ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.117
( 2024年12月26日報告)
(第24回ALBA-TCP サミット 要約)
・ 第24回ALBA-TCPサミットが、12月14~16日、ベネズエラの首都カラカスで行われた。2004年にウゴ・チャベスとフィデル・カストロによって創設され、今年は20周年である。 / 正式なメンバー10か国と「特別ゲスト国」の首脳に加えて、「ALBA運動」に加盟している . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.116
( 2024年11月21日報告)
(ベネズエラ: コムーナ国家建設へ 要約)
【「コミューン」「コミューナル・カウンシル」という表記は、今回から原語のカタカナ表記「コムーナ」(comuna)と「コンセホ・コムナール」(consejo comunal)に改訂します。ベネズエラ独自のものだという側面を重視しての変更です。】
・ 11月14~16日、全国から . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.115
( 2024年11月7日報告)
(ブラジルがベネズエラのBRICS加盟を拒否 要約)
・ 10月22~24日、ロシアのカザンでBRICSサミットが行なわれ、「カザン宣言」が採択された。 / 加盟を希望している30か国以上と国連事務総長らが招待された。 / 国際的な通貨・金融システムを変革する計画が話し合われ、より公平・公正で民主的な多極的世界秩序が求 . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.114
( 2024年10月17日報告)
(コロンビア: 新たなクーデター策動 要約)
・ コロンビア初の左翼大統領グスタボ・ペトロが2022年8月に就任して以来、右翼と米帝によるクーデター策動が繰り返し行われてきた(表面化した主なものとしては23年5~6月のものと24年2月のものがある)。そのたびに、ペトロ政権を支持する人民の運動によって策動は阻止されてきた . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.113
( 2024年9月19日報告)
(ベネズエラ、クーデター策動を撃退 要約)
・ 今回の大統領選を利用したクーデター計画は、米中央情報局(CIA)が支援していたことが明らかになった。そして、極右の大統領候補ゴンサレスは、CIAの工作員だったことも暴露された。
・ ゴンサレスは、職務の横領、偽造、共謀などの罪で逮捕状が発行されたときに行方をくらましていたが . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.112
( 2024年8月22日報告)
(ベネズエラ: 今後の政策・方針 要点)
・ 今回の大統領選挙運動の中で、マドゥロ大統領は、今後の基本的な方針としてコミューン国家の建設とそれを通じた社会主義への前進を強調した。 / 選挙後の演説でも、コミューンの強化・発展によるコミューン権力・人民権力の形成・発展、官僚主義の削減・解消、コミューン国家の建設、それを通じ . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.111
( 2024年8月15日報告)
(ベネズエラ大統領選挙とその後 要点)
・ 大統領選は、開票96.87%で、マドゥロ51.95%、2位ゴンサレス43.18%でマドゥロの勝利。投票率は59.97%。 / 米帝と極右勢力によって「不正選挙」を口実にしたクーデター策動が行われた。日本を含む国際的な大手メディアの報道は、現実とは大きくかけ離れている。
・ 極右 . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.109
( 2024年6月27日報告)
(ベネズエラ7/28大統領選挙 要点)
・ ベネズエラ大統領選挙の日程について、多くの政党や社会運動などからさまざまな提案がなされ、対話を通じて検討され、数多くの候補日の中からウゴ・チャベスの誕生日7月28日に決められた。 / 選挙キャンペーンは5月4日~7月25日。
・ 候補者はマドゥロ以外に9人。7人は中道右派政党か . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.108
( 2024年6月6日報告)
(メキシコ: 大統領選など総選挙 要点)
・ 6月2日、大統領選をはじめとして、上院議員(128人)、下院議員(500人)、州知事選(32州中8州)、首都メキシコ・シティ市長、その他の地方選挙がいっせいに行われた。 / 大統領選は、現大統領AMLOの後継者クラウディア・シェインバウムが約60%を獲得し(開票96%)、2位に . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.107
( 2024年5月16日報告)
(アルゼンチンその後: 5月9日ゼネストなど 要点)
・ 5月9日のゼネストは、文字通り全国的なゼネラル・ストライキとなり、「驚くべきレベル」「圧倒的なもの」「大成功」などと表現された。 / 国家公務員の労組は組合員の97%が参加し、鉄道輸送は完全にマヒした。
・ ミレイ大統領は、2月の段階で「(経済が)最も厳しいのは3 . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.106
( 2024年4月25日報告)
(アルゼンチン: 大統領弾劾の闘いと5月9日ゼネストへ 要点)
・ 4月22日、ミレイ大統領弾劾訴追請求が、アルゼンチンの著名人たちによって国民議会に提出され、さらに全国民に署名が呼びかけられた。
・ 「労働総同盟(CGT)」が中心となって5月9日のゼネストが呼びかけられ、1月24日のゼネストのときと同様に他の労組も加わ . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.105
( 2024年4月18日報告)
(ハイチの現状 要点)
・ 革命勢力が2月29日に武装蜂起し、ケニヤを訪問していたアンリ暫定首相兼大統領代行の帰国を阻止し、革命政権を樹立しようと闘い続けている。 / 他方で、米帝が主導する「コア・グループ」の手先として「カリブ共同体(CARICOM)」が「暫定大統領評議会」を設立し、新たな傀儡政権をつくろうとしている。 . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.104
( 2024年3月28日報告)
(アルゼンチン: ミレイ政権との闘い 要点)
・ 「2024.2.15 報告」では、ミレイ政権の極端な超新自由主義的反動政策、労働者・人民の反対闘争、強権弾圧、ファッショ的独裁体制構築の試みなどを報告し、それとともに、政権発足直後から政令で開始した大々的な反動的変革の法制化には失敗したというところまで報告した。今回はその . . . 本文を読む
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.103
( 2024年3月21日報告)
(ハイチ: 新たな政治危機と米帝の軍事介入策動 要点)
・ 2021年7月から帝国主義の傀儡として政権を運営してきたアリエル・アンリ暫定首相兼大統領代行が、人民闘争の革命的高揚の中で、この3月11日に辞任に追い込まれた。 / 親米のガイアナが現在議長国であるCARICOM(カリブ共同体)と米国を中心に、「暫定大統領評議会 . . . 本文を読む