映画を観たよ

ただ今、休止中。
その内戻ってくる予定です

イントゥ・ザ・ワイルド

2008-09-13 | ア行の映画
旅は憧れ。
若さゆえに許されるもの。
それこそがこんな旅のような気がします。

大自然の中で生きる。それはとても過酷で孤独。
たくさんの人と出会い、何に縛られる事無く自由に生きる。
それはあまりにも大変で、中途半端な気持ちじゃ出来ない。
それでもどこかで羨ましくも思ってしまうのは、その自由さが眩しいからなんだろうな。
あまりにも雄大な景色に圧倒され、温かい人々(現実味はないけど)に癒されてて。
だけど、そんなクリスの生き方はいいけれど考え方は理解できないのでちょっと引っかかりも。
親のことはまだしも、現代の何をそんなに忌み嫌うのか。
金を燃やしながらも金を稼ぐって?そんな矛盾が気になってしまったり。
でもそれでも彼の生きかたが眩しく見えちゃう。
クリスはそれなりの道を通ってきた結果、その感情を盾に旅をしてきたと思うんです。
それを持ちながらもどこかで抑えつつ。
22年間で積み重ねられてきた彼の感情は、わからない怒りに溢れていたんだろうなって。
でもその強い気持ちがいいなとも思ったのです。
それだけの気持ちを持つことができる意思が。
だけど自然には勝てない。人間よりも積み重ねたものが多いんですもの。
クリスが最後に見たものは何だったのだろう。
あんまりだとおもいながらも、何もかもを超越してしまったかのような状態のような気もしました。
喜びは誰かと分け合ってこそのもの。多分すべてのことにおいて言えると思う。
でも実は彼にとってはそんなことないのかもしれない。
なんとなく。何を考えていたかはわからなかったけどそう感じたのです。
この旅を終えていたら、きっとそのままの生活に戻っていた気がする。
その生活を嫌がりながらも、自分で想像していたりもしていたから。

そんなクリスを羨ましく思うも、私には到底できることじゃない。
今向き合わなきゃいけないことから逃げたい毎日だけど(苦笑
でもどっか行くこともできず。彼のように何か行動することもないのですよね。
それでも毎日逃げたいと思い、目的から目を逸らし続けている腑甲斐ない自分に嫌気がさす今日この頃。
逃げる勇気もないんだもの。でも嫌なんだもの。
腹立つわー。
多分私は向き合う以外に道はないんだと思ったのでした。
そんな色々考えてしまいました。
とても印象深い映画でした。

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2 コメント

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こんばんわ (睦月)
2008-09-16 00:28:32
人って、クリスのような生き方を羨んで、崇める傾向
にあるんですよねえ。・・・なんでだろ?

やっぱり自分には到底出来そうのないことを実行して
いる人は輝いて見えるのは当然のことなのかな?

でも、誰かと自分を比較して、自分の人生を悲観した
り、否定したりするのはイヤだよね。
どんな生き方でもいいから、ほんのちょっとでも自分
なりに納得した生き方が出来ればそれでいいんだと
私は思いたいの。

なななちゃんはこれから、どんな風にでも生きられる
んだもん。
生き急がずにゆっくりといろんなことと向き合って
自分の人生を愛していってほしいなあって思います♪
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コメントありがとうございます (ななな)
2008-09-16 11:11:01
睦月さん
どっかでやりたいって思っているけど、
でも出来ないってわかっていることを目の前で見せられると、やっぱり羨ましくなっちゃいますよ。
これこそ人生を変えてくれるんじゃないか?ってものですから、なお更かもしれないですねー。

自分の人生を悲観しちゃうわけじゃないけど、
他人がいる限りそう思っちゃうこともあるんですけど。
でも私もどんな生き方しても、納得していたいと思うんですよね。

これからもう色んなこと決めないとなーってなっているから。
正直、それでちょっと今落ち気味(苦笑
妥協したくないけど、
きっとどっかでそういうことをしなきゃいけないこともある気がするのです。
でも自分が納得すればいっか。
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