どうして自閉症なの

観察・評価・予測・確認・仮説・見解・根拠

「仮説」から「検証」へ

2015-11-23 00:12:35 | 支援学校 高等部
支援学校の送迎バス。


支援学校のバスの中で恐怖を与えられた。

それから支援学校のバスには恐怖心で乗れない。

これを「仮説」「見解」として学校に伝えた。



朝、乗れない。

学校からの帰りは乗る。これに「仮説」「見解」の矛盾が発生。


朝は、民間バスに乗って母親と行ける。

帰りは、怖くても支援学校のバスに乗るしか家に帰る方法がない。

その帰りが怖い。だから行きたい学校まで休むようになった。


一週間前、息子が帰りのバスに切羽詰って先生に救いの手を求めた。

一緒に乗って欲しいと。

先生も息子の様子を見てとっさの判断で同乗。


支援学校のバスには恐怖心で乗れないという「仮説」「見解」。

息子の恐怖心が限界になってやっと実証された。


朝は母親と民間バス、帰りは先生が同乗。

全てが解決されたけども、長すぎた。

息子の中では簡単には終わる事のないこれまでの苦しさ。


これからが本当の実践の始まり。


No21 「監視者」

2015-11-08 05:40:06 | コラム
「冷静」

 辞書では、感情に左右されず、落ち着いていること


興奮している相手と関わる時には、こちらも感情が高ぶってしまう。

そういう時には、頭の中で「支援」という言葉を繰り返して、

自分を冷静にさせる。

決して怒りの感情だけで支援をしてはいけない。


怒鳴ることも、強い口調も、使う単語の言葉も、

相手を安定させる為の演技。

短時間で安定状態にまで戻す。


安定すれば本人が色々考えてくれる。

こちらの話も落ち着いて聞いてくれる。

そして成長をしてくれる。



今は安定しているからそっとしておこう。

こういう考え方の支援者が多い。

そしていきなり興奮する相手に、恫喝や拘束支援。

本当は、放置という虐待行為から始まっているのに、

興奮して暴れる相手を拘束支援。

事故を防ぐ為の緊急対応という形で処理されてしまっている。



安定している時にこそ、会話を増やして関係を深める。


問題が発生してからしか動かない支援者。

支援者が監視者になっている。



会話

2015-11-01 02:30:17 | 支援学校 高等部
やっと送迎バスに乗れるようになった息子。


担任が学校で送迎バスの話を息子に。
二人だけの環境で会話。

家でも乗れない事を認め。
無理しないでいいと。
阪急バスで行きたいと言えばいいと。

担任と家庭の連携。

息子が送迎バスに乗れるようになった。

また少し成長できた息子。

送迎バスの中が怖いという見解で実践。

肝心なバスの中での支援は出来ない。

会話しかない条件で先生が頑張ってくれた。


結局、学校は組織として何も動いてくれなかった。


実践や支援の必要性、それの考え方を説明した。

それでも動こうとはしない支援学校の体質。

これが障害福祉の実情。

作業所の多くがそうであるように。