經世濟民(経世済民 / けいせいさいみん)
「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」
文字通り本来はより広く政治・統治・行政全般を指示する語であった。
韓国の歴史ドラマにはこの本来の主旨を再現しているものが多い。
日本では、福澤諭吉が「経済」を英語のpolitical economyの訳語と略し現在まで使われている。
社会が生産活動を調整するシステム、あるいはその生産活動のことを指すのだが、「ひと、もの、かね」に代表される資源を如何に有効に活用するかを考える学問が経済学と言うわけだ。
世の中にある資源は有限であり、希少性を有する。社会においてはさまざまな商品が生産され、交換・分配などのプロセスを経て消費されるが、資源の希少性ゆえ要求されるすべての商品が供給できるとは限らない。経済はそれらの要求に応じて供給を決定し、実行するシステムである。
だから、経済を考える上で必要不可欠なのがリスクマネジメント。
ここで、何が言いたいかを先に押えておきたい。
今、盛んに話題に挙がっている原発の是非。
「人命が何よりも優先する」というレトリックをかざし過ぎることに警鐘を鳴らしたい。
原発反対派が「原発は絶対安全ではない」と主張するのに対して、絶対とは答えられない政府や電力会社は論争を恐れ、情報を隠してきました。それが反対派の不信感をあおって対立が先鋭化し、原発の番組は出演者をそろえるだけでも大変になりました。
「命は何よりも尊い」という反対派の論理に対して、推進派は「少しぐらい死ぬリスクはしょうがない」とは口が裂けてもいえないので、議論が噛み合うわけがないのです。
こういう論争は不毛です。原発のリスクはゼロではないし、ゼロにすべきでもない。リスクをゼロにするには原発をすべて止めればいいが、それは解決にならない。人命第一と主張するなら、自動車も飛行機も禁止しなければならない。本質的な問題は絶対安全かどうかではなく、経済性とリスクをどう評価するかという経済的なトレードオフなんです。
今のところ核燃料サイクルや安全対策のコストを考えても原発のkWhあたりコストは5.3円と火力より安い。この机上計算には疑問がありますが、1基100万kW級の規模が出せるのは原発だけです。原発はベースロードとよばれる基礎的な大規模需要をまかなうもので、太陽光などの再生可能エネルギーは不安定で原発の代替にはなりえないのです。
コスト競争できるのは、CO2を発生する石炭火力か天然ガス火力ですが、地球温暖化についての民主党政権の方針を再検討し、科学的根拠の疑わしい「温室効果ガス25%削減」の公約を撤回する必要があります。それでも化石燃料は早ければ数十年で枯渇する可能性があるので、この先のイノベーションが無ければ原子力というオプションを捨てることはできないのです。
しかし数兆円ともいわれる今回の損害と補償リスクは、私企業で負担できるものではなく企業のプロジェクトとして考えると、もはや軽水炉は不経済な技術になってしまいました。ここから先は安全か危険かという二者択一ではなく、日本国家の長期的なエネルギー戦略の問題で推進すべきか否かを決断せざるを得ないでしょう。
だから、原発は経済問題なのです。推進する場合でも東京に立地することは出来ないのです。今回の事故を詳細に検討し、経済性とリスクを客観的に比較して国民が選択するしかないと思います。
「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」
文字通り本来はより広く政治・統治・行政全般を指示する語であった。
韓国の歴史ドラマにはこの本来の主旨を再現しているものが多い。
日本では、福澤諭吉が「経済」を英語のpolitical economyの訳語と略し現在まで使われている。
社会が生産活動を調整するシステム、あるいはその生産活動のことを指すのだが、「ひと、もの、かね」に代表される資源を如何に有効に活用するかを考える学問が経済学と言うわけだ。
世の中にある資源は有限であり、希少性を有する。社会においてはさまざまな商品が生産され、交換・分配などのプロセスを経て消費されるが、資源の希少性ゆえ要求されるすべての商品が供給できるとは限らない。経済はそれらの要求に応じて供給を決定し、実行するシステムである。
だから、経済を考える上で必要不可欠なのがリスクマネジメント。
ここで、何が言いたいかを先に押えておきたい。
今、盛んに話題に挙がっている原発の是非。
「人命が何よりも優先する」というレトリックをかざし過ぎることに警鐘を鳴らしたい。
原発反対派が「原発は絶対安全ではない」と主張するのに対して、絶対とは答えられない政府や電力会社は論争を恐れ、情報を隠してきました。それが反対派の不信感をあおって対立が先鋭化し、原発の番組は出演者をそろえるだけでも大変になりました。
「命は何よりも尊い」という反対派の論理に対して、推進派は「少しぐらい死ぬリスクはしょうがない」とは口が裂けてもいえないので、議論が噛み合うわけがないのです。
こういう論争は不毛です。原発のリスクはゼロではないし、ゼロにすべきでもない。リスクをゼロにするには原発をすべて止めればいいが、それは解決にならない。人命第一と主張するなら、自動車も飛行機も禁止しなければならない。本質的な問題は絶対安全かどうかではなく、経済性とリスクをどう評価するかという経済的なトレードオフなんです。
