
監督 ジャン=ピエール・メルヴィル
キャスト リノ・ヴァンチュラ、ポール・ムーリス、ジャン=ピエール・カッセル、シモーヌ・シニョレ、セルジュ・レジアニ、ナタリー・ドロン
1969年 フランス、イタリア
ジャンル:ドラマ、サスペンス、戦争
【あらすじ】
1942年ドイツ占領下のフランス。密告からゲシュタポに捕まったジェルビエは辛くも脱走、レジスタンスと合流して裏切り者の抹殺任務に当たる。やがてジェルビエは、ド・ゴールに会うためロンドンへ向かうが・・・。
【感想】
実に味わい深い映画だと思う。展開は少々ダラダラしているが、これが逆に良さに感じられてしまう。シリアス過ぎることもない独特な雰囲気。監督のジャン=ピエール・メルヴィルはフィルムノワールの巨匠と呼ばれているだけのことはあると思う。
本作はナチスの支配による恐怖よりも、レジスタンス内における厳しい掟を描いているのが特徴です。この点が普通の戦争映画とは一味違います。
ストーリーは自分達をゲシュタポに売った裏切り者を自分達の手で処刑するシーンから始まります。裏切り者はどんなことがあろうが許さない。それがレジスタンスの掟であることを印象づけます。しかし、話が進むにつれ、それまで組織に多大な貢献してくれたが、娘を人質に取られて仕方なく仲間の情報を吐いてしまった女性に対してこの掟を適用するかで大きく揺れ動きます。レジスタンス内に対立や葛藤が生じるが、彼女は自らの行いに対して殺されていることを望んでいたという気持ちを察してやることで決着する。
ラストではレジスタンスのメンバーがどのような結末を迎えたのか紹介されます。今までやってきたことは何だったのかという虚しさに一気に包まれる。この苦い後味こそが本作なのだと思う。
独特の展開を嫌う人もいるかもしれない。ただ映画ファンから幻の作品とまで言われた本作。ぜひオススメしたいです。
お薦め度:★★★★★★★★☆☆
キャスト リノ・ヴァンチュラ、ポール・ムーリス、ジャン=ピエール・カッセル、シモーヌ・シニョレ、セルジュ・レジアニ、ナタリー・ドロン
1969年 フランス、イタリア
ジャンル:ドラマ、サスペンス、戦争
【あらすじ】
1942年ドイツ占領下のフランス。密告からゲシュタポに捕まったジェルビエは辛くも脱走、レジスタンスと合流して裏切り者の抹殺任務に当たる。やがてジェルビエは、ド・ゴールに会うためロンドンへ向かうが・・・。
【感想】
実に味わい深い映画だと思う。展開は少々ダラダラしているが、これが逆に良さに感じられてしまう。シリアス過ぎることもない独特な雰囲気。監督のジャン=ピエール・メルヴィルはフィルムノワールの巨匠と呼ばれているだけのことはあると思う。
本作はナチスの支配による恐怖よりも、レジスタンス内における厳しい掟を描いているのが特徴です。この点が普通の戦争映画とは一味違います。
ストーリーは自分達をゲシュタポに売った裏切り者を自分達の手で処刑するシーンから始まります。裏切り者はどんなことがあろうが許さない。それがレジスタンスの掟であることを印象づけます。しかし、話が進むにつれ、それまで組織に多大な貢献してくれたが、娘を人質に取られて仕方なく仲間の情報を吐いてしまった女性に対してこの掟を適用するかで大きく揺れ動きます。レジスタンス内に対立や葛藤が生じるが、彼女は自らの行いに対して殺されていることを望んでいたという気持ちを察してやることで決着する。
ラストではレジスタンスのメンバーがどのような結末を迎えたのか紹介されます。今までやってきたことは何だったのかという虚しさに一気に包まれる。この苦い後味こそが本作なのだと思う。
独特の展開を嫌う人もいるかもしれない。ただ映画ファンから幻の作品とまで言われた本作。ぜひオススメしたいです。
お薦め度:★★★★★★★★☆☆
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