お.寒.い.電.子.工.作...

技術もノウハウも知識も情報も人脈もコネもカネも測定器も無いけど、たまーに電子工作に挑戦する「ゆるーい」ブログ。

マイブームはVFO その38

2011-05-08 23:51:34 | VFO

 

IF部を作り直しました。

この手のIC(FMラジオやテレビのIF増幅用)は、ゲインが高く、生半可な配線をやるとすぐに発振してしまって、悩むことになります(『その37』の基板を参照)。

今回は手持ちの関係でTA7061を使ったのですが、やはり発振してしまって、真面目に基板を作ることにしました。

とは言っても、プリント基板を作るのではなく、両面基板に「発振対策」を念頭に置いて、穴をあけて組み立てました。

何という工法なのか勉強不足のため、名称が特定できませんが、要するに、

(1) 穴をあける

(2) 両面からザグる

(3) GNDに接続するピンはザグらない→両面を接続する役割も兼用

ということで、ザグった裏面からは絶縁されたピンが出ているので、これに部品を接続していくわけです。わかりにくいですが、裏面から見るとこんな感じ。

基板の表側は、こんな感じ。右側が入力、左側が出力。

実は、二段目(左側)では、微妙に発振しているようなんですが、ボチボチ調整します。基板の作り直しも含めて。

この手のICは、長手方向に並べるのがイイようで、データシートにもそういうプリントパターンが出ています。9MHzだからといって配線をオロソカにできないんですね。


マイブームはVFO その37

2011-04-30 21:12:25 | VFO

IF部および、AF部を作成しました。

クリスタルフィルタは2個、SSBとCW用。ダイオードスイッチで切り替えます。

クリスタルフィルタの出力は、TA7061によって増幅され、平衡検波し、LM386でAF増幅し、スピーカーから音を出す、という感じです。

いきあたりばったり的に作ったので、出来栄えが良いハズがありません。一応、ラグチューしておられる局の更新が受信できました。しかし、「サー」というノイズが非常に多く、「たぶん、何かを間違えている」と思われます。

キャリア用の発振周波数の調整が微妙で、周波数カウンタを持っていないので性格に8.9985MHzにあわせることが出来ず、交信を聞きながらトリマを回すというような感じです。

信号は強力なのでしょうが、イマイチ何を言っているのかわかりません...調整がNGなんでしょう。もう少し粘ってみます。


マイブームはVFO その36

2011-04-23 12:08:18 | VFO

キャリア発振モジュールを作りました。

RFモジュールもIFモジュールも作っていないので、順番的には「?」なのですが、とにかく作ってみました。虎の子の水晶3個(8.9985MHz, 9.0000MHz, 9.0015MHz)を動員し、ダイオードスイッチ(1S1588)で切り替えられるようになっています。

虎の子の「クリスタルフィルタ」は、この後時期不定でIFモジュールに登場する予定です。八雲通信工業製の「YF-90H600」というやつですが、CW用もSSB用も型番が同じなんですね。紛らわしい。

購入したのは...ン十年くらい前ですが、当時でもなかなか売っていなかったんです。

ご参考:

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/74/75bfcd5162cf18f5bd69b8e5f4e8f177.jpg

左側の2個が八雲通信工業製のクリスタルフィルタです。3032のほうがCW用、3026のほうがSSB用と認識しています。

FRISK基板なので、チョット余ってしまいました。

この基板の出力は、平衡検波回路にブチ込まれるわけです。しかし、その基板はいつになるやら...


