寿軒製。美味しゅうございます。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (嫦娥)
2013-03-31 18:09:04
ありがとうございました。
楽しかったですね。
野次馬どころか、影のプロデューサーぽかったです(#^.^#)
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最近 (月扇堂)
2013-04-01 00:17:05
貫禄ばっかりついちゃって(>_<)
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