2007年4月1日、何も考えずにデジカメを購入。それ以来、撮影の魅力にどっぷりハマッてしまった男が綴る写真ブログ。




5月初日から異動がありまして、私は別部署へと移されることとなったのですが、毎日死にそうになってます。
かつての部署で10年間磨いてきた自分の武器が全く通じなくなってしまうわけですから、すべての事をイチから再勉強しなければなりません。
それだけなら別にどうという事は無いのですけど、タイミングが良いのか悪いのか、私の異動と同時に、社長の鶴の一声で、親会社から品質管理のスペシャリストがうちの会社全体の業務改善にやってきました。
この人、非常に高いスキル持ってまして、物の考え方とか進め方とか、話をしているだけで凄いのが分かるんです。
この人が一人で好きなようにやってくれれば良いのになと思うんですけど、改善に対して確固たるポリシーがあるようで、それは、「改善は上から与える物では無く、現場の中から出てくるもの」という感じです。
噛み砕いて言うと、問題点というのは実作業をしている人が一番良く把握していて、尚且つ、どうすれば良いのかも一番分かっている。
実作業の内情も分からない人間が、理想論だけで打ち立てた改善は、所詮押し付け仕事に過ぎない、と。

現地現物の一つの考え方で、まことに強い説得力を持った意見だと思います。
で、これを業務改善の進め方自体にも同じ思想で臨んでいるようでして、、、

私はこの人に付く事になったんです。

というわけでまあ、業務改善の主体が私になってしまっているのは至極当然の話で、、、

うちの会社って問題点山積み状態のままなんですよねぇ、、、
親会社みたいな大企業とは違い、社員教育なんて受ける機会すら無いうちの社員は、業務改善のベースとなる考え方を誰も持ちあわせていません。そんなわけで当然ながら私も持ってません。
手持ちの武器が全く役に立たない状態で、いきなりド高い壁の前に放り投げられているわけです。
更に厄介なことに、この人2ヶ月間だけの約束でうちの会社に来ているものですから、極僅かの期間で結果を出さなければならないんです。
必然、こちらへの要求スピードが半端無いことになってます。

例えるなら、レベル60くらいの勇者とレベル1の戦士がパーティ組んで冒険に出ることになったはいいが、攻略ステージはいきなり大魔王の城。
しかも前衛を努めているのは勇者では無く、戦士の方。
そりゃ死ぬでしょ、いくらなんでも。普通に考えて戦士に攻撃のターンなんて廻ってこないでしょ。
よしんば廻ってきて攻撃してもダメージゼロでしょ、常識的に考えて。
でも、ザオリクだけはしっかり唱えてくれるんですよね、この勇者。戦士の立場からしたらうっとうしい事極まり無いんですけど。

しかし、たとえこの先大魔王の城が攻略できず、仮に撤退をしたとしても、その時点で戦士のレベルは確実に25以上にはなっているはずです。



そう信じて必死にもがき苦しむ日々が、この5月から始まってしまいました。




停留所 EOS5D/EF28-70mmF2.8L

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