今のところ核燃料サイクルや安全対策のコストを考えても原発のkWhあたりコストは5.3円と火力より安い。この机上計算には疑問がありますが、1基100万kW級の規模が出せるのは原発だけです。原発はベースロードとよばれる基礎的な大規模需要をまかなうもので、太陽光などの再生可能エネルギーは不安定で原発の代替にはなりえないのです。
コスト競争できるのは、CO2を発生する石炭火力か天然ガス火力ですが、地球温暖化についての民主党政権の方針を再検討し、科学的根拠の疑わしい「温室効果ガス25%削減」の公約を撤回する必要があります。それでも化石燃料は早ければ数十年で枯渇する可能性があるので、この先のイノベーションが無ければ原子力というオプションを捨てることはできないのです。
しかし数兆円ともいわれる今回の損害と補償リスクは、私企業で負担できるものではなく企業のプロジェクトとして考えると、もはや軽水炉は不経済な技術になってしまいました。ここから先は安全か危険かという二者択一ではなく、日本国家の長期的なエネルギー戦略の問題で推進すべきか否かを決断せざるを得ないでしょう。
だから、原発は経済問題なのです。推進する場合でも東京に立地することは出来ないのです。今回の事故を詳細に検討し、経済性とリスクを客観的に比較して国民が選択するしかないと思います。
会社になるのでしょうかね。潰れる事もなく賠償金をたんたんと支払っていくだけでしょうか。役員の方々は家族を連れて福島に住民票を移し住むことからはじめるべきです。強いリーダーシップが取れる誠実な指導者が東電と日本に現れることを望みます。
それだけの理由で、新規事業を推進しないなら、今の日本は存在しえません。
科学にリスクは付き物です。あらゆる叡智を結集して、リスクヘッジを最大限に生かすよう実験を繰り返すのです。
リスクを回避するための役所の立場も大事だと思います。但しその期間が長くなればなるほど導入の機会を逸して次の革新を待つことになり、結局何もしないで終わってしまいます。
賠償金は結局税金から拠出せざるを得なくなるでしょう。
前から例に出されていた「飛行機が突っ込んだらどうする?」とか「原発の真下が震源地だったら」って考えたら『絶対安全』なんて言えません。
でも、飛行機と同じで常に最悪の事態を想定した訓練とかシミュレーションが万全だという意味で『絶対安全』と表現していたんだと私は解釈していました。
今回はっきりとわかったのは、原発の安全神話には何の対策も施されていなくて、本当に口先だけで「安全」「安全」と言っていたんだという事です。
今後、原発をどうしていくのかはわからないけれど、今稼動している所に対しては、今回米・仏から提供された設備は装備されていなければならないと思います。
ってか、口先だけの「安全」の一言でここまでやって来た東電とか歴代政府ってある意味すごいと思います。
現在、太陽光発電が11~13円、風力が10円、火力が8円、らしいです。
これからの電気料金アップが補償に廻されることは間違いないでしょう。公共料金の監視が国である限り、袖の下で決まることに変わりはないでしょう。電力自由化でダイアモンドパワーがそうしてきたように…
ソフトバンクの孫正義氏が本物のシステム救世主であらんことを祈ってます。
安全神話?神々の話が聞けるはずがありません。神はそもそもいないのです。追い討ちをかける余震が物語っています。
するそうですが、停止するべきです。そして自然エネルギーへの大胆な活用計画をすれば大事にするべき優良企業になるのに。でも、世の中そうならないのが常です。けんちゃんさんは常日頃
経済などで参考にしているHP・ブログは何ですか。私は怖いもの見たさで「黄金の金玉を知らないか」をちらちら~と覗かせていただいてます。
電気事業法の規制緩和が始まった2000年3月。電力の自由化が進み、今では契約電力50KW以上のお客様なら発電している電力会社を自由に選べるようになっています。
大きくなりすぎた電力会社はJALと同じで高コスト体質を癒着した政治力で維持し公共料金の値上げもしたい放題です。ですのでまだまだ微々たる発電量の小電力会社にもっともっと頑張ってもらい安い電力供給に励んでもらいたいものです。
ガスタービン式プラントなら500KWの能力を3000万円で設置できます。しかしどうせやるなら、JA長野のように太陽光をレンズで掻き集めて太陽熱利用の発電システム、温泉場の地熱利用など、エコなスマートグリッドを構築して欲しいなあ。
電気は遠くに運べば運ぶほど、電磁波を撒き散らしながら放電して家庭に届いたときは18%までに減衰しちゃうんだと中学で習った記憶があります。トヨタの本社ビルは電気を自家発電で賄っており、余剰分をモード学園など近隣に売っているそうです。スマートグリッドでロスを防ぐ動きは益々活発化しそうですね。
参考にしているブログというより、日経新聞や各種業界新聞、東京商工リサーチなど、アナログ的な情報が多いですね。それと仕入先やお得意先の生の声と連動して、「あ~それが原因でこの結果に結びついてるんだ」と勝手に結び付けています。