映画館

最近は映画館に行くという表現をしなくなりました。
デンと大きな映画館があった昔と違い、シネマコンプレックスとか言う表現で
小さくいくつもの映画館が並んでいますね。
産業でも多品種小ロット化が進んだのと同様に十人十色の趣味に合わせるよういくつものフィルムが興行されています。

こうなってくるとレンタルDVDでホームシアターでも充分満足できちゃいます。ただ話題作の話についていけるように誰よりも先に観たいだけってことになるのかな！？

そこで今回の夢なんですが、映画館の「館」の字に着目した新しい形の映画館事業を考案したのです。夢はホラー映画でした。

ずばり「映画館」は森の中の洋館でした。つまり一軒家であればいいのです。観客はその極普通に生活している雰囲気漂う一軒家に開演10分前に入るだけです。

全ての窓は外界から閉ざされておりスクリーンになっています。開演前は現在の外の景色が映し出されています。各部屋においてある液晶テレビには今現在放映中の番組が映し出され、壁掛けの額縁つきの絵画にはモナリザの微笑が映し出されています。

いよいよ開演です。液晶TVにはお決まりの予告編が・・・後はUSJのターミネーターの如くです。窓のスクリーンには映画の環境が映し出されます。あのジェイソンのエンジンチェーンソーの音と共にその方角の窓には姿が映ります。急に聴こえなくなったと思ったら今度は反対側から聴こえてきます。
観客は右往左往されます。そんな臨場感を映画の途中節々で演出され、その他はホームシアターとして好きな場所で好きなサイズのモニターで観賞できるといった具合です。

勿論、あのモナリザも、室内照明も連動して演出効果を発揮します。床近くの壁にはペットが動く姿が映し出されたり、ミクロアドベンチャーのように鼠が駆けずり回ったり、まっくろくろすけが一目散に逃げたり、床が振動したり・・・
興奮のルツボ間違いなし！

あっ！ここまできたらアミューズメント施設でいいっか！？