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暇人のお気楽日記

ほぼ、観た映画の感想、たまに日常の諸々。

神様のカルテ

2011-09-11 09:43:23 | 映画・カ
2011年(日)
監督:深川栄洋
出演:櫻井翔(栗原一止)
   宮崎あおい(栗原榛名)
   加賀まりこ(安曇雪乃)
   要潤(砂山次郎)
   吉瀬美智子(外村静枝)
   池脇千鶴(東西直美)
   朝倉あき(水無陽子)
   榎本明(貫田誠太郎)
   西岡徳馬(高山秀一郎)
   原田泰造(男爵)
   岡田義徳(学士)


<感想>
泣くポイントがいくつかあったけど、最後の安曇さんからの手紙が一番泣けました。
地方の病院に勤める内科医栗原一止、映画の始まりはなんだかぬぼ~っとしていて、「何、このやる気なさそうな医者は?」という感じ。住んでいる所も古い旅館で数人の人たちと共同生活。医者なのに、なんで???と思ってしまいましが、観ているうちに段々ここでの生活がうらやましくなってしまった。みんな思いやりがあってステキな住人達でした。
物語はいかにも日本の映画っぽくまったりと進むので、眠くなるかと思いましたが、だんだん映画の世界観に引き込まれて、一止の迷いや悲しみ、苦しみにリンクして悲しくなったり辛くなったりしました。本当にいつの間にか映画の中に入り込んでいました。
患者に寄り添おうとする一止と夫に寄り添おうとする榛名、この夫婦は仕事は全然別でもすごく感覚が近い似たもの夫婦で、ほのぼのしていて見ていて心が暖まりました。
でも一番良かったのは安曇さんとの関わり。この末期がんの患者との関わりが、一止に医師としてどういう道に進むかを決意させるのだけど、一止だけでなくいつの間にか病院スタッフまで感化されて、皆で屋上で見る穂高の景色がきれいな上に心温まるシーンで感動しました。そして安曇さんからの最後の手紙、これが泣けた! 人生の最後にこうして寄り添ってくれる人たちがいたらステキですね!きっと幸せだったなと思いながら天国へ旅立てるに違いない。
映画を観る前は、泣くとは思っていなかったのだけど、人の優しさが心にしみるステキな映画でした。


翔君の髪型、最初は気になったけど、最後は全然気にならなくなってたな。
というか、誰が演じているのかなんて気にならないほど、「栗原一止」として観ていたのかも。

カイジ

2010-12-09 16:56:10 | 映画・カ
2009年(日)

監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也(伊藤カイジ)
   天海祐希(遠藤凛子)
   香川照之(利根川幸雄)
   山本太郎(船井譲二)
   光石研(石田光司)
   松山ケンイチ(佐藤誠)
   

ストーリー:定職につかず自堕落な日々を送るフリーター、カイジ(藤原竜也)。ある日、金融会社の社長・遠藤が、カイジのもとに借金の取立てに来る。カイジの友人である借主本人が夜逃げし、軽い気持ちで保証人になったカイジが202万円に膨れ上がった借金を背負っているというのだが、カイジに返済能力はなかった。そこで遠藤は、一夜にして大金を手に入れられる船に乗船することを提案する。エスポワール(希望)と名付けられたその船の中では、人の心理を巧みに利用した、ジャンケンのようなカードゲームが行われようとしていた。次々とカイジの前に立ち塞がる“ゲーム”の数々。命を賭けた戦いがいま、幕を開ける――。



感想:正直、物足りなかったな。もっと駆け引きとか頭脳戦を期待したのだけど、カイジの情けないところや危険な目にあっているという部分での緊張感がほとんどで、頭脳プレイであっと言わせるような場面は少ない感じ。でももしこれが続編とかで続いていく話なら、最初はカイジの人間性に重点を置いたストーリーとしてみられるのだけど。続編、あるのかな?

