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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(沖縄連帯)連戦連勝で沸き立った! 8月の辺野古新基地阻止「大行動」!

2019-08-22 | 沖縄

 8月3日。キャンプシュワブ前で辺野古新基地建設反対の抗議行動が行われた。沖縄本島では、前日の深夜の気圧の谷の影響で、文字通りの轟き渡る雷鳴、土砂降りの豪雨に襲われた。その余波が残され、悪天候が予想されていた。だが「参院選の圧勝」であろうか、その予想を覆す沖縄らしい突き抜ける青空で熱気ある集会を迎えてくれた。

 早朝から、ゲート前では100人を超える参加者が抗議の座り込みを行った。「違法な工事をやめろ!」のシュプレヒコールや「沖縄を返せ」の歌などで、噴き出す汗もものとせず、強い抗議と団結の力を示した。

 その後、テント前で集会が持たれた。各地からの「島ぐるみバス」が続々と到着し、日差しを遮るテント内は満杯となった。800人もの参加者が結集した。

 今回の集会の意義は、何よりも高良氏の圧勝を互いに歓迎し合うことである。そして、「オール沖縄会議」の更なる力強い闘いで、途方もない困難の道であるが、抗議から進んで埋め立ての中止を闘い取る「あきらめない決意」深化させていくことである。行政的な「指導」でない、土砂の搬入の「実効」ある阻止・承認取り消しの「抗告訴訟」の勝利、等を闘い抜くことである。

  集会は、冒頭。パナマ帽とかりゆし姿。それに加えてのにこやかでほほえみを絶えさない、いつもの優しい高良氏を割れんばかりの拍手で迎えた。「皆さんが守ってきた平和の1議席を継承できた」と、お礼の感謝を述べた。そして選挙での街宣活動を共に担った糸数元議員と力強い握手を行った。高良氏は彼自身の専門の法務委員会と憲法審査会に所属し、伊波氏の「外交」と合わせての活躍を大いに期待される。「オール沖縄会議」との連帯が一層強められていくことは間違いないであろう。

 続いて、沖縄選出の全国会議員が参加し、それぞれのアピールが行われた。今参議院選挙の意義は、自民党を始めとした改憲勢力が目指す3分の2議席を阻止したこと。沖縄では、当然の野党勢力の協力、統一した候補の闘いがそれを実現させたこと。沖縄では、デニー氏の県知事選での勝利、那覇・豊見城市長選、県民投票、衆院補選、そして今回の高良氏の勝利と連戦連勝と「辺野古新基地阻止」の民意がさらに確実なものにしたこと。

(自民候補が「口が裂けても推進、容認とは言えない」と言いだし、辺野古容認を打ち出した党の方針に対する組織的な批判と動揺を巻き起こし、序盤戦からの選挙敗北を決定的なものにした。さらに、それへの新聞報道に対して、「記者の実名を明らかにせよ」との検閲に等しい恫喝を加えることによって、分裂の事態を収める破廉恥な事態も呈したことも批判されるべきである)

 故翁長知事が逝去されて、8月で1年が過ぎ去った。壮絶であった。その数日前に私たちは県庁に集い、「なぜ撤回をしないのか」と知事に迫った。その表明を共に向き合えなかった。

 また、思い出す。力強い言葉。「ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をなめてはいけない)」(15年5月17日、県民大会)。会場は、結ばれた高くあげられた手で思いがけないウエーブが立ち上げられた。青い、青い辺野古に化した。今にして、心に残るとは、こういうことだなと思い立つ。

 集会後。南国特有のスコールが、降り注いだ。(那覇N)


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