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映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

バトルランナー

2015-04-29 20:56:23 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ポール・マイケル・グレーザー
キャスト アーノルド・シュワルツェネッガー、マリア・コンチータ・アロンゾ、ヤフェット・コットー、リチャード・ドーソン、ジム・ブラウン、マーヴィン・J・マッキンタイア、カート・フラー、トーマス・ロサレス・Jr、ジェシー・ベンチュラ、エドワード・バンカー
1987年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
テレビが唯一の娯楽として許されている近未来。なかでも人気なのが、“最も危険なサバイバル・ゲーム番組”「ランニング・マン」。ハイテク武器を持った敵から逃げ切ることができれば、ハワイのリゾート地で一生安泰に暮らせるが、失敗すれば死が待っているという殺人ゲーム・ショーだ。元警官のベン・リチャーズは、罠にはめられ、この番組に出場することに。生き残りを賭け、恐怖のハンターたちに闘いを挑むベンだが…。

【感想】
とっても頭の悪い映画だけど、逆に2017年を描いた世界は2015年になってみると、風刺している内容については結構当たってる部分もあるじゃないかと感心してしまった。作品の背後にある主張の鋭さは当時じゃ理解されるわけありません。

無実の罪で殺人犯に仕立て上げられた主人公が、テレビ番組の殺人ゲームで生き残りを賭けたバトルをする。

近未来を舞台にわざと誇張して極端に表現しているから馬鹿っぽく感じられるだけで、視聴率が全てのテレビ番組のやらせとか、愚かな司会者などは非常に鋭いと感じました。さすがスティーヴン・キング。馬鹿馬鹿しい内容であるのはわざとやっているだけの話なので気に入らないのであれば最初から観るなとしか言いようがありません。

近未来SF作品ということで言えば「ブレード・ランナー」のような圧倒的な世界観はありません。むしろ既視感が非常に強いB級映画であるのは事実です。背後にある主張の部分がなかったら、言われている通りの酷評で同意していたと思います。ただこれがあるだけにそれは違うと言いたくなる。

アーノルド・シュワルツェネッガーの出演作は代表作である「ターミネーター」や「プレデター」あたりを除けば本作のような滑稽なものが多いですが、どれも作風に合った演技をしていて魅力があったと思います。私は主役を演じられる俳優として評価は高いですね。


かなり酷評された作品だったと記憶しているが、今でこそ見直されるべきだと思います。ほんとに鋭い指摘でした。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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