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暇人のお気楽日記

ほぼ、観た映画の感想、たまに日常の諸々。

クローサー

2006-02-28 11:11:45 | 映画・カ
2004年 (米)←イギリスかと思ってた・・・

監督 マイク・ニコルズ Mike Nichols
出演 ジュリア・ロバーツ Julia Roberts アンナ
   ジュード・ロウ Jude Law ダン
   ナタリー・ポートマン Natalie Portman アリス
   クライヴ・オーウェン Clive Owen ラリー

>ストーリー
 小説家志望のジャーナリスト、ダンはある日ロンドンの街中で、ニューヨークからやって来たばかりの若いストリッパー、アリスと出会う。恋に落ちた2人は間もなく同棲を始める。1年半後、ついに処女小説の出版が決まったダンは、訪れた撮影スタジオでフォトグラファーのアンナに一目惚れしてしまう。彼女もダンに惹かれていたが、アリスとの同棲を知って身を引くことに。半年後、“アンナ”になりすましチャットでいたずらをするダン。ニセの“アンナ”につられて、水族館のデートに現われた医師ラリーだったが、彼は偶然そこで本物のアンナと出逢う…。(all cinemaより)

>感想
 公開時のコピーが『カラダを重ねるたび、唇が嘘を重ねる。』という何だかとっても色っぽいコピーです。
 始めの出会いはダンとアリス、それから1年半後にダンとアンナが出会い、更に半年後にアンナとラリー。4人がくっついたり離れたりを繰り返す大人の恋愛物語ですね。でも私にはちょっと理解しがたい内容だな- (^^;;
 一緒に暮らしているアリスがいながら、アリスはキープしつつアンナに手を出すダン。結婚していながら、フラフラとダンとの不倫に堕ちて行くアンナ。この二人の気持ちがまーったく理解不能の私です (-_-;;
 ストリッパーなんて仕事をしているけれど、根は一途で情の深いアリスは傷ついて出て行く。当たり前よね!
 プライドを傷つけられたラリーはアンナを取り戻すべく知恵を巡らせ、アンナとダンに罠をしかける。このラリー、医者のくせに下品ですごく嫌な印象ですが、こんな裏切りにあえば仕方ない気がします。でも冷静に考えると、取り戻したところで、ラリーとアンナは完全に元の状態には戻れないですよね? どっちも不幸な気がする・・・。
 映画の内容は好きではないのですが、アリスを演じたナタリー・ポートマンにすごく惹かれました。ダンはアリスを子供だと思っているのですが、この4人の中で一番大人で、まともな感覚をもっていた気がします。一途に一人の人を愛し、思う程の思われない切なさに陰で泣く。愛する人をまっすぐに見つめ、愛情が冷めればきっぱり別れる。どこまでも自分に正直に生きるアリスをナタリー・ポートマンがとてもステキに演じていました。
 あとクライヴ・オーウェンの下品で嫌な感じの男性を上手く演じています。こんな奴きらいだー!とほとんどの女性が思った事でしょうね。イメージは悪いですが、演技が上手かったという証でしょう。
 クライヴ・オーウェンとナタリー・ポートマン、ゴールデン・グローブ賞をとるだけのことはある、迫真の演技でした。(^_^)
 映画の内容は好きになれないけど、この二人を観るだけでもこの映画を見る価値はあったと思います。

50回目のファーストキス

2006-02-20 15:07:47 | 映画・カ
2004年(米)