暗いところで待ち合わせ

2009-06-23 16:17:19 | 映画・カ
2006年(日)

監督:天願大介
出演:田中麗奈(本間ミチル)
   チェン・ボーリン(大石アキヒロ)
   井川遥(三島ハルミ)
   岸辺一徳(ミチルの父親)
   佐藤浩市(松永トシオ)
   宮地真緒(二葉カズエ)

公式サイト:http://www.phantom-film.com/library/site/kuraitokorode/

 これは良かった 淡々と描かれているのだけど、とても余韻の残る作品でした。
 この題名や原作本の表紙を見るとホラーかな?と思ってしまうのですが、全然違いました。(原作本の表紙、いくらなんでも内容と違いすぎない)かといって、この原作が分類されているようなサスペンスとかスリラーというのもちょっと違う感じ。どちらかというとドラマっぽい。
 事故で視力を無くしたミチルは大学を中退し、家事だけをしながら父親と二人で暮らしていた。ミチルの日課は毎朝窓を大きく開けて家の空気を入れ替える事。そのミチルの姿を毎朝駅のホームから見ている中国人と日本人のハーフ・アキヒロ。中国でも日本でもなじめず、いつも険しい顔をしている彼が、ミチルを見るときだけふと和む一瞬が印象的♪ 
 家事をしながら時々幼なじみのカズエと出かけるだけの穏やかな日々を暮らすミチル。しかしある日突然父親が病気で他界してしまう。その後一人暮らしをするミチルの家に、殺人容疑をかけられたアキヒロが無断で上がり込み居座ってしまう。見えない分敏感に人の気配を感じとり気づかないフリをするミチルと、気づかれないように息をひそめて彼女の近くに居座るアキヒロ。そういう設定だから極端に台詞が少ない分、ちょっとした仕草や行動で互いの気持ちを表現していかなければならなくて、演出を考えるのも演技する人たちも大変だったろうなと思います。でもそれがすごく良く考えられていて、台詞も少ないし淡々と描かれているのに飽きませんでした。気づかれないようにしないといけないのに、ミチルが危険なときは思わず助けてしまうアキヒロの人の良さや、そんなアキヒロの人柄に次第に警戒を解いていくミチルの様子が微笑ましくて、ほんのりと心が暖まって行く感じ。カズエと喧嘩したミチルが彼女の家へ仲直りしに行こうとする時の玄関でのシーンと、二人で歩くシーンは本当にすてきでした。
 田中麗奈の眼の見えない演技は上手かったです。今まで彼女のドラマや映画は何本か観たけど、この役が一番雰囲気にあっていてはまり役だったと思います。少し幼く頼りなげに見えるミチルの雰囲気が良く出ていて、アキヒロがついつい助けてあげたくなってしまう気持ちがわかる気がしました。アキヒロ役のチェン・ボーリン、初めて見ましたが、役柄的に笑う事も話す事も極端に少ないのだけど、その分ミチルを見てふと和ませる顔とか、最後の方で見せる微笑みとかが印象的だったし、玄関でミチルを外へ連れ出すシーンは男らしくてカッコ良かった
 この二人、共演するのは2度目だそうで、その前の作品も観たくなってしまいました。

 映画がとても良かったので原作本も買ったのですが、これも面白くて一気読みしました。人物設定がアキヒロは映画では中国人と日本人のハーフでどちらの国にもなじめなかったという事になっていましたが、原作は日本人で、生真面目で優しい性格がつまらない冗談を聞き流したりできず、孤立して生きている設定でした。そんなアキヒロに自分が近い気がして、ちょっと痛かったな。でも最後の方でアキヒロが覚る事には考えさせられました。視力を失った事で、結婚や出産、将来の夢なども全てあきらめ家に引きこもって一人で生きて行こうとするミチルと、周囲の人になじめず孤立している生きているアキヒロ。繊細で孤独な二人が無言で互いの事を探りつつ一緒に過ごすうち、自分の事を見つめ直して少しずつ変わっていく。原作の方ではそういう二人の心境が細かく描かれていて、感情移入しやすく心温まる作品でした。
 

クローバーフィールド

2008-12-24 15:22:47 | 映画・カ
2008年(米)

監督:マット・リーブス
出演:マイク・ヴォーゲル
   ブレイク・ライヴリー
   リジー・キャプラン
   マイケル・スタール=デヴィッド
   オデット・ユーストマン


<ストーリー>
 舞台はニューヨーク。東京へ転勤になるロブの為に開かれたパーティーの最中に、突然爆音が響き、ドーンという衝撃を感じる。外へ出てみると、自由の女神の頭部が道に転がっていてた。爆音はさらに続き、人々は慌てふためいて逃げ始め、ニューヨークの街は一気に混乱していく。どこへ逃げればいいのか、何が起こっているのか、誰にも分からないまま・・・。

<感想>
 ・・・なんだ、こりゃ?



