映画を観たよ

ただ今、休止中。
その内戻ってくる予定です

考試 ~東京国際映画祭~

2006-10-25 | カ行の映画
コンペティション作品

あらすじ
中国、東北地方の僻地にある小学校で繰り広げられる、女の先生と子供たちの実話感動ドラマ。
村の小学校の事件といえば放課後に引いてかえる馬がいなかったり、全国試験で頭のよい子がでたらめの答案を書いたり…。電気もない村の生活は、実際には厳しく、また貧困の問題もあるはずなのだが、この映画はそうしたところを強調するのではなく、生徒と一緒に日々を過ごす先生の姿に焦点をあてる。馬を探したり、試験問題を受け取りに、長い道のりを歩いていく先生の姿、その淡々とした描写が見事な映像スタイルになっている。答案の謎が判明する瞬間がユーモラスで、心をうつ。(公式HPより)

観る前に監督さんが「忍耐が必要になる映画です」と言っていてなんのこっちゃと思っていたんですが・・・すごい忍耐が必要でした。
全てのシーンがロングの長回しで撮られていてそれを観るのにはかなり辛いものがありました。
完全に登場人物を「外」から撮っているので観ているこっちはかなり傍観的に観てしまうんですね。
撮った側も「私たちが彼らの生活に入り込んで撮るのだから・・・」とのことでこの手法をとったらしいです。
人が出ずに風景だけで長回ししたりして会話を聞くっていうシーンも多くてさすがにやっぱりちょいと飽きました。
それでも撮っている側からすれば何とか観客が飽きないように猫を使ってみたり風や光を上手く撮ってみたりしたらしいです。(まぁまぁ上手くいってたかな)
風景はとても美しくキレイだったのでそれは良かったです。
全体的にドキュメンタリーを観ている感じでした。
ストーリー自体も全く大げさに何かが起こるわけじゃなく静かに変わっていきます。
非常に静かにそして長回し&ロングでのそんな感じで進む映画なので脱落者が次々とおりました(私も危なかった)
でもとても貴重な映画を観たっていうか普段観れないものをちゃんと観れたので良かったなって思いました。
この話自体は本当に田舎であったお話みたいでこの先生は今でもこの村で教えているそうです。
そしてこの映画ではご本人がほとんどを演じていると言うことでその辺も面白さを感じました。


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