TBA

(仮)

資質

2019-06-09 | 本と雑誌

 

けさも涼しかったけど、なんとか午前中に起きた。

昼まで寝てしまうと罪悪感が…

で、昼すぎまでは涼しかったんだけど、

風もなくなってだんだんむし暑くなってきた感じ。

週明け暑くなるといやだなあ。

 

 

「和子の部屋」を読んでる。

この方の小説を読んでみようと思ったのだけど、

図書館にお目当てのがなかったのでこれを。

意外と図書館ってデビュー作とか初期の作品とかおいてないかも。

で、そういうとき、エッセイとか対談とかを読んでみると、

その作家さんの本と仲良くなれそうかそうでないかわかる感じ。

 

10人の女性作家の方との対談なのだけど、

わりと読んだなあっていうのは、江國香織さんと川上弘美さんくらい。

桐野夏生さんもデビューのころに、

和製女流ハードボイルド作家と思って1冊くらいは読んだっけかな。

 

対談というか、相談という形なんだけど、

それぞれにすごくめんどくさそうな相談。

いちいち話を聞いてちゃんと答えを出す阿部さんはすごいと思った。

こういう方がモテるんだろう。

なかでもわりとたいへんそうな方と御結婚されてたことにさらにびっくり。

 

引っかかったのは江國さんの話かな。

言葉しか信じられない、みたいな。

自分はこの世のもので言葉で表現しきれるものは何もないと思ってるので、

まったく逆のイメージだった。

「物語が好きで情報は嫌い」というのも、意外とそういう人多いんだろうかな。

だから、客観的に物事を考えなくて、わかりやすい”物語”にだまされたりするんだろうか。


あと角田さんのときの、ハングリーさとボクサーの強さは関係ない、

みたいな話もおもしろかった。




「プロ人質」って言ってしまうのはいかがなもんかな。

でも、ジャーナリストの方がもれなく人質になっているわけでもないのに、

何度も何度もつかまってしまうというのはどうなんだろう。

そもそもジャーナリストとしての資質がないか、

なにか別の目的があるのかと勘ぐられてもしかたないのかな、と。

 

オーディションでも何回も落ちればあきらめるし、

就職でさえ何度も「お祈り」されれば向いてないのかなと、ふつうは思うような。

この方がそれでも”ジャーナリスト”にこだわるのはなんなんだろう。

絶対に危険な目にあわないという自信があったりするんだろうか。

わからん。


コメント
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