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ザ・グリード

2009-07-25 00:03:03 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 スティーヴン・ソマーズ
キャスト トリート・ウィリアムズ、ファムケ・ヤンセン、ケヴィン・J・オコナー、アンソニー・ヒールド、クリフ・カーティス、ジェイソン・フレミング、ジャイモン・フンスー
1998年 アメリカ
ジャンル:ホラー、パニック、アクション

【あらすじ】
豪華客船アルゴノーティカ号は南シナ海を航海していた。密輸船の船長・フィネガン(トリート・ウィリアムズ)はこの船に乗りこもうとする謎の武装集団を運搬する。しかし、アルゴノーティカ号にいるはずの3000人の乗客はほとんどが死亡。船内は血の海だった。得体の知れない生物と戦うことになったフィネガンたちだが…。

【感想】
謎の巨大生物が、豪華客船における閉鎖的空間の中で人を襲うという今まで何度作られてきたのかわからないようなシチュエーションですが、今回はミミズの化け物でございます。
モンスターの作りや動きはいまひとつでしたが、それ以外で生理的嫌悪感のあるシーンがいくつもありました。特に奴らの餌場に食べられた跡の人間の残骸が転がっていたシーンとかはかなり気持ち悪いです。

最大の見せ場であるミミズ(どうみてもタコかイカにしか見えない)との戦いの他にも、人間同士の争いがあるのですが、主人公サイドにはふざけた性格が多く、敵対するグループはとても残酷に描かれています。この性格の異なる組み合わせは新鮮ではありませんが、うまく機能していたと思います。特に主人公のキャラクターはいい味出していた。大量の人間を殺したミミズと正面から対峙した絶望的な場面で「カメラでも持ってくれば良かった」という台詞は作り手のB級映画に対する愛情を感じました。

難点は人がモンスターに襲われ出すまで40~50分もかかること。はっきり言ってそれまでは退屈でした。敵の登場をもったいぶるような大作では決してないのですから。それに大量の乗客が乗り込んでいた客船でのシーンを描いておきながら、主人公が別の船から合流した時には、数人しか生きていなかったというのは間が飛び過ぎのような気がします。

それからヒロインは「007/ゴールデンアイ」に出ていた方ですね。最近だとX-Menシリーズの方が有名かもしれないですが、峰不二子的なキャラはマッチしていたと思います。

以上になりますが、どことなく「トレマーズ」の雰囲気を思い出させる映画なので、同シリーズが好きな人であれば期待を裏切らないと思います。B級映画としては定番になるかもしれません。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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