監督 ピーター・シーガル
出演 アダム・サンドラー
   ドリュー・バリモア
   ロブ・シュナイダー
   ショーン・アスティン
   ダン・エイクロイド


>感想
 ドリュー・バリモアのキュートな魅力満載です♪ かわいいのなんのって w(^o^)w
 事故の後遺症で、眠るとその日の記憶が消えてしまうルーシー(ドリュー)と、その彼女を毎日あの手この手で気を惹こうとするヘンリー(アダム)。上手く行く時もあればフラレる時もある。でもめげずに明日リベンジと言っては毎日告白を繰り返す。シリアスにも描けるこの恋をコメディタッチで描いて笑わせてくれます。物語の舞台となるのがハワイというのも映画の雰囲気にピッタリ♪ 常夏の島にふさわしく、陽気で情熱的! ヘンリーの情熱に動かされて回りの人々が変わっていくのも自然だし、ヘンリーの勤める水族館のセイウチやペンギンがかわいらしい演技を披露して映画を盛り上げてくれます。ルーシーを傷つけないように、毎日同じ事を繰り返す父親と弟。毎日ケーキを食べシックスセンスを観ては(これって拷問にちかいかも(^^;;)、ルーシーが寝た後元の状態に戻す。それを一年も続けてるという根性には頭が下がります。それに協力しているカフェのスーとニック。この二人がまたいい味だしているんだなー! ヘンリーを応援する友人ウーラ、ちょっと変だけどひょうきんなおじさん。皆心の温かいいい人ばかり。ラストシーンも素敵な終わり方をしてくれます。思わずニッコリしてしまいました。
 この映画、ハッピーエンド好きには超オススメ☆ v(^o^)v

クラッシュ

2006-02-12 13:12:13 | 映画・カ
昨日観に行ってきました!
待望の『クラッシュ』
泣いた泣いた!

感想はネタばれまくりなのでご注意ください。(笑)
公式サイトにストーリーが書いてあるのでいいよね?

>感想
 高速道路の交通事故現場の横で、黒人刑事グラハムが偶然見つける黒人青年の死体・・・。そこから前日へとさかのぼり、物語が進行していきます。
 始めは次々と何のつながりもなく出てくる登場人物たち。場面がどんどん変わって行くので、何がなんだかわからない。でも観終わってから考えてみると、ここでロスという街の忙しない雰囲気と危険性を表現していたのだと思います。前半は黒人や移民してきた人々に対する露骨な人種差別が出てきます。
 強盗を撃退するための銃を買いにきた雑貨屋の店主ペルシャ人の父ファハド(ショーン・トーブ)と娘ドリ(バハー・スーメク)。それをイラク人だと思って罵る鉄砲店の店主。ドリのおかげで何とか銃を手に入れる。しかし、あまり英語の話せないファハドは、自分の店の鍵の修理をしにきた鍵屋ダニエル(マイケル・ペニャ)のドアを修理しないと直らないという忠告にまったく耳を貸さない。別の場所では、黒人青年アンソニー(リュダクリス)とピーター(ラレンツ・テイト)が、地方検事リック(ブレンダン・フレイダー)とその妻ジーン(サンドラ・ブロック)から車を奪い取り逃走する。銃を突きつけられておびえたジーンは、その夜自宅の鍵を交換に来たスキンヘッドに刺青をしているダニエルを見て、彼は信用できないから翌朝もう一度鍵を交換してと夫に訴える。それを聞いていたダニエルは怒りながらも仕事を終えて、自宅へ戻る。自宅では天使のようにかわいらしい娘ララが、銃声が聞こえたと言ってベットの下に隠れている。ダニエルはララに、昔妖精からもらった何も通さない透明マントを着せて寝かしつける。また別の場所で、白人のベテラン警官ライアン(マット・ディロン)と新米警官ハンセン巡査(ライアン・フィリップ)がパトロール中に、テレビディレクターのキャメロン(テレンス・ハワード)と妻のクリスティン(サンディ・ニュートン)という裕福な黒人夫妻の車を止め、2人を車から降ろし、ライアンが銃やナイフの所持を調べるフリをしてクリスティンの体をまさぐる。理不尽な屈辱に涙を浮かべる夫妻。若く純粋なハンセン巡査はライアンに意見するが取り合ってもらえず、上司にコンビを替えてくれと申し出る。
 この映画に、主人公というものは存在しないと思います。しいて言うなら、これら全ての登場人物が主人公です。皆、恐れ、傷つき、怒りを感じている。他民族が住み貧富の差の激しいアメリカという社会が抱える問題を、露骨な人種差別の言葉も使いながら表現しています。人種による差別など受けたことがない私でも、その怒りや悔しさが十分伝わってきました。
 でもこの映画に根っからの悪人は出てきません。あのライアン警官でさえ、自宅で体の不自由な父親を介護している。その疲れからいつもイラつき、はけ口を求めてあんなことをしてしまっているのです。後半、ライアン警官は事故で横転した車の中に閉じ込められたクリスティンを命がけで救出します。車の中で始めは激しく抵抗したクリスティンも、救出された後は泣きながら何か言いたげに去っていく。
 この辺から目がウルウルして、後は泣きっぱなしの私。。。
 ファハドが朝、店に行くと強盗に店中を荒らされているのを発見する。ダニエルにドアを直せと言われたのに、その忠告を聞かなかったという理由で保険もおりない。ファハドはその怒りの矛先をダニエルに向け、銃を手にダニエルの家に向かう。そして帰宅したダニエルに銃を向けるが、そこへ、ダニエルの娘が『パパは透明マントを着ていないのよ』と飛び出してくる。銃声が鳴り響いた時、観ている私も心臓がキュッと縮まるような緊迫感がありました。娘を抱きしめて絶叫するダニエルと、泣き崩れる妻。呆然とするファハド。が、次の瞬間、これを観ていた誰もが、娘ララは天使に見えたと思います。一緒に観に行った友人が、「子供と動物には誰も勝てないっていうじゃん」と言っていましたが、その通り!誰も勝てませんね♪
 母親を愛し、尽くしているのに報われない黒人刑事グラハム。いつも自分が何でこんなに怒っているのか分からないままイライラしているジーン。人として当たり前のモラルと優しさを持っているハンセン巡査。なのに、犯罪の穴に堕ちてしまう。。。
 沢山の人々が登場し、誰もがすばらしい演技を見せてくれましたが、中でも光って見えたのは、マット・ディロンですね。始め吐き気がするほど嫌な奴に見えたけど、後半はそれをいい所も悪い所もある人間味あふれる人物というイメージに変えてしまいました。
 役柄的に、よかったのはマイケル・ペニャ。強面の外見とは裏腹に人種差別に苦悩しながらも、愛する家族を守る優しい父親役を見事に演じてました。子供を抱きしめて絶叫するシーンはとても印象深かったです。
 もう一人、役柄的にも光っていたのがライアン・フィリップ。ハンセン巡査はこの後どうなるのだろうか?とても気になる終わり方をしています。でも、きっと、彼はモラルも優しさもある人だから良心の呵責に耐えかねて、いずれは自ら罪を告白するのではないでしょうか?そう思うのは私だけかな?

