今日9/11は、尖閣諸島の国有化から1年です。
日中間の関係悪化は改善の見込みが全く立たず、両国で新政権が成立してからも、いまだに首脳会談さえ開けません。G20での「立ち話」がニュースになるような状態です。
この異常事態の発端になったのが、1年前の尖閣国有化です。
国有化1年にあたってのマスコミの論調は、「中国公船が、1年の間に何隻日本の『領海』に入った」というふうな、緊張激 . . . 本文を読む
中国・北京を訪問中の野中広務元自民党幹事長は3日の中国共産党幹部との会談において、日中間で、尖閣問題を棚上げする合意があったと述べた。1972年の日中国交正常化交渉の直後に田中角栄首相から「両国の指導者は尖閣諸島の問題を棚上げすることで共通認識に達した」と語った。 日本政府は、民主党政権時代に、この合意はなかったと言いだし、棚上げを反故にし、尖閣諸島の国有化強行に踏み切った経緯がある . . . 本文を読む
1/9の朝日新聞に、「岡田武史さんに聞く中国サッカー」という記事が載ってました。元サッカー日本代表監督で、現在は中国国内リーグのチームで監督を務める岡田氏のインタビューです。
その内容が、民族排外主義・反中国キャンペーンに対する、自らの実体験に基づく反論になっていて、とてもおもしろいものでした。
以下に一部引用して紹介します。
by ウナイ
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――中国はメンツを大事にする社会と言わ . . . 本文を読む
2週間近く前になるが、朝日新聞に、「尖閣列島戦時遭難者遺族会」会長である慶田城用武(けだしろ・ようたけ)さんの談話が掲載された。 8月に、右翼的な国会議員などが「慰霊祭」と称する行事を尖閣諸島周辺で行い、そのうち10名が魚釣島に上陸するという“事件”があった。慶田城さんは、「尖閣諸島は日本の領土」という立場を取りながらも、「慰霊祭」をこのような目的にに利用されたことに、憤 . . . 本文を読む
野田政権の尖閣諸島国有化に対して中国政府と市民が批判と抗議を強める中、グアムで陸上自衛隊と米海兵隊による島嶼上陸演習が強行された。9月22日に報道陣に公開されている。これは中国に対する重大な挑発行為である。陸自が沖縄海兵隊と離島上陸訓練を行ったのは初めてのことである。4月の日米共同声明では「動的防衛協力」なる言葉が盛り込まれている。
報道によれば、訓練に参加した陸上自衛隊のおよそ . . . 本文を読む
中国の漁船がズラリと並んでる絵を見せられたら、尖閣に押し寄せてくると錯覚するのも無理はない。
でも事実はこういうことらしい。
『尖閣諸島がある沖縄県石垣市。八重山漁協の上原亀一組合長(50)は中国の浙江省と福建省から出航する漁船群の映像に対し、「中国漁船が攻めて来るかのようなイメージを流すのは、日中ともにやめてもらいたい」と苦々しげに語った。
上原組合長は「大半の船は . . . 本文を読む
野田政権による尖閣諸島の国有化に中国が猛反発し、緊張が一気に高まっています。
日本のマスコミでは、中国での反日デモや暴動ばかりが報じられ、中国が恐ろしい極悪非道の国のように印象づけられてしまいます。
しかし、中国側は何に怒っているのでしょうか?
それは、日本が中国との合意事項を踏みにじっているためです。
その合意事項とは、尖閣諸島の領有権を「棚上げ」にするという合意です。
. . . 本文を読む
「竹島(独島)」を巡る、李明博韓国大統領の対応が、日本ではボロクソに批判されている。
大統領自ら「竹島(独島)」に上陸したこと、「天皇が訪韓したければ謝罪しなければならない」と発言したこと、野田首相の親書を受け取らず送り返したこと、‥‥。
これらの行動に対して、「非礼」、「礼節を欠く」、「愚かな行い」、「どうしちゃったんだろう」(野田首相)など、 . . . 本文を読む
野田政権が尖閣諸島を国有化する方針を固めたことが、明らかとなりました。7日の各紙で大々的に報じられ、NHKニュースでもトップの扱いでした。
※首相“尖閣諸島国が購入へ交渉”(NHK)
野田政権が今、このような方針を打ち出した背景には、もちろん、石原東京都知事による尖閣購入の表明があります。都が購入するに任せれば、石原知事から「政府は中国に弱腰」と批判 . . . 本文を読む
石原東京都知事が、4月16日、ワシントンでの講演で「都が尖閣諸島を購入する」と表明しました。マスコミでも大きく取り上げられています。これにに引っ張られる形で、藤村官房長官は「国有化もありうる」と発言しています。 2010年9月、尖閣沖での中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件以降、尖閣諸島を材料にした反中国キャンペーンが激しさを増しています。日本政府は、今年に入って、尖閣諸島の(島とは言えないよう . . . 本文を読む
朝日新聞が連日のように、意図的に中国の脅威を煽る異様な記事を朝刊一面トップ(大阪)で掲載しています。 12月30日の朝刊は、「中国軍が離島上陸計画--南シナ海「領有」へ圧力」との見出しで、中国が空爆や大型揚陸艦によって南シナ海の離島への侵略を計画しているかのような記事の作りになっています。ところがこの情報の元は「広州軍区関係者」ときわめてあいまいで、記事そのものをみても昨年初めに計画が作られたと . . . 本文を読む
11月21日(日)の朝日新聞の社会面で「「緊張」の陰 遠のく漁場」という記事が載りました。副題として「漁師らが見た尖閣海域」とついていました。てっきり「尖閣諸島でもめているので、行きたくても行けず、日本の漁師が漁ができず困っている、中国はヒドイ」というような内容を想像したのですが、全く中身は違いました。 五島列島の漁師たちは、尖閣諸島まで片道38時間かかり時間も燃料も要るわりにはアジやサバなど安 . . . 本文を読む