マイブームはVFO その35

2011-04-02 14:11:37 | VFO

十数Vの電源から、5Vを作り出すスイッチングレギュレータ回路の故障によって、5Vの電源を期待している各回路に十数Vの電圧の電源が印加されてしまい、あちこちで破損してから、そろそろ一ヶ月。

 

地震の影響なのかどうかは不明ですが、かなり疲れてしまい、長い間ほったらかしにしていましたが、やっと修復しました。(所謂「地震酔い」に悩まされ、わが職場はフリーアクセス床の不具合か、目の前を人があるいただけで床が上下に震動し、地震後は特に敏感になり、神経が消耗したような状態)

スイッチングレギュレータを入れ替え(大きなものにしたので、シャーシとの相談が多発)。焼損した部品(FETやらPICマイコンやら)を交換。特にDC→AC変換のためのFETは、ピッチ変換基板を使っているのですが、基板ごと焼損(パターン剥離)しているので、手間どりました。

あいかわらず「のっぺり」した顔ですが、部品がついていない部分は、シャーシ内でゴチャゴチャしてまして、どうにもならんのです。

 

残っているのは、RF段、IF段、AF段ですが、いつごろ完成するか、今現在目処がたっていません。

残り少ないシャーシのスペースに何とか収めるべく、鋭意検討中です。

 


マイブームはVFO その34

2011-03-09 22:27:58 | VFO

何がどうなったのか分かりませんが、ジャンクのノートPC用ACアダプタを電源としていたら、壊れてしまいました...

VFDモジュールは、電源は5Vであることを前提にしているので、13~15Vの電源から3端子レギュレータで5Vを作ると、発熱とかエコでないとか、いろいろな理由がアタマをよぎったので、スイッチングレギュレータモジュールで5Vを作り出していました。

ところが、このスイッチングレギュレータモジュールが、壊れたらしく、入力の電圧がそのまま5Vラインに流れ、PICマイコンが破損。

VFDの電源として、AC5Vを作り出す回路(FET4個で電源の極性を切り替える)において、PICマイコンでその切り替え信号を作って、FETのゲートを制御していたのが、PICマイコン破損で切り替え信号が出なくなり、FET焼損。

VFDの表示を制御するPICマイコンも破損。

ロータリーエンコーダの信号と、メインパネルのスイッチを制御するメインPICマイコンも破損。

秋月DDSにも15Vが直接入った訳で、おそらく破損...高かったのに(泣)

プリミックス部分は12Vの3端子レギュレータが入っているので、たぶん無事だと思うものの、まだ確認してません。

とにかく、ほとんど作り直しに近いダメージを受けております。

 

VFDのフィラメントにも12Vが印加されてしまったわけですが、一応テスタであたってみたら導通があったので、切れていないと信じたいですが...

ま、ボチボチやります(笑)

 

 


マイブームはVFO その33

2011-02-26 20:18:48 | VFO

今までに製作した、①ロータリーエンコーダ②DDS制御用PICマイコン基板③秋月DDS④135MHzプリミックスVFO、⑤VFDモジュール、これらを収めるべく、シャーシを製作しました。

ずいぶんと余白の多い「顔」ですが、右半分はHDDの円盤使用のロータリーエンコーダなので仕方なし。左半分についても、本来ならばスピーカーを取り付けたいところですが、パネルの向こう側は基板が立っているので、チョット無理です。

左上は、Sメーターのつもりなのですが、まだ文字盤を作成していないので、オリジナルのVUメーターのままです(笑)

ツマミは2つで、左が音量、右がスケルチです。左端のスイッチは電源スイッチ、その下の穴はイヤホンジャックです。しかし、その部品が見当たらず「とりあえず穴だけ」という状態になってます。

中央の4つのスイッチは、右2つが周波数操作関係のスイッチ、左2つは「未使用」です。

表面に皿ネジが不自然な形(傾いていたり、アタマが出ていたり)で多数存在しますが、これは全て、加工技術の未熟に起因するものであります。いずれはパネル面に何かを貼り付けて、皿ネジを隠すようにしてみたいと思います。

思い起こせば、大昔に購入していたVFDで何か表示させてみようと思い立ったのがキッカケとなり、現在ではこんな感じになってます。

RF部以後を、のんびりと製作してゆく予定です。


マイブームはVFO その32

2011-02-13 00:52:56 | VFO

あいかわらずソフト作りです。

・スキャンの開始/終了周波数が指定できるようにしました

・周波数を記憶するためのメモリ機能を追加、56チャネルまで記憶できるようにしました

・記憶されている周波数を、ツマミを回して巡回できるようにしました

PIC16F88のプログラム領域は、37%程度しか使っておらず、まだまだ拡張ができそうです。EEPROM領域は、メモリ機能その他で256バイト全域を使い果たしました。