 この映画、アカデミー賞6部門にノミネートされているにもかかわらず、日本で上映する映画館が少ないので、日本人にはわかりにくい映画なのかと思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。とても感動しました。劇場もかなり混んでいたので、どうしてもっとあちこちで上映しないのか不思議でなりません・・・。なんでだろー? (?_?)

きいてほしいの、あたしのこと

2006-02-06 16:42:45 | 映画・カ
2004年 (米)

監督 ウェイン・ワン

出演 オパール…アンナソフィア・ロブ
   牧師(オパールの父)…ジェフ・ダニエルズ
   グロリア…シシリー・タイソン
   オティス…デイヴ・マシューズ
   ミス・フラニー…エヴァ・M・セイント

>ストーリー
10歳の少女オパールは、3歳のとき母親に家出され、父親と2人でフロリダの小さな町に引っ越してきた。ある日、スーパーで買い物中にお店の中を逃げ回るのら犬と出会った。臭くて汚いけれど、にかっと歯を見せて人なつこく笑う犬。オパールはたちまち心を奪われ、保健所に連れていかれそうになったその犬を自分のものだと言い張り、そのまま飼う事を心に決める! スーパーの店名にちなんでつけた名前は『ウィン・ディキシー』。
ウィン・ディキシーには、笑うこと以外に、もうひとつ特技があった。それは人の話にじっと耳をかたむけること。だから、孤独だったオパールは心の丈をうち明けることができたし、新たに出会った人たちから思いがけない話を聞くこともできた。そればかりではない。何年も前に家出した母のことをけっして口にしなかった父も、愛嬌者で聞き上手のウィン・ディキシーにほだされて、オパールに少しずつ母の人となりを語りはじめるのだ。

