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LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

ペロシ議長訪台の挑発性とそれを中国の威嚇だと描くメディアの問題性

2022-08-16 | 反中プロパガンダ批判
 8月2日、ペロシ米下院議長が中国側の強い反対を押し切って台湾訪問を強行したことに対して、中国側は4日から7日まで軍事演習、ミサイル発射訓練を行いました。一部の演習はさらに延長されました。  岸田政権、主要メディアはペロシ訪台の持つ重大な問題性、挑発性を何一つ伝えず、ひたすら中国の演習を非難し、だから中国は脅威だという意識を人々に植え付けようとしています。しかし、問題の本質はペロシと米政府が「一つの中国」という原則と「台湾は中国の一地方」という米中の国家間の最重要の確認を反故にしようとしていること、一地方である台湾に外から介入し「独立派」を鼓舞し、そそのかすという乱暴極まりない行為を大手を振って行っていることにあります。これを非難せずに、中国側に責任があるかのように描く日本政府やメディアは、自分自身が「一つの中国」の原則を受け入れていることを忘れ果てているかのようです。 . . . 本文を読む

フェークとファクト② スリランカ経済破綻--中国の「債務の罠」は全くの嘘

2022-07-16 | 反中プロパガンダ批判
 スリランカが経済破綻に陥り、大規模な反政府行動が巻き起こり、大統領が国外逃亡しました。  日本のメディアを含めて西側メディアはここぞとばかり、「中国の債務の罠だ」と騒ぎ立て、まるで中国に責任があるかのように書き立てています。日本の主要メディアしか見ない人に、「やっぱり中国はひどい国だ」「高利貸しで途上国を食い物にしている」と印象を持たせるためにやっているとしか思えません。  しかし、事実は全く違います。 . . . 本文を読む

新型コロナをめぐる新たな「中国陰謀論」「中国情報隠蔽論」(2)

2020-07-19 | 反中プロパガンダ批判
 最近の反中国プロパガンダの中で最も手の込んだものが、AP通信グローバルチームが書いた6月3日付の記事「中国はコロナウイルス情報の公開を遅らせ、WHOを苛立たせた」だ。表向きは、WHOの新型コロナ対策チームの幹部たちが中国の情報隠蔽と遅延に強い不満を持ち、これとどう闘ったかという筋立てになった調査報道の形式をとっている。つまり、中国政府の態度を褒めて持ち上げたのは情報を獲得するための方便であったという趣旨だ。この記事を、朝日新聞や毎日新聞など日本のメディアも大きく報道した。  だが、この記事は報道記事ではない。本文は日本語で10ページ近い長文の、政治的な調査報告に他ならない。記事は、①WHOのパンデミック緊急対策チームが1月5日頃、会議の中で、中国政府に不信感を抱き、中国政府に情報を出させるために苛つきながら働きかけるとともに、最大限の情報を得るために中国政府の対応を称賛した。②中国側は意図的に情報公開を遅らせた。他の研究の発表があって、最初の発表者の立場が脅かされて初めて嫌々出した。遺伝子配列は1週間、患者や感染の情報は2週間遅れた。この遅れが世界的な対策の遅れをもたらした、というものだ。トランプに代わって中国非難の根拠を作り出そうというもので、資金拠出を拒否したトランプが喜ぶように記事をでっち上げた可能性が高い。 . . . 本文を読む

新型コロナをめぐる新たな「中国陰謀論」「中国情報隠蔽論」(1)

2020-07-19 | 反中プロパガンダ批判
(1)グローバル・メディア独占資本によるイデオロギー洗脳  世界中で、新型コロナ問題に関する中国攻撃がエスカレートしている。「発生国中国責任論」「生物兵器説」については、前にブログで事実を上げて反論した(「トランプは自分の責任を中国とWHOになすりつけるな」(1)~(3))。その後も次から次へと中国攻撃が相次いでいる。ここでは「武漢ウイルス研究所犯人説」「武漢の李医師の告発」「AP通信発中国情報隠蔽論」について反論しておきたい。 . . . 本文を読む