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黄昏のチャイナタウン

2008-11-28 00:32:30 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ジャック・ニコルソン
キャスト ジャック・ニコルソン、ハーヴェイ・カイテル、メグ・ティリー、マデリーン・ストー、イーライ・ウォラック、ルーベン・ブラデズ、フレデリック・フォレスト、デヴィッド・キース、リチャード・ファーンズワース
1990年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、シリーズ

【あらすじ】
ある日ジェイクは、自分と同じ名前の男(ハーヴェイ・カイテル)から妻(メグ・ティリー)の素行捜査を依頼される。やがて妻の愛人が殺され、夫のジェイクに容疑がかけられるが…。

【感想】
あの名作「チャイナタウン」の続編です。監督がロマン・ポランスキーからジャック・ニコルソンに変更になっています。

前作があまりに偉大だったのと主演俳優が監督であることに対して鑑賞前には抵抗や心配があったのですが、見終わった後の感想としてはロマン・ポランスキー程の才能は感じられなかったにしても、前作の雰囲気は十分に引き継がれていたと思います。作品を大事にした丁寧な作り方には好感が持てました。今回も探偵としての経験や直感が捜査の進行に大きく生かされており、プロフェッショナルの世界を垣間見ることができます。ジャック・ニコルソンは監督としても悪くないですね。

また前作同様、ある不倫事件の調査依頼されたジェイクが事件に巻き込まれていくという設定なのですが、その過程で過去のイブリンの娘キャサリンの名前が浮上してきます。これには「そうくるか」と思ったし、素直に嬉しかったです。現在進行形の事件と過去の仕事が実は密接にかかわっているというのが本作のセールスポイントです。(少し複雑なのが欠点ではありますが)

ラストでジェイクが取った行動も本来は許されないのでしょうが、自分の信念に基づいた行動であるため、かっこよかったです。前作のような驚きの事実が次々と明らかになるという仕掛けはなかったですが、それでもシナリオは練られていたと思います。
注意点としては当然、前作を知らなければ楽しみが半減することです。まあ本作を見た人で前作を未見という人もいないとは思いますが・・・・。
名作の続編ということで鑑賞前はやや冷ややかだったので個人的には期待以上の出来でした。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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