>感想
『きいてほしいの、あたしのこと ~ウィン・ディキシーのいた夏』という長いタイトルです。表紙の犬に惹かれて観たのですが、小型犬かと思ったら、大型犬だったのが意外でした。(^^;;
 引っ越し先で友達も出来ず、孤独だった少女オパールがある日であった犬。オパールはその犬が保健所に連れて行かれそうになったので慌てて自分の犬だといい、その場でウィン・ディキシーという名前をつける。この名前、その時いたスーパーの名前なんです。でもこの付け方も自然で面白い。こういう子供や犬が主人公の映画は大抵、プッと笑ってしまうシーンが沢山織り込まれていますね。この映画もそういうシーンが多かったです。実際の撮影では2匹の性格の違う犬が出演していたそうです。いたずらっ子と警戒心の強いおとなしい子。暴れるシーンではいたずらっ子の方が出演して、情感を出すシーンはおとなしい方の子で撮影したそうです。そっくりなので、2匹が演じてるなんて気付きませんでした。また、このウィン・ディイシーという犬が見せる笑顔がいい♪ 良いところで唇の端を上げて、にっこりと笑顔を見せてくれます。このタイミングが絶妙なんだなー o(^o^)o アカデミー賞に動物部門があったら『主演動物賞』をあげたいくらいです。
 ストーリーは単純ですが、登場人物がそれぞれ個性的で、魅力的です。わたしはペットショップのオティスという店員がお気に入り。このオティス役のデイヴ・マシューズ、繊細で優しそうな雰囲気がはまっていました。オティスがギターを弾くと、ペットショップの動物達が聞き入ってるんです。この店の中だけおとぎの国のような雰囲気になっていて、この映画を盛り上げています。
 動物好きな人にはお薦めの映画です♪

きみに読む物語

2006-02-06 16:14:42 | 映画・カ
2004年(米)

監督 ニック・カサヴェテス
出演 ライアン・ゴズリング
   レイチェル・マクアダムス
   ジーナ・ローランズ
   ジェームズ・ガーナー
   ジョーン・アレン

>感想
 この映画を思うとき、まず思い出すのがCMで語られる詩のような言葉と白鳥のいる美しい風景です。
  
  365通の手紙。
  白鳥の棲む湖。
  あの雨の朝の匂い。
  想い出が少しずつ、きみからこぼれてゆく。
  だから・・・・
  きみが想い出すまで、ぼくは読む。

  私は、どこにでもいる、平凡な人生を歩んできた男だ。
  しかし、ひとつだけ誰にも負けないものがある。
  私には、全身全霊で愛し続けた人がいる。
  その想い出だけで、私は充分だ・・・・

 この詩のような言葉と美しい映像にすごく惹かれます。映画の内容にふさわしく、美しいくてしっとりとした情感が表現されていて、とても印象に残りました。

 痴呆の老人女性アリー(ジーナ・ローランズ)に物語を読み聞かせる老人男性デューク(ジェームズ・ガーナー)。わずかな時間でも思い出してもらいたくて、何度も読み聞かせる。それは1940年の夏から始まった、自分たちの物語。
 最近純愛映画といえば、韓国映画を思い浮かべてしまいますが、ハリウッドでもやってくれましたね! 胸キュンものです♪ 老夫婦の若い頃を演じるアリー役のレイチェル・マクアダムスとノア役のライアン・ゴズリングも若さ故に燃え上がるように恋に堕ちていき、その恋が永遠のものになっていくのを熱演しています。私の個人的好みでは、若くて身なりに気を配っている頃のノア(ライアン)より、家を改築している頃の髭面のノアの方が好き。(やっぱり私は髭面に惹かれるようだと再確認しちゃった♪)このライアン・ゴズリングという俳優さんは優しい顔立ちをしていますね。この役がピッタリはまっていました。
 この映画の良いところは、ただ若い二人の恋だけを描くだけでなく、その愛は生涯続いているというのがこの物語を感動的にしていると思います。しかも悪い人はでてこない。アリーと婚約するロンもいい人で、彼女の裏切りをののしりもせず許してくれる。母親もアリーとノアの恋を反対するのは自分の経験からであって、決してアリーの気持ちがわからない訳ではないのだ。そういうところをちゃんと映画の中で表現されているから、とても美しい物語に仕上がっているのだと思います。出てくる人もきれいだし、映像も美しい。そして生涯貫き通された愛も美しく表現されています。いいね。こうありたいね。誰かを愛するってこういう事よ!と思う。
 とても素敵な映画でした☆☆☆☆☆

