2008年(日)
監督:大森美香
出演:大杉蓮(鬼塚太郎)
青山倫子
黒川芽衣
もたいまさこ
原日出子
鶴見信吾
<ストーリー>
大手企業の人事部長・鬼塚太郎は、会社では社長の命令のもと、冷酷にリストラを実行する鬼部長。家では日本のお父さんを絵に描いたような厳格な父親。でも本当は陰で胃痛に悩まされていた。そんなある日、鬼塚は一匹の子猫に出会う。愛らしい目で見つめられて、思わず抱き上げてしまった鬼塚。小さな動物特有の愛らしさで、一度抱いたらもう手放せない。家に連れ帰ったものの、子供にペットはダメだと言っている手前、捨て猫を拾ったとは言い出せず、会社の寮として借りているウィークリーマンションの一室でこっそり世話を始めるが。。。
<感想>
HPで以前見つけまして、この子猫のあまりのかわいさに、観たい観たいと思っていた作品。内容はあらすじを見ただけで分かっちゃうストーリーですが、子猫のかわいらしい映像が観たくて、それだけの為に借りて観ました。・・・が、どちらかというと子猫に萌えてる大杉連の映像ばかりだったような・・・
なんか、期待していたのとはちょっと違ったな・・・。う~ん。。。
まあ、でも、いかにも日本のお父さんという雰囲気の大杉蓮が、子猫の為に会社の寮を勝手に使っちゃったり、会社の商品を私物化しちゃったり、果ては子猫にお友達を作ってやろうとわざわざネットで探してもう一匹買ってきちゃったりするのが可笑しかったです。これはこの役が大杉蓮だから面白いんだろうな。見た目の整った俳優さんだとしらけちゃう。
そして鬼塚の妻役には、これまたいかにも日本のお母さんという感じの原日出子。ふわっとやわらかい雰囲気で、怖いお父さんのいる家の雰囲気を和ませる。この人のこのやわらかい女性らしい雰囲気が好きです。こういう人、憧れちゃう。どんなに怖い顔していても、私の目はごまかせないわよ、って感じでいつも包み込むように夫を支えているのがステキ
鬼塚が勝手に会社をやめてしまっても、それを許して一緒に生きていこうとするんだろうな。
期待したほどかわいい猫の映像は少なかったけど、ほのぼのとした映画でした。