IF部を作り直しました。
この手のIC(FMラジオやテレビのIF増幅用)は、ゲインが高く、生半可な配線をやるとすぐに発振してしまって、悩むことになります(『その37』の基板を参照)。
今回は手持ちの関係でTA7061を使ったのですが、やはり発振してしまって、真面目に基板を作ることにしました。
とは言っても、プリント基板を作るのではなく、両面基板に「発振対策」を念頭に置いて、穴をあけて組み立てました。
何という工法なのか勉強不足のため、名称が特定できませんが、要するに、
(1) 穴をあける
(2) 両面からザグる
(3) GNDに接続するピンはザグらない→両面を接続する役割も兼用
ということで、ザグった裏面からは絶縁されたピンが出ているので、これに部品を接続していくわけです。わかりにくいですが、裏面から見るとこんな感じ。
基板の表側は、こんな感じ。右側が入力、左側が出力。
実は、二段目(左側)では、微妙に発振しているようなんですが、ボチボチ調整します。基板の作り直しも含めて。
この手のICは、長手方向に並べるのがイイようで、データシートにもそういうプリントパターンが出ています。9MHzだからといって配線をオロソカにできないんですね。