ギフト

2006-01-26 11:40:44 | 映画・カ
2001 (米)
監督:サム・ライミ Sam Raimi
出演:ケイト・ブランシェット Cate Blanchett アニー・ウィルソン
   ジョヴァンニ・リビシ Giovanni Ribisi バディ・コール
   キアヌ・リーヴス Keanu Reeves ドニー・バークスデール
   ケイティ・ホームズ Katie Holmes ジェシカ・キング
   グレッグ・キニア Greg Kinnear ウェイン・コリンズ
   ヒラリー・スワンク Hilary Swank ヴァレリー・バークスデール
   マイケル・ジェッター Michael Jeter ジェラルド・ウィームス
   キム・ディケンズ Kim Dickens リンダ
   ゲイリー・コール Gary Cole デヴィッド・ダンカン
   ローズマリー・ハリス Rosemary Harris アニーの祖母
   J・K・シモンズ J.K. Simmons パール・ジョンソン保安官
   チェルシー・ロス Chelcie Ross ケネス・キング
   ジョン・ビーズレー アルバート・ホーキンス

>Amazon.co.jp
人の運命を見抜く能力(ギフト)をもつ未亡人アニー。ある日、大富豪の娘が失踪し、アニーは彼女の死骸をその力でいい当てるのだが…。
ホラー映画界の鬼才サム・ライミ監督が、個性派名優ビリー・ボブ・ソーントンが執筆したシナリオを映画化したミステリアスなサスペンス映画の秀作。初期のころには顕著だったショック演出を抑え、幽玄な映像センスで恐怖を構築し、それらが見事な効果となって表れていくライミ監督の新境地。
スタッフワークもキャメラ、音楽など総じて寂しげな雰囲気を醸し出しており、『エリザベス』から一転して、化粧っ気のない生活を送るヒロインの微妙な心理をケイト・ブランシェットが好演。その他、嫌みな悪役をキアヌ・リーブス、彼女にだけ心を開く精神障害者役のジョヴァンニ・リビジーが印象深い演技を披露してくれている。(的田也寸志)

>感想
 この映画の怪しげな雰囲気が好きです。占いとか霊は信じないけど、見たり読んだりするのは好きなので(変かしら?)。占い師アニー(ケイト・ブランシェット)が現実から霊の世界にトリップしていく雰囲気がよく表現できてるなーと思います。アニーは占いをしながら、町の人たちの悩みを聞いてあげることで、人々の心を救おうとする優しい女性。欧米の女性は強い反面、柔らかさがないなと思う事が多いけど、このアニーはそういう女性らしい柔らかさをもっていてステキだなと思います。
 このアニーを頼って相談にくる人の一人、精神障害者のジョバンニ(バディ・コール)もいい役です。精神障害者なので始めはちょっとやばそうな雰囲気。でも彼は幼い頃の虐待で心にトラウマをもっている根は優しい青年です。ラストの展開には、ホロッと来てしまいました。この映画の中では一番いい役ではないでしょうか?最後においしいところを持って行ったなって感じ。私はこの映画のラストの展開が好きで、何度も観てしまうのかな。この精神障害者の雰囲気をバティ・コールが上手く演じてます。いつキレてもおかしくないような危うい感じがよく表現されていました。
 妻や女性に暴力をふるう嫌な男ドニー・バークスデール役で、大好きなキアヌが出演。はまっているから怖い。。。 ファンの間では嫌がる人が多いですが、私はこういう役のキアヌも好き。弱いものに暴力をふるう最低男ですが、何故かモテる。監督やキアヌがインタビューで言っていましたが、一緒に遊びに行くと男っぽくてドキドキするような魅力を持っている男性らしい。映画ではその魅力的に見える部分があまり出てこないので残念。。。
 最近気がついたのですが、この映画で殺される女性の役にあのケイティ・ホームズが出演しているんですねー!まったく気づかなかった。。。っていうか、興味なかったんだな

