ごしごしごしごし・・・・

先月26日から関西方面へ文化庁の仕事で行っていました。
行った翌日はまるで北海道の真夏の暑さでしたが、
その後の和歌山での仕事を終える頃には
すっかり秋らしい気持ちのいい天候となりました。

その後、ちょっとだけ四国を旅行し、
8日に北海道に戻ってみると、朝晩はもう寒い程で、
これが飛び出すともうすぐ雪が降ると言われている「雪虫」がフワフワと飛んでいます。
初雪が近いのかもしれません。

その四国で、札幌の街中にヒグマが何頭も出没しているというニュースを見ましたが、
見事に私の家の近くにも出た様子。
クマも山にエサが無い上、増え過ぎて縄張り問題が大変なのかもしれません。

クマは私、この眼で6月に目撃しております。



閑話休題。



さて、今日、現在はまったく使っていない某国内メーカーの銀の頭部管をちょっといじってみました。

いじると言っても歌口を削るのではありません。

昔、学生の頃、大先輩から「楽器の表面を釘で擦るといい響きになる」と聞かされていましたが、
それを試してみました。
どうせ使わない頭部管なのでね（笑）

釘ではなく電動ドライバーの六画ビットで擦ってみました。
もちろん表面には擦り傷が付きますが、構わず全体を擦ります。
リッププレートもエッジだけ避けて擦ります。
凹まない程度の力を掛けて擦ります。

全体に縦筋の傷が付き、そのままでは見た目がよくありませんので、
耐水ペーパーの#600から＃2000までで磨きます。
少し管厚を薄くしたくもあったので一石二鳥です。

さらに金属磨きで輝きを出します。


出来上がったそれをロットの本体に差し込んで吹いてみますと・・・・


あーらフシギ、前よりもよく響くようになりました。
大先輩の仰る通り、少なくとも前よりは良くなりました。
遠達性のある響きになったような感じもします。

堅い金属で擦ることによって、少しは管の表面だけでも堅くなるのでしょうか？

なんだか得した気分です（笑）

明日のコンサートはこれを吹いてみましょうか？

メーカー名が入っていないのでマジックで「Louis Loto」と書いておきます。
バッタものですから（爆）

くれぐれもLouis似品（類似品）には御注意ください。





佳い子の皆さんは決して真似しないでくださいね。

おぢさんは責任持ちませんのでね。

真似しても各自の責任でお願いします。