ずっと Louis Lot #1800 の左親指のキイを抑えるとカチカチと音がしていました。
その原因がなんなのか判らずにおりましたが、先日トーンホールのチムニー(煙突、筒の部分。正確な言い方が判りませんが、ここではこれで通します)の立ち上がり、
ハンダの溶接部分にひょっとして?と思い調整紙を差し込んでみたら、あらら、入ってしまうではありませんか?!
ハンダが剥がれていました。
今年でちょうど140年目の楽器ですので、どうしてもこういうことは起こりえるのですね。
一説によればハンダの寿命は100年程度だとか。
チムニーを少し持ち上げてみましたら全部剥がれることはなく、手前側だけパカッと剥がれました。
2/5くらいは剥がれた感じです。
ちょうど上京する機会がありましたので、アキヤマ・フルートに持ち込み修理していただきました。
ハンダ付けの前の準備です。
剥がれた面に薄い紙ヤスリが入りましたので古いハンダをある程度落としてからの作業です。
より確実に新しいハンダが入るはずです。
他のチムニーが熱で取れてしまわないように「養生」します。
ハンダをバーナーの火で溶かして乗せます。
ハンダが乗りました。このハンダを・・・・
バーナーの火で延ばしてピンセットで隙間に押し込んで行きます。
はみ出たハンダを削って落とします。
そして磨きます。
奇麗に仕上がりました。
修理完了。
いくらパッドの調整を頑張ってみたところでトーンホールに隙間が出来ていたのでは完璧に鳴るということは難しかったと思います。
それでもなんとか鳴っていたようには思っていたのですが、この修理の後は一段と瑞々しくなったように感じられます。
秋山さん、ありがとうございました!
ロットやボンヌヴィルのようなヴィンテージ楽器をお持ちの方は
キイを抑えたときにカチッと金属音がしたらハンダの剥がれを疑ってみることをお勧めします。
トーンホールだけではなく、台座の可能性もありますよ。
こういうこともあるとの覚悟も必要ですね。
そんな「覚悟」は持てない方けど、ロットの響きに心惹かれる! という方には
心からアキヤマ・フルートをお勧めいたします(^.^)
http://www.akiyamaflutes.co.jp/
その原因がなんなのか判らずにおりましたが、先日トーンホールのチムニー(煙突、筒の部分。正確な言い方が判りませんが、ここではこれで通します)の立ち上がり、
ハンダの溶接部分にひょっとして?と思い調整紙を差し込んでみたら、あらら、入ってしまうではありませんか?!
ハンダが剥がれていました。
今年でちょうど140年目の楽器ですので、どうしてもこういうことは起こりえるのですね。
一説によればハンダの寿命は100年程度だとか。
チムニーを少し持ち上げてみましたら全部剥がれることはなく、手前側だけパカッと剥がれました。
2/5くらいは剥がれた感じです。
ちょうど上京する機会がありましたので、アキヤマ・フルートに持ち込み修理していただきました。
ハンダ付けの前の準備です。
剥がれた面に薄い紙ヤスリが入りましたので古いハンダをある程度落としてからの作業です。
より確実に新しいハンダが入るはずです。
他のチムニーが熱で取れてしまわないように「養生」します。
ハンダをバーナーの火で溶かして乗せます。
ハンダが乗りました。このハンダを・・・・
バーナーの火で延ばしてピンセットで隙間に押し込んで行きます。
はみ出たハンダを削って落とします。
そして磨きます。
奇麗に仕上がりました。
修理完了。
いくらパッドの調整を頑張ってみたところでトーンホールに隙間が出来ていたのでは完璧に鳴るということは難しかったと思います。
それでもなんとか鳴っていたようには思っていたのですが、この修理の後は一段と瑞々しくなったように感じられます。
秋山さん、ありがとうございました!
ロットやボンヌヴィルのようなヴィンテージ楽器をお持ちの方は
キイを抑えたときにカチッと金属音がしたらハンダの剥がれを疑ってみることをお勧めします。
トーンホールだけではなく、台座の可能性もありますよ。
こういうこともあるとの覚悟も必要ですね。
そんな「覚悟」は持てない方けど、ロットの響きに心惹かれる! という方には
心からアキヤマ・フルートをお勧めいたします(^.^)
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