どうして自閉症なの

観察・評価・予測・確認・仮説・見解・根拠

絵カード

2010-07-08 19:13:00 | 療育グッズ
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2~3歳の頃は泣いている原因も分からず困る事が多くありました。
その後は、欲しい物があれば自分で取れる事が出来るようになって泣いている事も減りました。
それと言葉が無くても、時間でお腹が減っている、眠たいのかなあと思えるし、表情を見ると何を訴えているのかも分かるようになっていきました。
その頃からですね、目を見て息子の事を知るようになったのは。
よく自閉症の本に『目を合わせると相手にプレッシャーを与えるからダメ』と書いていますが、言葉の無い相手を知る為には目の表情を見るしかありません。

絵カード

療育園の時代からチャレンジしましたが、絵カードは生活の場では使えなかったです。
聞く力は持っていたので親が言葉で確認してしまう方が早いというのが理由です。

絵カードに本格的に取り組んだのは小学校に進んでからです。
療育園とは環境が違います。言葉でのやり取りの世界です。
せめて「お茶が飲みたい」「トイレ」「セロテープ」「ハサミ」を先生に伝える、先生も分かりやすくと思って

『絵カードハンカチ』を作りました。

やり方も色々考えましたが、ヒモでぶら下げるのは絶対に危ない。
息子が学校でずっと安全に身に付けておける方法として『絵カードハンカチ』になりました。

アイロンプリント紙にイラストを印刷してカットします。ハンカチを折りたたみやすくする為です。
ポケットから落として無くさないように『帽子止めクリップ』を使います。
手を拭く為のハンカチと『絵カードハンカチ』、息子のズボンのポケットには二丁拳銃のように『帽子止めクリップ』のヒモが左右に出ていました。
『絵カードハンカチ』は息子への想いでした。

絵カードの始まりは、先生が自分の腰に絵カードの束を付けてくれてからです。
先生が毎日根気よく絵カードを息子に見せて確認させてから動く。
繰り返し繰り返しの日々だったようです。
数週間後突然、息子が先生の絵カードを持って目的の絵カードを探してそのカードを指で差したそうです。

絵カードを使う意思表示を息子が出しました。

それからは絵カードを使うと簡単に先生に伝わる事が分かった息子は絵カードに夢中。

絵カードが無い指示の時も先生がその場で絵を描いて指示です。
イラストで「立ってる人×、座っている人○」息子はその絵を見て座って待ちます。
他の先生が真似てやってみて息子に無視されたという笑い話もありましたが絵カードの効果はすごかったです。

絵カード人生が二年程過ぎた頃に「トイレに行く」と言葉の始まりが到来です。


オーボール?

2010-07-08 07:02:00 | 療育グッズ
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以前にも書いたオーポールが予想した以上に息子の安定アイテムになってきています。

ボールつきをしたり、「コロコロー。」と言ってポール転がしの遊びを始めたり、寝転びながら足の指で挟んで遊んでたりと1日の中の空白の時間帯に気分転換として持っている時間が増えてきました。

本当は幼児期の感覚刺激や噛んでも大丈夫な素材という事でタオルを噛む代わりにと思っていましたが、今の所はオーポールは噛む事も無く使っています。

オーボールの効果かタオルを噛んでいる時も無くなってきました。
一日でバスタオル3枚がビチャビチャになるほど噛んでいたのですが。

後は学校での安定アイテムです。
そういえばイライラするとすぐに服を噛んでいたのが最近は減ったかもしれません。
服に噛んだ時の穴が無くなってきています。
オーボールを持たせる提案も出来ますが、もうしばらく様子を見てからになりそうです。
新体制の学校側が安定アイテムの必要性を感じるまでは待つしかないです。
押しつけだけでは意味も意図も分かってもらえません。
学校側が何か必要だと思った時こそ課題を共有して取り組めると思います。

4年間、先生と安定アイテムを探し続けて、クラスの友達の絵本カバン、手作りの写真絵本、一時的には効果がありました。
息子が落ち着ける為のお守り(安定アイテム)が必要な事も分かりました。
パニックになりそうな時に頑張る、頑張ろうとする息子を助けるお守り。
必ず見つけないといけません。


色マッチング

2010-06-26 23:32:00 | 療育グッズ

「黒ひげ危機一髪」
昨日のブログに書いた色のマッチングの訓練です。
剣に色分けをしているので色のマッチング?
何か意味が無いような気がしたので、タルの刺し口を剣の色に合わせて色を塗ってみました。
息子にやらせてみると、色を合わせて剣を全部刺してしまいました。
途中で黒ひげ人形が飛び出すはずが息子が剣を刺しながら人形をクルクル回した為に全部の剣が刺さってしまいました。
逆の意味で『完璧』・・・・。遊びになっていない。

療育も遊びの中からと思います。楽しく取り組める。
でも、これはやっぱりちょっと違うような気がしました。

療育に無駄な事は無いのでこれも成長につながると思いますが息子は楽しめていなかったです。
子供の状態で合う合わない物があると思います。

まだ下のマッチングのグッズの方が真剣に取り組んで意味を理解しようとしていました。
出来た時の達成感がとてもいい表情で出ていました。
終わりのハッキリした物の方が集中出来ますね。

それにしても療育のグッズは価格が高いです。
こういう商品に補助金制度が欲しいですね。
まあ百円ショップでも療育に使える商品が沢山あるのでまたブログで載せます。

ジグソーパズル

2010-06-14 09:35:00 | 療育グッズ
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雨の中、『 ヒマで、ヒマで 』する事が無くなった息子。
療育グッズの入った箱を出してくる。

箱の中に遊ぶ物はないかと探し始める。
ジグソーパズルぐらいしかないなあ~。という感じでやり始める。

何年ぶりになるのか、しばらくやっていなかった。

でも、すごいスピードで完成させる。一分以内、もっと早いかも。

健常者の感覚では出来ないやり方。いつ見ても感心させられる。

これが自閉症なんだと、障害というものも同時に深く考えさせられる。

この感覚、特性を理解してやらないといけない。

視覚的情報。楽にも苦しくにもさせてしまう。


ジグソーパズルは自閉症にとっては簡単なんです。

本来の目的とは違う課題に取り組む為の療育グッズ。

座って取り組む、一つの事に集中して取り組む、始まりと終わりを知る為の療育グッズだと思います。



オーボール

2010-06-08 23:43:00 | 療育グッズ




買ってから1年、ようやく興味を持ってくれました。

噛んでも接着剤は使っておらず、素材はポリウレタン100%。
汚れもすぐ落とせる。
当たっても痛くない。
握る事でイライラを分散できる。
どんな扱いをしても元の形状に戻る。

安定アイテムにならないかと思って1年前に買いましたが、当時は興味無し。

昨日から、家の中では持って遊んでいる時間が長くなってきています。
キャッチボールをしたり、足の指に挟んで遊んでいます。

学校で安定アイテムにならないかと期待しているところです。