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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

中百舌鳥(なかもず)スタンディング行動  ~ ガザ虐殺を止めるまで ~  20250505

2025-05-06 | パレスチナ

中百舌鳥(なかもず)スタンディング行動 

~ ガザ虐殺を止めるまで ~  20250505

 

 私たちは、堺市民有志の呼びかけで、イスラエルによるガザ大虐殺に抗議する世界中の行動に連帯し、このジェノサイドを止めるために、毎月2回、第1・第3月曜日に、堺市内複数個所でスタンディング行動を行っています。どなたでも参加できます。この歴史的な大虐殺を止めるために、何かしたいという方、賛同してくださる方、短時間でもOKです。いつでも飛び入り参加歓迎です。

 

一昨日、5月3日は憲法記念日でした。1947年に施行、祝日として制定されたのは1948年、奇しくも、イスラエル建国と同じ年です。私たちは、世界に誇りうる平和憲法の名において、日本政府が、侵略国家イスラエルを支持することをやめ、ガザ大虐殺を止めるために力を尽くすことを求めます。

 

今ガザでは、1年半におよぶ殺戮と徹底的な破壊の末に、深刻な飢餓が迫っています。イスラエルが国境の検問所を封鎖して支援物資を完全に遮断しているために、もう2カ月以上、ガザには支援物資が全く搬入されていません。国境では、大量の食料や支援物資が、イスラエル軍によって搬入を止められています。これまでも極端に制限されたことはありましたが、完全に一切の支援物資の搬入を遮断するというのは、この1年半におよぶ戦闘で初めての事態です。人道危機は極限に達しています。

4月25日には世界食糧計画WFPが、ガザの食料備蓄が底をついたと発表しました。赤十字国際委員会は、ガザ地区の人道支援が「完全崩壊の危機に直面している」と警鐘を鳴らしています。イスラエル軍が、水や食料や医薬品を遮断するだけでなく、それを配給する国連職員や、けが人・病人を搬送する救急隊員、治療する医療関係者を、そしてこの惨状を世界に伝え告発するジャーナリストを、意図的に標的にして殺害しているからです。

ガザに住む200万人以上の人々が、餓死の危険にさらされるという恐ろしい事態が作り出されています。とくに子どもたちの急性栄養失調が深刻化し、栄養失調が免疫力の崩壊を引き起こしていることも指摘されています。

国連をはじめ多くの国際人道支援団体の度重なる抗議にもかかわらず、イスラエルは今もまだ、飢餓も人道危機も起こっていないと開き直り続けています。しかしもうすでに、最も抵抗力のない幼い子どもたちが栄養失調で死に始めています。このままでは大量の餓死者が避けられません。イスラエル当局は、今度は何と言ってごまかし言い訳するのでしょうか。

 

イスラエル軍は、ガザ各地で、退去することを命令しておいて、その避難先を意図的に攻撃するという卑劣なやり方で無差別大量虐殺を繰り返しています。国際人道法が全く眼中にない、露骨な戦争犯罪です。

人々は何度も何度も、あてもなく強制的に移動させられ、まるで動物のように追い立てられ、そうやって、ガザでは生活できる場所が以前の3分の1にも満たない状態になっています。

元々、ガザは、この大虐殺が始まる以前から、世界有数の人口密集地として知られていました。それが今、さらに3分の1にまで狭められ、その残された地域も分断され、住むに堪えないほどに危険で非衛生的で、その上に、食料の備蓄も尽きて飢えに苦しみ、絶望的な状況に追い込まれているのです。これは、イスラエルによって意図的につくられた人道危機です。四方を封鎖されているガザの人々は、どこにも逃げることもできません。

一般市民、非戦闘員を狭い地域に閉じ込めておいて、水、食料、医薬品、燃料など生きるために必要なすべての物資を遮断し、爆撃し、破壊と殺戮を続ける、こんなことが許されていいはずがありません。

 

日本政府は、このような侵略国家イスラエルをいつまで支持し続けるのでしょうか。どこまでアメリカに追随するのでしょうか。

 

つい最近のイスラエル国内での世論調査によれば、7割の人々が停戦に賛同しています。イスラエル軍内部でも厭戦気分が拡がり、人質を解放するためにも即刻停戦すべきだという声が大きくなりつつあります。予備役兵や退役軍人が連名で公開書簡を発表し、ネタニヤフ首相を批判しています。自らの保身のため、政権延命のために虐殺を続けるネタニヤフ首相と極右勢力は、イスラエル国内でも孤立を深めているのは間違いありません。

米国では、イスラエルを全面的に擁護するトランプ大統領の支持率が下がり続け、世界中でイスラエル非難の声が高まっています。イスラエルの蛮行を止めるために行動する世界中の人々と共に、私たちも諦めることなく微力を尽くしたいと思います。どうかご協力ください。

 

