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意見書提出運動は大成功 「1万7千通もの意見書」が沖縄県に寄せられた(10/3)

2020-10-05 | 沖縄

 辺野古・変更申請書の告示・縦覧期間は終わっている。意見書の受付も9月28日で締め切られている。にもかかわらず、沖縄県に寄せられた意見書の数が確定できていない。10月2日時点の速報値で1万5千件を超えたと沖縄タイムスが報じているが、県は集計を終えていないという。数える人手が追いつかないのだ。3日時点では1万7千通も超えたと伝えられている。「意見書提出運動は大成功を収めたのだ」(チョイさんの沖縄日記10/3付より)。

 前回の2013年、埋め立て申請書に対する意見書は約3千件を超えた。しかし、仲井真元県知事は普天間基地県外移設の主張を覆して辺野古移設・埋め立て承認に踏み切った。それを元に、前安倍政権は沖縄の民意を踏みにじり、辺野古の埋め立てを強行してきたのだった。今回はそうはいかない。意見書は5倍を超えている。軟弱地盤への対応工事計画がいかにデタラメであり破綻しているかを見抜いている。周辺の生態系が破壊されることも見抜いている。土砂採取がすさまじい環境破壊をもたらすことも見抜いている。世界一危険な普天間飛行場の固定化につながることも知っている。戦争のための基地建設は県民感情として許し難いのだ。

 10月3日には、7カ月ぶりの辺野古ゲート前での県民大行動に約700名が結集した。県選出の国会議員や県議もマイクを握り政府を批判した。稲嶺進さん、北上田毅さん、山城博治さんらが次々と力強く訴えた。玉城デニー知事は「民意を顧みず、工事を強行する政府の姿は断じて容認できるものではない」「辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に向けて全身全霊で取り組んでいく」とメッセージを寄せ、大きな拍手で迎えられた。設計変更申請を不承認にすることは間違いないと確信させた。

 意見書提出運動は、辺野古新基地建設を中止させる動きに力を与えている。名護市議会は9月23日、本会議で「辺野古新基地建設を中止し、その予算を新型コロナ感染拡大防止対策に充てることを国に求める」意見書案を、賛成多数で可決した。10月1日には、議長、市議らが沖縄防衛局を訪れ、意見書を手渡し、要請行動を行った。今後は名護市長の態度が問われる。
 9月24日には、日本自然保護協会が、辺野古・設計変更申請書に関する防衛省交渉を参議院議員会館で行い、環境への影響の問題、ジュゴン・サンゴの保護問題等、多くの問題点について追及がなされた。
 埋め立て土砂の搬出候補地の市民団体でつくる「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」は、玉城デニー知事に不承認にするよう意見書を提出した。外来生物の侵入による沖縄固有の生態系破壊を問題にした。また、「これ以上、生物多様性の損失をもたらす行為は許されない」とした。

                                         by 水秋

 



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