2個のスイッチと、ロータリーエンコーダの操作だけなので、操作性は非常に悪いです(笑)

 

そろそろ、このくらいにして、RF部に着手しようと思います。


マイブームはVFO その31

2011-02-06 16:24:55 | VFO

前回から、あんまり変わっていませんが、一応、ツマミの上に操作スイッチを取り付けました。マイコンとつながっているのは、左の2個のみで、あとのスイッチは「予備」です。

この2つのスイッチを用いて、次のようなことができるようになりました。ソフトを書くのはしんどかったですが...

(1) 周波数ステップの設定

(2) スキャン時間

(3) スキャン実行

(4) (1)と(2)と、現在の周波数をEEPROMに書き込む

左端のスイッチをONにすると、VFDの表示は「メニュー選択モード」になり、2桁の数字が表示されます。ツマミを回して、実行したいメニューを選択し、左から二番目のスイッチをONにすると、その機能が実行されるようになています。

このため、「メニュー」は100種類まではOKですが、それをこなせるほどの容量がマイコンにありませんから、ま、そこは適当に。

また、スキャン実行中にツマミを回すと、スキャン動作が一時保留され、一時的に手動操作でダイヤルを回すことができます。ダイヤルを回さずに放置すると、再びスキャンが始まります。

PICマイコンは、まだ半分程度のプログラム領域しか使っておらず、もうすこしいろいろと機能を追加できそうです。


マイブームはVFO その30

2011-01-29 23:32:21 | VFO

前回は、「局発をはさんで反対側」のことをおろそかにしてしまったがために、かなりブルーな結果になってしまいました。その教訓を踏まえて、今回は「プリミックスVFO」を作り始めました。

基板としてはこんな感じで、秋月DDS基板の上に重なっているような感じです。

構成としては、

(1) 手持ち20MHz水晶を、3次オーバートーンで発振させて60MHzを得る

(2) ダイオードダブラで2逓倍して120MHzを得る

(3) 120MHzは、DBMのLO入力用なので、増強

(4) DDSから15MHzをとってきて、DBMのRFに入力

(5) IF出力には、105MHzと135MHzが出てきますので、これを「怪しげなフィルタ」で135MHzのみ通過させるように頑張る

(6) 狭帯域アンプを二段重ねて、135MHzを増幅。50Ω負荷で4dbm程度。

たいした知識も部品もないので、105MHzと135MHzを分離するのは大変でしたが、一応、納得の波形になりました。

うっかりすると、(6)で120MHzを増幅してしまって、見当違いな結果になったりすることもあります。調整は非常に微妙です。理屈では、DBMのIFにはLOの信号は出てこないハズですが、作り方の問題で、出てきてしまうこともあるのでしょう。

 


マイブームはVFO その29

2011-01-16 11:08:16 | VFO

25MHz×5=125MHzを局発に用いたクリコンは、「その23」に出ていますが、5逓倍とはいえ、25MHzおきに高調波が並んでいるわけで、余計な信号を周波数変換してしまうようなので、20×3×2=120MHzを局発にしたクリコンを作ってみました。出力は24MHz。

「20×3」の部分は、20MHzの水晶を無理やり3次オーバートーンで発振させます。これにより、高調波関係は60MHzの倍数で考えればよいので、25MHzよりはいいだろうということで組み立てたのですが...

ガーン、前作よりも深刻な問題が発生。

クリコンの出力(24MHz)を受信機に接続し、144MHz帯の様子を聞いてみると...

テレビのアナログ放送の1ch(NHK)が、+40dbで入感。あわてて周波数関係を確認すると...

1ch : 90~96MHz, 音声は95.75MHz

つまり、120-95.75=24.25MHzとなって、ガンガン入るわけです。24.25MHzは、144MHz帯で言えば、144.25MHz。SSB/CWを聞くためのラジオなのに、ここでこんなモノが入るのは明らかにNG.

アナログ放送の終了を待つか、別の方法を検討するしかないようです。