一部の人には届いてるかもしれませんが
会社でメルマガはじめました。
こんなネタかきましたので転載しやす。
トレンドレポート ~mixi、セカンドライフ、その次は何だ?~
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●現代版わらしべ長者の誕生
一本の赤いクリップを元手に最終的に1年かかって一軒の家を手に入れた「現
代版ネットわらしべ長者」。昨年7月、カナダの26歳のフリーターの青年が
達成し、大きな話題になりました。
その影響なのかどうなのかはわかりませんが、今年に入って日本でも物々交換
サイトが少しずつ増え始めていること、お気づきでしたか?
メルマガ初回の今回は、新しいサービスとして徐々に増え始めている物々交換
サイトの現状と今後について触れてみたいと思います。
●新しい流通形態のネット化
今年3月にyahooがβ版としてスタートさせた「yahoo!なんでも交換」
( http://koukan.yahoo.co.jp/ )。基本的には物々交換にまつわる三行広告サ
イトなのですが、「MP3オーディオプレイヤーを大徳川展のチケット2枚と交換
してください」といったような、かなりマッチング難易度の高い書き込みが見
受けられるなど、まだまだ過渡期であることが伺えます。
もう少し活性化しているのが、CDやDVDなどソフト関連の物々交換に絞っ
たトレードサイトです。中でも比較的しっかりと運営されていそうなのが「ト
レード・ミー」( http://trade-me.jp/ )「トリカル」( http://trical.jp/ )
に代表されるCD交換サイト。このあたりはいろいろ登場していますが、無料
キャンペーン継続中とかで、どこもまだ試験段階。
このような中、7月にスタートした本の物々交換サイト「ビブリー」
( http://www.bibuly.com/ )は頭ひとつ抜け出た感を持っています。コレクシ
ョンを自慢したくなるような書棚のインターフェイス。シンプルなユーザビリ
ティ。9月末時点での本の登録数は35,000冊、トレード回数は述べ1,700回と、
それなりに活用されているみたいです。最近ではゲーム、DVDの交換もでき
るようになり、今後が楽しみなサイトのひとつ。ただ、エスクローサービスが
実装されていないなど多少不安な要素が残っていて、改善の余地もまだ残され
ています。
10月末にスタートした「roomono」( http://roomono.com/ )は、「yahoo!なん
でも交換」同様、なんでも対象にしているサイトで、物々交換というよりはフ
リマに近い仕様でしょうか。ビブリー同様リッチインターフェースで演出され、
物珍しさでは際立っていますが、初心者には仕組みが難解かもしれません。
●物々交換サイトの課題
これら、まだ始まったばかりの物々交換サイトですが、大きな問題も顕在化し
はじめています。
CD交換サイトの中で比較的活性化していた「diglog」( http://dig-log.jp/ )
が、データ供給元であるAmazon社からの供給を打ち切られ、先月サービス停止
へ。このように物々交換サイトのほとんどは商品情報表示の際にAmazonなどの
サイトデータを参照しているため、データ供給元の意向に左右されてしまう弱
さを持っています。音楽業界からAmazon社に圧力がかかったのかどうかわかり
ませんが、かつてのレンタル業界とレコード業界とで争った問題が、物々交換
仲介サービスにも同じように横たわってくるのかもしれません。
次に、収益面。手数料モデル、広告モデル、課金モデルのいずれかもしくは組
み合わせで事業収益をめざすことになりますが、利用者が少ない現状では、し
ばらくはSNS黎明期同様、我慢の日々が続くことが予想されます。
近い将来、日本でも現代版わらしべ長者は生まれてくるのでしょうか?
1997年の楽天に代表されるネットショッピングプラットフォームの登場。1999
年のyahoo!オークションに代表されるネットオークションプラットフォームの
登場。この2大流通手段の登場と同じくらいの可能性を秘めている物々交換プ
ラットフォーム。その成否はいかに! どちらにしろ、しばらくは目が離せな
いサービスと言えるかもしれません。
lucky@物々交換にだされないよう頑張ります
な~んちゃって。
ではまた。