クライシス・オブ・アメリカ

2006-01-18 11:45:59 | 映画・カ
2004年(米)

監督・製作 ジョナサン・デミ 
キャスト  デンゼル・ワシントン 
      メリル・ストリープ
      リーブ・シュライバー
      ジョン・ボイト 


「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督最新作。副大統領候補の過去に疑惑をもった元米陸軍大尉が、そこに隠された巨大な陰謀に直面する姿を緊迫感たっぷりに描く。
湾岸戦争で仲間を救出した英雄として、副大統領候補になった元軍曹ショー。ある記憶をきっかけに彼の英雄的行為に疑いをもった元上官のマルコは、調査をするうちに巨大企業の恐ろしい陰謀を知る。

>感想
なんだか難しいストーリーだったような・・・。
眠くて何度も居眠りしては、早戻しして見直したりしてたので、ストーリーがあまりつかめなかったんですよねー。。。
マルコ役のデンゼル・ワシントン、キリッとした軍服姿が似合いますねー。彼の役作りはどんな役でも、ビシッと一本太い柱があるような男っぽいところがあるような気がします。だからカッコいいんだなー。
ショーの母親役のメリル・ストリープ、息子を異常なほど愛しているのか自分が一番大事ということなのか今イチわかりませんでした。。。でも、こんな母親嫌だー!と思う、気持ち悪い母親でした。この方も色々なタイプの役をやりますねー。
ショー役のリーブ・シュライバー、私には、この映画の中ではこの人の存在が一番目をひきました。チップを頭に埋め込まれ洗脳されている役なので、自分の感情が無い場面と感情がある場面の差が上手く演じ分けられていた気がします。目に感情がないように見えるから、不気味だったー!
全体的には暗くて重ーい話ですが、「モンスター」ほどの感情の起伏がないので、盛り上がりにかけたような。。。。でも単に私が眠かったせいかもしれませんが。

ゲッティング・イーブン

2006-01-13 15:54:01 | 映画・カ
1994年 (米)

監督:ハワード・ドゥイッチ
出演:マコーレー・カルキン
   テッド・ダンソン
   グレン・ヘドリー
   ソウル・ルビネック
   ゲイラード・サーテイン

>yahooより
 M・カルキン主演のコメディ。T・ダンソンの親父が仮釈でムショを出てすぐ超稀少価値のコインを盗むが、それを息子のカルキンに悟られ、オマケに彼にブツを隠されてしまう。欲しかったら僕の願いを聞いてよ――を交換条件に、遊園地やらあちこち引きずり回されるパパとその一味。そこへ事件を追う女刑事も登場、パパと許されぬ恋に落ちて……。


>感想
 賛否両論あるようですが(否のほうが多いかな?)私は好きです。ひとつの映画としてきちんとまとまった話になっているし、子供に振り回される大人が情けないけど面白い。
 父親を引きずり回すマコーレーの顔が、本当に楽しそうで、一緒に遊んで欲しいという子供らしい気持ちが伝わって来ます。自分と暮らすことより泥棒である事を選んだ父親に傷ついた時の表情も繊細な部分が表れていたし、大人びているけど、やっぱり子供っていう雰囲気作りがとても良かったです。
 私はこういう子供が出て来て、笑わせて、最後にホロリと泣かされる映画に弱いのだ。。。

