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エンダーのゲーム

2015-03-09 23:46:08 | ★★★★☆☆☆☆☆☆
監督 ギャヴィン・フッド
キャスト エイサ・バターフィールド、ヘイリー・スタインフェルド、アビゲイル・ブレスリン、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、ヴィオラ・デイヴィス、モイセス・アリアス
2013年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF

【あらすじ】
人口調整のため2人までしか子供を作ることができない未来の地球。特別な許可を受けてウィッギン家の3番目の子として生まれた少年エンダーは、グラッフ大佐の導きで天才児をエリート戦士へと育てるバトル・スクールに入学する。地球侵略を目論む異星生命体フォーミックの母星に近い前線基地に送り込まれた彼は、さらに厳しい戦闘訓練を受けることになるが、心の底では敵味方関係なく多くの命を奪う戦いに疑問を抱いていた…。

【感想】
主人公の少年に地球外生命体の侵略による地球の存亡を任されるだけの理由とかオーラのようなものが全く感じられませんでした。ハリソン・フォード、お前がやれよと思ってしまった。

金をかけただろう映像とお粗末な内容があまりに対照的。

冒頭で地球が侵略を受けていると簡潔に説明されてしまうとそれだけで気分が萎えてしまう。大半の時間が地球外生命体と戦うための訓練に費やされているため緊張感がありません。なぜこのような構成にしたのかは最後に理由が明かされることで一応納得できるのですが、このオチ自体がバレバレで結果として達成感の得られないものになってしまったように思います。そもそも後半の実践シミュレーションはともかく前半の訓練は何の意味も持っていませんでした。

サクサク進行するのでテンポはいいのですが、このせいで家族の葛藤などの人間関係の描写が薄く、蛇足になっていました。また才能を持った主人公の成長物語であるにもかかわらず、で大した苦労もせずに都合よく指揮官に選ばれていました。完全に引かれたレールの上を進んでただけですね、この主人公。ラストで異星人に同情してしまうのも無理がありました。

原作小説は名作SFとして知られているそうです。しかしこの作品を鑑賞した限りでは全くそのように思えませんでした。もしかしたらあのオチも上手く演出していれば衝撃的なものになったのかもしれません。

残念ながら映像だけの映画ですね。

お薦め度:★★★★☆☆☆☆☆☆

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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