ローズ・イン・タイドランド

監督 テリー・ギリアム
キャスト ジョデル・フェルランド、ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・ティリー、ジャネット・マクティア
2005年　イギリス、カナダ
ジャンル：ドラマ、ファンタジー

【あらすじ】
亡くなった祖母の家でひとりぼっちになった少女、ジェライザ・ローズは、灰色リスに誘われて不思議な世界へと迷い込む。

【感想】
「ブラザーズ・グリム」がそこそこ楽しめたので、21世紀のテリー・ギリアムもなかなかいけると思い、調子に乗って本作を鑑賞しましたが、これはちょっと悪趣味過ぎましたね。ほんの一部の人にさえ気に入ってもらえればそれでいいという突き放した作りだったと思います。それだけに私としても嫌いではないですが、他人の前で好きだとは絶対に言えないですね。

とにかく違和感を覚えるシーンだらけです。特に登場人物全員、精神を病んでいるなんて聞いたことがないです。友達がおらず、いつも自分自身で会話している少女のこれからの人生を本気で心配してしまいました。他にも麻薬、死体とファンタジーという絶対にありえない組み合わせも冒険しているというか・・・。主人公のことを自分や親も含めて全員がフルネームで「ジェライザ＝ローズ」と呼んだり、ラストがそれまでの内容から全くらずれていたり、とにかく風変わりな映画です。

見る人を選ぶというか、相性が悪い人には吐き気がするかもしれません。

お勧め度：★★★★★☆☆☆☆☆

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