 すいません。この映画を好きな方、ここから先は読まないでください。
 私はこういうタイプの映画、ダメです。だったら見るのをやめときゃ良いのに、レンタルに沢山並んでいると、つい手に取っちゃうのよね。。。
 もう見る前から何となく他の人に聞いた話でなんとなくオチはわかっちゃったんですよね。だから別に驚きもしないし、ああ、またか、という感じでした。それならそれでいいのですが、問題はやっぱりこの映画の撮り方かな。手持ちカメラで、というのが流行っているんですかね?リアルな効果を狙っているのは分かるのですが、映画全編がそうだと観ている方は疲れちゃう。画面がずっと揺れているし、しかもこの映画は素人が撮ったホームビデオ風に仕上げているので、映像があちこちに動いて静止画像が少ないからなんだか良く分からないシーンが多いし、人の顔が切れていたり、画的に綺麗に収まっていないシーンが多すぎる。勿論ホームビデオ風に仕上げる為の演出だからですが、全編それだと観ているほうは疲れるし、誰に感情移入していいのか分からず、映画に入り込めませんでした。結局最初から最後までボ~っと映像を眺めている感じ。ラストも中途半端に終わっちゃうし。。。いっそのこと、廃墟になったニューヨークの街中を、謎のアレが闊歩している映像が最後にあった方が面白かった気がします。「えーっ!? 人類滅亡しちゃったのっ!?」ってね。そんなオチが欲しくなるくらい、何もかもが中途半端な描き方だったな。

 この映画はリアルさにこだわりすぎて、逆にリアルさも恐怖感も無くなっちゃったって感じ。っていうか、リアルに描きたいなら、謎のアレより、大津波や大地震の方がありそうで、もっと映画の中に入り込めたんじゃないかと思う。。。 


黄色い涙

2008-10-22 11:05:58 | 映画・カ
2006年(日)

監督:犬童一心
出演:二宮和也(村岡 栄介)
   相葉雅紀(井上 章一)
   大野智(下川 圭)
   櫻井翔(向井 竜三)
   松本潤(勝間田 祐二)
   香椎由宇(時江)

 う~む。。。私の好みとしては、「ピカ☆☆ンチ」の方が断然面白かったかな。白いランニングシャツに白いモモヒキ(?)姿で酔っぱらうの嵐なんて見たくなかった・・・。画的には面白かったけど。あまりにも親父っぽくて点目になっちゃった 
 舞台は1963年。東京オリンピックの開催を控えた頃の阿佐ヶ谷界隈。大きな夢を持つ若者4人(5人?)が、小さな六畳一間のアパートで同居生活を送りながら夢を語りあい、現実の厳しさと向き合うお話。
 栄介のアパートに食い詰めた竜三、圭、章一の3人が転がり込んでしまい、4人の共同生活が始まるのだけど、何となく一番稼ぎのある栄介に皆がオンブにだっこしちゃっているような感じ。 でもそれを怒るでもなく受け入れて4人で生活しちゃうことって、あの頃の夢を追いかける青年達には多かったのかしら? 大変そうだけど楽しそうで、ちょっぴりうらやましかったです。
 でも先輩が優しさからついた嘘が、厳しい現実となって圭に突きつけられ、筆を折るシーンは切ない。。。
 栄介の母親が危篤になった時の皆の優しさに感動♪ こんなことしてあげるのも、この時代ならではの人情の深さなのかな。今の時代、こんなことしてくれちゃう友人関係ってあまりないですよね。っていうか、あの狭い部屋に3人も転がり込んで来ても受け入れられない気がする。
 人の情の暖かさやつながりが強さが描かれていて、懐かしくもあり、心温まるストーリーでした。
 始めに否定的なことを書いてしまったけど、映画そのものは悪い訳ではないです。ただ、割と淡々と描かれているので、いかにも昔の日本映画っぽいのかな?
 
 

クロサギ

2008-10-03 14:41:11 | 映画・カ
2008年(日)

監督:石井康晴
出演:山下智久(黒崎)
   堀北真希(吉川氷柱)
   加藤浩次(白石陽一)
   市川由衣(三島ゆかり)
   大地真央(さくら)
   竹中直人(石垣徹)
   飯島直子(桶川レイコ)
   笑福亭鶴瓶(綿貫)
   哀川翔(神志名将)
   山崎努(桂木敏夫)