ガザで起こっていることは、日本と決して無関係ではありません。イスラエルの暴虐は、世界一の軍事大国である米国の全面的な後ろ盾によって支えられています。

日本政府は、そのようなガザ大虐殺の共犯である米国から、高額の兵器を大量購入するだけでなく、世界で最も多くの米軍基地と米軍関係者を受け入れ、年間2000億円以上の駐留経費を負担しています。

昨年、日本が米国との間で契約した巡航ミサイル・トマホーク400発は、契約額は2540億円。今年度から3年間で納入される予定です。これは、射程距離が1600キロ、つまり他国の領土・領域を直接狙うことのできるミサイル、はっきり言って中国に狙いを定めた攻撃用「長射程ミサイル」です。

これを九州に先行配備し、その後は、沖縄から北海道まで、日本列島くまなく中国を狙う大量のミサイル配備を強行し、そのために必要な弾薬庫を全国に新設する計画です。日本全土が米軍の前哨基地にされてしまいかねません。莫大な、私たちの税金を使ってです。

中国本土を直接攻撃可能な長射程ミサイルを配備するというのは、自衛隊創設以来、初めてのことだそうです。これは、憲法9条が禁止する「武力による威嚇または武力行使」そのものです。中国をはじめ、かつて日本が侵略したアジア・近隣諸国に強い懸念をもたらし、明らかに軍事的緊張を高めます。「戦争の抑止力」などではなく、あからさまな挑発です。

日本は平和憲法の精神にのっとって、自国の平和や安全を、他国の平和と共に考える国際協調主義を外交の基本とすべきです。トランプ大統領の身勝手で独善的な一国主義とは対極にある、この国際協調主義は、平和的生存権と並んで、平和憲法の真髄でもあります。政府が今進めようとしている危険な政策は、それをかなぐり捨てることであり、それは、かつての日本による侵略戦争の膨大な犠牲者全てを裏切ることです。

 

米国防長官は、「西太平洋の有事の際には、日本は前線に立つことになる」と語っています。米駐日大使は、在日米軍駐留経費、いわゆる「思いやり予算」の増額を要求し、米国防次官は、日本の軍事予算をGDP比3%にまで引き上げるよう求めています。GDP比3%というのは、年間18兆円規模にもなります。

この莫大な軍事費を優先させるために、農家の皆さんを冷遇し、私たちはコメや野菜の高騰に右往左往し、生活必需品を買うのに困る生活を強いられるのは理不尽です。軍事企業にボロ儲けをさせる戦争準備のために、医療や教育や福祉が切り捨てられ、安心して出産・子育てもできず、老後の不安にさいなまれる生活を押しつけられなけれるなど許せません。

 

トランプ大統領は、米軍は日本を守るが日本は米国を守らない、だからもっと日本の負担を増やせと、言いたい放題ですが、とんでもありません。

つい先日、4月には沖縄でまたしても、米兵による性暴力事件が発覚しました。対策などないに等しく、沖縄はまるで米国の植民地扱いです。政府はまともに抗議さえしない、できない、だから米軍・米兵の横暴はとどまるところを知りません。あの、日本全土を震撼させた、米兵3人による小学生少女誘拐・性暴力事件から30年経っても、日米地位協定は改善されるどころか、さらにひどい状態になっています。こんな米軍が日本を、日本国民を守るはずがありません。対中戦争をけしかけ、挑発し、日本が米国の盾となり犠牲になることを要求されているのです。

この無謀な要求、日本の全国民とアジアの人々を危険にさらすこの要求に、媚びへつらいながら従おうとする日本政府は、なんと情けないことでしょうか。

私たちが求めるのは、世界の国々との対立ではなく友好であり、平和共存です。とりわけ近隣諸国と友好関係を築くことこそが、最高の安全保障です。軍事費を大幅に削減しなければ、平和も、私たちの生活も守れません。

 

日本国憲法、「戦力不保持」を明記した9条にはこうあります。―――「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」。主語は日本国民、すなわち、主権者たる私たちがこの憲法を政府に守らせなければなりません。

日本国憲法前文にはこう記されています―――「・・・われらは、全世界の国民が、等しく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」。まさしく、今ガザで起きている地獄のような恐怖と欠乏を看過してはならない、黙認すべきではない理由がここにあります。

この誇り高い平和憲法の精神が今、なし崩し的に、実質的に破壊されようとしています。何としても、踏みとどまりましょう。私たちの手で守り抜き、次の世代に伝えていくべきものが、ここにあります。

 

パレスチナの平和と日本の平和とは、つながっています。たった今進行中の、歴史的な大虐殺を止めるために、日本が虐殺の加担者にならないために、声をあげましょう。新たな対中戦争準備に反対し、戦争の加害者にも被害者にもならないために、行動しましょう。

飛び入り参加、歓迎です。一瞬だけプラカードやバナーを持って記念撮影、OKです。その写真を広めてください。家族、友人、知人の皆さんと共有して話題にしてください。それが力になります。共に声をあげてください。できることを一緒に考えてください。どうか、皆さんの力をお貸しください。

(2025年5月5日大阪府堺市中百舌鳥駅街頭にて)


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