TBA

(仮)

畑違い

2019-06-12 | 本と雑誌

 

きょうも涼しかった。

梅雨入りはいつ?

 

 

『「日本人の不安」を精神分析する 唯幻論で読み解く現代』というのを読む。

この方の本を古本屋さんで見つけて買おうかどうか悩んだけれど、

別の人とカン違いしてたことに気づく。

この方は心理学者だった。

 

なんでもかんでも「屈辱」で片づけるのはどうかと。

アメリカに占領されているというのも…

あと、官僚叩き。文部省不用説から郵便局まで。

橋本内閣の時代の本らしいし、いま読まなくてよかったかも。

 

こういう心理学者や社会学者が専門ではない分野について、

イメージだけで実効策も出さずにそれらしいことを語って、

ふわふわやわらかい頭の人をちょっとかしこい気持ちにさせて煽動するっていうやつ。

本人さんは悪気はないのだろうけど、

やっぱりあまりよくないことのように思う。

 

素人が考えつくようなことは、たいていプロがやろうとしてもできにくいことだし、

そもそも政策を実現するには財源がいる。

財源は限られているから、なにかを新しく始めるためには、

別のなにかをやめないといけない。

でも、ハイ、あしたからあなたはいらない、ってわけにはいかないのだし。

 

今の年金騒動にしても、民主党政権以前からわかっていたことなはず。

それをいまさら選挙の前になってこれ見よがしに大さわぎ。

ミスター年金とか言われてた人はなにをしてた?ってことにもなりかねないのに。

 

コメント
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