 テレビでドラマが放送されていた時、ハマって原作も読んでしまいました。主人公黒崎の雰囲気が原作と山P演じる黒崎とは少し違うのですが、ドラマから入った私はどちらも好きでした。この映画の公開時、映画館に見に行きたかったのですが行けず、DVD化されるのを待ち構えていました。でも、う~ん。。。展開の早さや感情の盛り上げ方がテレビで放送されていたときの方が上だったかな。氷柱の出番、少ないし。。。テレビドラマの時の展開の早さと切なさが好きだったので、少し物足りなかったです。登場人物が多い割には、一人一人の黒崎と絡んでくるシーンが少ないので、少し削って主要人物とのシーンをもっと増やした方がよかったのでは?
笑福亭鶴瓶演じる綿貫なんて、最後の方になるまで彼の登場する意味がわかんないし。もう少し事件の中に絡ませて欲しかったです。とはいえ、彼の登場する意味が全く分からないくらい正体を見せないので、すっかり騙されちゃったんですけど。(それが狙いだったのかしら?)
 テレビドラマでは始めは敵対関係にあった加藤浩次演じる白石陽一が、実は目的が同じという事がわかり、言葉にはださないけど同士として認めているような雰囲気の二人の関係が好きです。なので映画の中に彼が登場するのはうれしかったな。出番少ないけど。
 ラストシーンで新たな対決を思わせる終わり方なので、これはまだ続きがありそうですね。映画で続き物はちょっと。。。と最近思うのだけど、これはテレビドラマから入ったせいか、もっと続けて、と思ってしまう作品です。でも次はまたテレビドラマにして欲しいなー。

カンナさん、大成功です

2008-09-29 18:34:30 | 映画・カ
2006年(韓)

監督:キム・ヨンファ
出演:キム・アジュン(カンナ)
   チュ・ジンモ(サンジュン)
   イ・ハヌィ(イ・ゴンハク)
   キム・ヨンゴン(チェ会長)
   ソン・ドンイル(チェ社長)
   ソ・ユン(アミ)
   キム・ヒョンスク(ジョンミン)
   イム・ヒョンシク(カンナの父)

 
 何かのテレビ番組でこの映画の紹介を見てから、見たかったけどレンタルはいつ行っても貸し出し中だったのをやっと借りて観た作品。う~ん、でもちょっと期待しすぎちゃったかな。もうちょっとギャグっぽいシーンが多いとかロマンチックなシーンが多いとか、どちらかにして欲しかったかも。コメディとしてもロマンチックなラブストーリーとしても、少し中途半端だった気がします。とはいえ、それなりに面白かったし、最後のコンサートのシーンは良かった♪
 身長169cm、体重95kgの巨漢から、体重45kgのナチュラル美人へと変身するその変貌ぶりがすごい。あごが肉に埋もれて見えないような姿からかわいらしい美人へと生まれ変わった姿にはインパクトがあります。こんなに変われるなら整形もいいかもと思っちゃうくらい。勿論、そう上手くはいかないのが現実でしょうから、整形する勇気なんてありませんけど。
 恋しい人に振り向いて欲しい一心で全身整形手術を受け、勇気を振り絞って彼(サンジュン)に会いに行くカンナ。友人の勧めで、オーディションを受け、見事合格。この歌が上手い! キャスティングが決まる前は、歌の部分は吹き替えるはずだったらしいのだけど、ヒロイン役のキム・アジュンの歌がうまかったので、急遽本人に歌わせる事になったのだとか。柔らかいかわいい声だし、抜群の歌唱力があって、とても素敵でした。もともとカンナの歌声に惚れ込んでいたサンジュンは、すぐにカンナをデビューさせる事にする。でも本当の事が言えないカンナは名を偽り、整形はしていないと嘘をつき。。。女なら誰でも分かるこの心境。感情移入しやすいのだけど、この辺の笑いの部分が少し物足りなかったな。
 嘘を突き通そうとすれば、親友や父を傷つけてしまう。嘘を告白すれば、大好きな彼に嫌われてしまう。この辺のジレンマはよく分かります。ラストの涙のコンサートは感動的でした。
 
 原作が少女漫画という事もあって、女性が感情移入しやすい映画だと思います。 

キャプティビティ

2008-07-28 16:03:05 | 映画・カ
2006年(米・露)

監督:ローランド・ジョフィ
出演:エリシャ・カスバート(ジェニファー)
   ダニエル・ギリス(ゲリー)
   プルイット・テイラー・ビンス(ベン)


