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今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ブラインドネス

2010-02-16 00:11:35 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 フェルナンド・メイレレス
キャスト ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリス・ブラガ、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル、伊勢谷友介、木村佳乃
2008年 カナダ、ブラジル、日本
ジャンル:アクション、サスペンス、SF、ミステリー、パニック

【あらすじ】
爆発的な勢いで拡がっていく謎の伝染病に、政府は感染者の強制隔離を実行する。

【感想】
「シティ・オブ・ゴッド」で華々しくデビューしたフェルナンド・メイレレスの作品。人々がいきなり失明してしまう不可解な現象が襲う世界を描いています。構成からしてもM・ナイト・シャマランの「ハプニング」によく似ている。

前半~中盤までは目の見えなくなった人間が隔離された施設における法や秩序のない閉鎖的な社会。終盤~ラストは施設を脱出した後の外の世界の様子。2部構成になっていると思います。

特に前半の話がきついです。R15指定は納得の内容。食糧をもらうために女達が犯されるのは永井豪や小池一夫大先生の漫画でありそうなシチュエーションです。

ただジュリアン・ムーアだけは実は目が見えているという設定になっています。そのため彼女が本気になればどんなことでもできたはず。タイトルにもなっている目が見えるか見えないかはそれだけ大きなことだと思うんです。銃を持っていても目が見えなければ意味がない。それだけに隔離施設の中で暴走を許したことが納得できない。彼女がためらったことが女達が犯されるという悲劇を生んだと解釈できる。

後半については前半と比べて緩くなったので物足りなさを感じた。街がホームレスで溢れかえった世界というのはイメージそのままでした。外に出た途端に生きることに対する危機感が低下したというのはあまり面白くない。

それから作中で使われている日本語がどこかおかしいです。(単に役者が大根なのかも)男の方は韓国人かと思っていました。

シリアスなのだが少々安っぽいイメージが残るかと思う。つまらないことはないです。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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