初めての自転車

一週間前のブログで紹介したが、生まれてこの方自分で自転車を買ったことは無かった。
思えば幼稚園時代の三輪車から小学校に入っても愛用し「裏の道を夢の超特急くらいのスピードで走った」と絵日記に書いた覚えがある。流石に５年生になると流れるフラッシャーの機械仕掛けに憧れてツンツンツノダのTU号をおねだりした。

毎日磨いて覗きこんではほくそえみ、改造を繰返して中三になるまで乗り継いだ。段々とシンプルになってゆき、子どもっぽさを解消するためにバラバラに分解して真っ黒に全塗装したのを覚えている。

娘には絶対させたいとは思わない長距離ツーリングも友達と二人で小６の時長島温泉まで走り名古屋経由で帰って来たのが懐かしい。１日で走行距離１１０kmだった。そうそうその頃の自転車にはスピードメーターやタコメーターも付いていた。最高時速５０kmを出した記憶がある。

股間のスポークには空気入れも付いてたし、パンク修理キットもサドルの後ろに背負っていた。シマノの変速機ではなかったが５段変速を良く使うギヤーが舐めてしまい、外して３段変速に改造することもしたっけ。古きよき時代である。

高校入学と同時に買ってもらった耐久性を重視した、リムやスポークまでもステンレスのやはり黒色の自転車は、その後２０年の使用に耐えた。近くの自転車屋さんにいつも苦笑されていた。「自転車屋が儲からない筈だ～」と。

その後もゴルフの商品や、妻にも娘にも全て譲り受けたものでしのいできた。だから今まで自分の懐から出して自転車を手に入れたことは無かったのである。

冒頭の写真は１３日に３万円で購入した娘の自転車。買い物籠のメッシュの粗いことと赤色の発色のいいものが娘の希望であった。１万円台でもあるにはあったがデザインセンスが無いものばかり。中国製ばかりだったので、リムがステンレス、内装３段変速、軽い発電機で輝くLEDヘッドライト、ソーラーテールランプで武装されたシキシマ製を選んだ。
全く音も無くスムーズに走る。私は岐阜駅までの往復を試乗した。とても快適な一台で満足である。

一週間後の２０日。前日に見つけた放置自転車を合法的に岐阜市が各自転車屋さんに２台ずつ払い下げる物の中から、かねてから試したかったブリヂストンのベルト駆動アルベルトを見つけたのだ。サドルやリアタイヤを交換してもらって７千円。即決した。午前中に引き取りに行き嬉しくて乗り回した。


夕方には長良川を、鵜飼大橋を渡って約１時間のサイクリング。今まで坂道を登るときは降りて引っ張らなければならなかったのにこれも内装３段変速。楽勝だった。帰りに向かい風が強かったので流石に１速で向かわざるを得ないケースもあったが、今までの自転車とは桁違い。とても楽しいサイクリングだった。

向かい風のきつい帰り道、インラインスケートや犬を連れて散歩する人たちが行き交う長良橋と金華橋の中間地点にて長良川を観る。


これで家族全員の27インチ自転車が揃った。サイクリングを計画しなくては！！
どこかサイクリングにもってこいの景勝地、安全で気持ちいいサイクリングロードご存知の方是非教えて下さい。