2007年4月1日、何も考えずにデジカメを購入。それ以来、撮影の魅力にどっぷりハマッてしまった男が綴る写真ブログ。





12月2日 20:00
すべてはここから始まった。

その日、会社で残業に勤しむ最中のことでした。
会社のデスクトップに保存してある書類を、私物のUMPCで編集する為USBメモリを差し込んだところ、UMPC常駐のアンチウィルスソフトが突然のアラート。
インストールして以来、一度もウィルス捕獲をしたことが無いAVG free editionが騒いだ事にまず驚きました。ちゃんと仕事してたのか、と。

「Worm/Downadup」

USBメモリを介するウィルスの存在は耳にしていましたが、実物を拝んだのは初めてです。
この日は朝一に同じUSBメモリで同様の操作をしてもAVGは無反応でした。
それから20:00までの間に同様の操作は一度も行っていません。
だとすると、それまでの間にこのデスクトップへウィルスが入り込み、感染した可能性が高い。
その時はそう考えていました。

ちなみに、会社のデスクトップPCは社内の人間の無知(私含む)のおかげで、長い間アンチウィルスソフトを常駐させず放置したままの状態です。
そんな状態ですからウィルスの一つや二つ入っていたとしても誰も気付くことがありません。
私が良く使用するデスクトップPCに関しては、気が向いたとき、半年に一回程度の割合でオンラインスキャンを掛ける程度のことはやっていましたが、その他のPCはほぼ手付かずの状態。

以前からその危険性を指摘する人も居ましたが、社内ではその声がなかなか響かず。
目の前の脅威って言葉で説明しても、それを目の当たりにして痛い目を見るまではなかなかピンと来ないんですよね。
事実、私もピンと来ていないところがありました。
危ないサイトへ立ち寄らなければ大丈夫。変なファイルをダウンロードしなければ大丈夫。怪しいメールを開かなければ大丈夫。
中途半端な思い込みから来る慢心が、そこにはあったんだと思います。

来るべくして来るものが来た。しかし、これはこれで社内に対するネットワークセキュリティの良い啓蒙材料になるかな。
なんて余裕をかましながら、とりあえずこいつの駆除は明日に回そうと、その日は残務を片付けてさっさと帰宅しました。


今思えば、このDownadupに対してよくもまあ呑気に構えていられたもんだと。
こいつの真の恐ろしさに気付くのはまだまだ先の話でした。




EOS5D/EF100mm F2.8LMACRO IS

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