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スター・トレック6/未知の世界

2014-08-02 22:31:11 | ★★★★★★★★☆☆
監督 ニコラス・メイヤー
キャスト ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、ジョージ・タケイ、デヴィッド・ワーナー、クリストファー・プラマー、カートウッド・スミス 、イマン、キム・キャトラル、クリスチャン・スレーター、マイケル・ドーン、マシアス・ヒューズ、ジェームズ・ドゥーアン
1991年 アメリカ
ジャンル:SF、シリーズ

【あらすじ】
月の大爆発により、危機を迎えたクリンゴン帝国が連邦に和平交渉を申し込み、助けを求めてきた。カーク艦長らエンタープライズ号の面々は、講和条約を結んで、クリンゴン特使の護衛に向かうが、何者かにより特使が殺害され、再び戦争の危機が勃発する。これがクリンゴンの策略だと見破ったカーク艦長は、平和のためにエンタープライズ号と共にクリンゴンと対決することを決める。

【感想】
1966年開始のTV版からスタートしたオリジナルシリーズのラスト。フィナーレを飾るにふさわしい出来でした。キャストの面々もかなり老け込んでしまっているのでここで一旦締めるのは仕方ないでしょう。

長年対立してきた惑星連邦とクリンゴンの和平交渉を巡ってカークが陰謀に巻き込まれる。クリンゴンに息子を殺されたカークのクリンゴンへの葛藤や不信感のせいでピンチを招いてしまう。

連邦側もクリンゴン側にも好戦的な人間と和平を望む者がそれぞれいて深い溝になっており、なかなか前に進めない。これらは現実社会の問題を連想させます。この流れに戦艦同士による戦いやカーク達の強制労働シーンなどを織り交ぜて内容も盛りだくさんでした。スター・トレックシリーズの面白さがぎっしり詰まっている作品だったと思います。

特に本作ではカークの見せ場が多く、今までの中で一番活躍していました。カーク役のウィリアム・シャトナーはカークが主役であるにもかかわらずスポックの方が人気が高かったことに対して葛藤があったと告白したそうですが、やっぱり主人公はカークであると認識させてくれる終わり方ですっきりしました。あまりシリアスさは感じさせず、どんなに厳しい状況においてもスマートに振る舞おうとするカークの人物像は当時では斬新だったのでしょう。もちろんスポックをはじめとするその他の搭乗員も非常に魅力的です。

残念だったのは艦内に一人裏切り者がいるという状況の中で犯人がバレバレだった点です。バレバレというか消去法で一人しかいないので推測する楽しみはありませんでした。本作になっていきなり登場したようなキャラは他に比べると感情移入しにくいのが苦しい所。クリンゴン側の黒幕についても伏線でばらし過ぎだったように思います。

この作品、ブログなどで検索してみたのですが、日本のサイトで取り上げている人がほとんどいないのは意外でした。スター・トレックほどの人気シリーズだからもっと多くの人が鑑賞しているものだと思っておりました。旧作は私はとても好きですが、あまり日本人向けではないコンテンツだったようです。

お薦め度:★★★★★★★★☆☆

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