危険な遊び

2006-01-13 15:29:57 | 映画・カ
1993年 (米)
脚本:イアン・マキュアン
出演:マコーレー・カルキン
   イライジャ・ウッド

mazon.co.jp
母親を失い、おじ夫婦に預けられることになった少年マーク(イライジャ・ウッド)は、いとこのヘンリー(マコーレー・カルキン)とのいたずらに興じていくが、やがて彼の遊びは度を超した危険なものへとエスカレートしていく…。
「ホーム・アローン」シリーズで人気アイドルとなったマコーレー・カルキンが、悪ガキ転じて陰湿きわまる悪の少年を演じたことが話題になった、サスペンス・スリラー。「良い子」の仮面に不気味なほどの残虐性を隠したマーク演じるカルキンと、その残虐性を見抜いてしまったがために陰湿にいじめられるヘンリーを演じるイライジャ・ウッドの共演は、必見の迫力。後味の悪さが残る作品ではあるが、無垢なイメージに隠された子どもの恐ろしさを軸に、こわさをたっぷりと味わえる作品である。(的田也寸志)

>感想
 私はこれをみて、マコーレー・カルキンって可愛いだけの子役じゃないなと思いました。
 ここで出てくるヘンリー役のマコーレー・カルキン、怖いです。不気味です。子供だから、無邪気だから、よけいに怖い。可愛い顔してやることは悪魔の様です。事故を起こさせて、ニッと笑った顔にはゾッとしますね。イライジャ・ウッドも母親を亡くしたばかりの繊細そうな少年を上手く演じてはいますが、マコーレーが悪魔のようだから、イライジャの可愛さが引き立っている気がします。
 この映画のクライマックスの展開で、母親が、悪魔のような我が子と天使のような他人の子を天秤にかけた時の選択にはちょっと疑問が残りますが、その他の部分は親として当然の反応だと思うので、納得。だからこそ孤立無縁のイライジャを、キューッと抱きしめてあげたくなるような気持ちにさせられます。
 サスペンス映画で、子供が活躍する映画はありますが、子供vs子供っていうのは珍しいのではないでしょうか? この映画はそういう部分でも印象深い映画でした。

殺したいほどアイ・ラブ・ユー

2006-01-07 23:29:46 | 映画・カ
>ストーリー
ピザ屋を経営している夫婦の物語。
浮気をしている夫を殺そうと計画するが、ことごとく失敗。なかなか死なない夫を殺すため店員を巻き込み、お金を払って殺し屋まで雇おうとするけれど、これも失敗。そして・・・・

>感想
これ、実話なんですよね。映画のはじめに「これは実際にあった話です」ということわり書きがあり、物語が始まってから、以前TVの世界○○ニュースで見たことがあるのを思い出しました。いやー、こんな小説のような事件が現実にもあるものなんですね TVでやっていたときは、実際にこの事件を起こした夫婦が最後に出演していました。Mr,&Mis,スミスも派手な夫婦喧嘩でしたが、これも周りの人を巻き込んで、随分派手な夫婦喧嘩です なんて迷惑な・・・
しかし結末がいい
さて、映画ですが、殺人計画という内容に反して、ほのぼのとした映画なので、のんびりと展開していきます。諸悪の根源は浮気をしている夫であり、妻も妻の母親も基本的には善人なので、いざ殺そうとしてもなかなか上手くいかないのに納得。
お金で雇われる殺し屋の役でキアヌが出演しています。しかし髪型が・・・。私は髭ぼうぼう髪ぼさぼさのキアヌも好きですが、この髪型は・・・・。しかもジャンキーだし、記憶力ないし・・・。ま、面白い役ではありますね。
ピザ屋の店員で妻に横恋慕しているディーヴォ役でリバー・フェニックスが出演しています。今見ても、顔の整ったかっこいい人だったなと思います。このディーヴォもいい人です。妻に横恋慕しているので、雇い主である主人に忠告したり、奥さんに忠告したり。
最後に出てきた夫の母親がいい味だしてましたね!拳銃の弾がはいったままの息子の頭をバシバシ叩く叩く 同じ女として彼を殺そうとした妻の気持ちがよく分かったのでしょう。お母さん、ナイスです
男性の方!浮気をするときは妻に殺される覚悟でしましょうね!