昨年 アキヤマフルートの秋山さんにロット用に頭部管を製作していただきました。
ロットの時代の銀製のトレイを溶かさずにプレスして延ばし、巻き管にしたもの。
リッププレートは18金でもちろんロット・タイプでチムニーも叩いて巻いたものです。
リッププレートが金のものはロットにもオプションであったのですが、それらは全て18金で造られましたので
これが14金ではなく18金であるという、その点もなんとなく気に入っています(笑)
ジョイントのリングもロット・タイプの繊細なものでロットに繋いでも全く違和感がありません。
これが出来てから数回、手を入れていただきました。
最初の手直しは心から信頼している後輩Kくんにお任せしました。
それも大変良かったのですが、春先にもう一度削ってもらい(欲張り)そして今月もうひと削りしていただき完成という感じです。
細いアパチュアでピンポイントに息を当てることを心がけていますが、実にいい響きだと気に入っています。
少ない息で遠くに届くことと思います。
ロットを知っている人なら、これを聴いてもロットと信じて疑わないばかりか
より良く感じるかもしれません。
この最後の削りの時、アキヤマフルートの防音室を借りて割と静かに吹いていたのに外によく聴こえていたそうです。
防音室ですから、そうそう聴こえることはないはずなのにです。
ある人にその話をしたら、ハーモニクスが豊富なので突き抜けて聴こえるのだ、ということでしたが、
それこそがロットの音色の秘密なのかもしれませんね。
いままでは初代ロットの#1800と#981を時々、替えながら吹いて来ましたが、
最近はこればかりになりました。
とは言ってもロットの頭部管も言うまでもなく素晴らしいので2種類のボディと3種類の頭部管の組み合わせでやっていくことと思います。
ロットに限らず1本の楽器だけを吹くのってどうしても「飽き」が生じてしまいませんか?
若干飽きて来たら他のを吹いてリフレッシュです。
なのでこの3本の頭部管があるというのは実に贅沢で幸せなことだと思います。
ところでバックの楽譜、ドビュッシーの「シリンクス」のファクシミリですが、
1913年11月というサインが入っています。
この名曲が作曲されて今年でちょうど100年なのですね。
年内に「シリンクス」をこの頭部管で吹いてみたいものですけど
そんな仕事ないですかねぇ?(笑)
ロットの時代の銀製のトレイを溶かさずにプレスして延ばし、巻き管にしたもの。
リッププレートは18金でもちろんロット・タイプでチムニーも叩いて巻いたものです。
リッププレートが金のものはロットにもオプションであったのですが、それらは全て18金で造られましたので
これが14金ではなく18金であるという、その点もなんとなく気に入っています(笑)
ジョイントのリングもロット・タイプの繊細なものでロットに繋いでも全く違和感がありません。
これが出来てから数回、手を入れていただきました。
最初の手直しは心から信頼している後輩Kくんにお任せしました。
それも大変良かったのですが、春先にもう一度削ってもらい(欲張り)そして今月もうひと削りしていただき完成という感じです。
細いアパチュアでピンポイントに息を当てることを心がけていますが、実にいい響きだと気に入っています。
少ない息で遠くに届くことと思います。
ロットを知っている人なら、これを聴いてもロットと信じて疑わないばかりか
より良く感じるかもしれません。
この最後の削りの時、アキヤマフルートの防音室を借りて割と静かに吹いていたのに外によく聴こえていたそうです。
防音室ですから、そうそう聴こえることはないはずなのにです。
ある人にその話をしたら、ハーモニクスが豊富なので突き抜けて聴こえるのだ、ということでしたが、
それこそがロットの音色の秘密なのかもしれませんね。
いままでは初代ロットの#1800と#981を時々、替えながら吹いて来ましたが、
最近はこればかりになりました。
とは言ってもロットの頭部管も言うまでもなく素晴らしいので2種類のボディと3種類の頭部管の組み合わせでやっていくことと思います。
ロットに限らず1本の楽器だけを吹くのってどうしても「飽き」が生じてしまいませんか?
若干飽きて来たら他のを吹いてリフレッシュです。
なのでこの3本の頭部管があるというのは実に贅沢で幸せなことだと思います。
ところでバックの楽譜、ドビュッシーの「シリンクス」のファクシミリですが、
1913年11月というサインが入っています。
この名曲が作曲されて今年でちょうど100年なのですね。
年内に「シリンクス」をこの頭部管で吹いてみたいものですけど
そんな仕事ないですかねぇ?(笑)
シリンクスのファクシミリも出版されていたのですね。聞いたことがあるようなないようなという程度で、実物はまだ見ていません。
ファクシミリでようやく最後から3か4小節あたりのBにはアクセントではなく、dimだったと確定したような話も聞いたような気がします。昔自分の使った楽譜やリサイタルで聞く演奏でもアクセントがありましたが、違和感はありました。
アクセントからdimになったのは最後から2小節目のHでした。