お.寒.い.電.子.工.作...

技術もノウハウも知識も情報も人脈もコネもカネも測定器も無いけど、たまーに電子工作に挑戦する「ゆるーい」ブログ。

マイブームはABR(エアバンドラジオ) --- その3

2012-04-15 16:30:20 | ABR

一応、シャーシに収めました。

しかし、シャーシに納めてみると問題山積み。

(1) 内蔵スピーカーの振動が、コイル関係を振動させて、ハウリングを起こす

(2) 信号強度をLCDのバーグラフで表示しているのだけど、これがノイズを出す。マイコン→LCDへの表示データの送信時にノイズが出るものなのか、LCDが、受け取ったデータを処理するときにノイズを出すものか、不明。

そういう状況なんで、「完成しました」とは言えません。

 


マイブームはABR(エアバンドラジオ) --- その2

2011-09-11 22:57:34 | ABR

移動での運用(?)を考慮し、電池でも動作するようにしたいと考えて、電源回路を作ってみました。当初、ニッケル水素単2×2本で5Vと12Vを作り出そうとしました。

5Vについては、100円ショップで売っている「USBポート付き充電用電池BOX (CW-130DEN)」から取り出した部品で十分にOKだったのですが、これらの部品で12Vを作り出すのは難しいので、NJM2360で12Vを作ったのですが、電流が取れないようであり、そもそもこのICの入力電圧は2.5Vからのようなので、あっさりと方針転換、ニッケル水素単2×4本としました。

一応、エアバンドラジオを駆動できましたが、電源のノイズに対しては、何等考慮していないので、受信した音声はノイズっぽく聞こえるような気がします。

なお、NJM2360の回路においては、電流制限は行っておりません(適切な抵抗を準備するのが面倒だった)。

 


マイブームはABR(エアバンドラジオ) --- その1

2011-08-29 05:38:52 | ABR

前回の「マイブーム」で作成した144MHz帯SSBラジオは、アンテナを含む受信環境がいまひとつよろしくないせいか、「なかなか聴くことができない」ので、並行して別のラジオを作ることにしました。

144MHz帯に近く、電波が頻繁に出ていそうなバンドとして、118MHz~136MHzあたりの「エアバンド」を受信するラジオを作ってみることにしました。

18MHzもの幅をフルにカバーするのは大変なので、とりあえず「よく聞こえる周波数」のあたりに的を絞って受信することを考えました。

構成は、ダブルスーパーヘテロダイン。中間周波数455kHzに変換できる局発が得られるなら、シングルスーパーヘテロダインでもよさそうなものですが、うまく作ることができなかったので、ダブルにしました。

第一局発はPLL周波数シンセサイザにより12.5kHzステップで作ります。VCO自体はTA7358の局発部分を用いています。左下の7セグLED4桁は、周波数に対するチャネル番号を表示します。

アンテナから入力した信号は、TA7358に入って、10.7MHzに変換し、セラミックフィルタを経て次のTA7358に入り、ここで10.245の第二局発により455kHzを取り出します。

TA7358には、水晶をくっつけてもちゃんと発振するようです。

455kHzの第二IFは、2SC1815二段で増幅し、!N60(1K60)または1SS108のような、「検波できるダイオード」で検波して、AFを取り出します。それを、LM380で増幅してスピーカーを鳴らすという構成になっています。

一応信号は受信できるものの、屋内でこの周波数帯を受信する場合の特徴として、

「受信する信号レベルの違いが激しい」

ということがあげられます。基地局(?)の信号は強いのですが、移動局(?)の信号は本当に弱く、できれば両方受信したいことを考えるとうまく動作するAGCが必要になります。

AGCは非常に難しいもののようで、「ちゃんとしたもの」を作るのは最初から諦めて、ダイオードによる可変アッテネータ(自称)を構成することにしました。

このような構成の場合、使用するダイオードはPINダイオードを用いるものだそうですが、残念ながら手持ちが無いので、1S1588を使いました。

1S1588の両端に220Ωをぶら下げて、出力側(カソード側)の220ΩはGNDに接続、もう片方の220Ωは0.001uF//47uFを介してGNDに接続。入力側の220Ωと0.001uFの接続点Pに電圧をかけると、1S1588はONになって、信号が通過しますが、電圧をかけないと1S1588はOFFになって、信号が通過できません。

検波段から取り出したAF分(検波用ダイオードの向きは、GNDに対して+の出力を得るようにしてある)を、2SC1815で増幅して極性を反転させ、上記説明のP点に加えると、どうやら一応それなりに動作するようです(そのように聴こえたような気がします)。

2SC1815のコレクタに接続する負荷抵抗を変化させることで「効き」を調整できるような気がします。

完成度はいまひとつといった感じで、もう少し工夫してなんとかしたいと思います。