 暑い日が続いているので、心の底から寒くなってやろうと思って、週末に怖い映画を5本借りてみました。でもこの1本だけでもう十分ですぅ~、と思うくらい怖いし気持ち悪い映画でした。ひぇ~~~~
 売れっ子モデルのジェニファーはクラブで飲み物に薬を混ぜられた物を飲んでしまい意識を失ってしまう。目が覚めるとそこは見覚えの無い部屋で、すぐに自分が拉致された事に気づく。犯人は監視カメラでジェニファーの様子を監視し、反抗的な態度をとれば、恐ろしい報復を受けた。この報復というか虐待というか、そのシーンがやたらと気持ち悪くて怖かったです。こんな事されたら発狂しちゃうんじゃないかなと思うような事があって、まともに映像を見ている事が出来ませんでした。特にあるモノを飲まされるシーンは気持ち悪かった~ 
 しばらくして、ジェニファーは隣にも誰かが監禁されている事に気づく。ジェニファーよりも前から監禁されていた男、ゲリー。二人は励まし合いながら脱出を心見るけれど、失敗。また恐ろしい報復を受けるが、必死でジェニファーをかばうゲリーに当然の事ながら、心を惹かれるジェニファー。。。この辺からの展開は読めちゃうのだけど、前半の部分があまりにも気持ち悪いし怖いしで、テレビの前で固まっちゃいました。そしてそのまま一気にクライマックスへなだれ込む感じ。怖い怖いと他の人に勧められて観た作品ですが、そういう時って大抵期待しすぎちゃって肩すかしになってしまう物が多いのだけど、これは本当に怖い!気持ち悪ーイ!
 エンディングが日本公開版だけ違うそうです。DVDには世界公開版も入っていましたが、どちらにしても、これだけの体験をすると精神のどこかが壊れてしまうのは無理ないかなと思いました。

 心の底から寒くなりたい人、是非ご覧あれ。

カオス

2007-10-05 15:43:07 | 映画・カ
<監督>
トニー・ギグリオ
<出演>
ジェイスン・ステイサム(コナーズ)
ライアン・フィリップ(デッカー)
ウェズリー・スナイプス(強盗団リーダー)
ジャステ・ワデル

<ストーリー>
 カーチェイスの末、橋の上で事故を起こした車の中から出てきた黒人男性は、同じく車から出て来た白人女性を楯にした。銃声が響き、犯人と人質は死亡。発砲した刑事2人のうちの1人コナーズは停職処分、ヨーク刑事は解雇となった。それから半年後、武装した強盗団が銀行を襲撃し、人質をとって立てこもった彼らは警察に交渉人としてコナーズ刑事を指名する。。。

<感想>
 これは面白い!激しいアクションとか大量に爆薬を使った爆発シーン等の派手さはないけど、地道な捜査とどんでん返しの繰り返しで予想外の展開ばかりでのめり込んでしまいました。推理力のない私は、こういう映画は製作者の思うがままに引っかかりまくるので、すんごい楽しいです♪
 主要人物3人、コナーズ、デッカー、強盗団リーダー、皆良かったですが、特にライアン・フィリップが演じるデッカーは光っていました。ヒーロー扱いされた父親の息子にありがちな傲慢さとか卑屈さが全くなくて、地道な捜査も文句も言わず淡々とこなし、まだ若いのに刑事魂を持った本物の刑事でした。それをライアン・フィリップがとても上手く演じています。
 ラストも私にとっては意外な終わり方で、デッカーとコナーズのその後が気になってしまいました。これ、続編作ろうと思えば作れそう。。。もう一度デッカーのコツコツと調べあげ、推理していくあの演技が観たいなーと思いました。

ガール・ネクスト・ドア

2007-04-16 11:34:16 | 映画・カ
2004年

監督:ルーク・グリーンフィールド
出演:エリシャ・カスバート(ダニエル)
   エミール・ハーシュ(マシュー)
   ティモシー・オリファント(ケリー)
   ジェームズ・レマー(ヒューゴ)
   クリス・マークエット(エリ)

<ストーリー>
 マシューは大学の入学試験をパスした成績優秀な高校3年生。でもモテない普通の男の子。そのマシューの隣に、ある日とても綺麗なお姉さんが引っ越してきた。一目で彼女=ダニエルに夢中になるけれど、実は元AV女優で。。。。

<感想>
 AV女優とか思春期真っ盛りの青少年とかが出てくるので、ちょっと過激なシーンもありますが、なかなか面白かったです。エリシャ・カスバートの美しいこと!最後の赤いドレス姿には見とれてしまいました。最後の大団円は随分都合がいい、というか、都合良すぎない?とも思いますが、コメディですので、あんなものかな。