Turedure Lilax Diary

「徒然」―何もする事が無くて、どう時間を過ごしたらよいのかと思うこと、様子。(三省堂 新明解国語辞典)

リンクする物語

2008-10-02 21:25:04 | 本棚
「ララピポ」奥田英朗
(幻冬舎文庫)

一言で言うと「エロい」で片付いてしまうのかもしれません。(^^;)ゞ
でも本当は小説の中でたまたまクローズアップされているだけの日常の事。
特別ではない。みんな大勢の中の一人に過ぎない。
人生にコンプレックスを持った6人の短編のようで、ちょっとずつ、或いは大幅につながりのある6人の、ひとつにつながった末の長編。
ハードカバーの帯には大きな文字で「爆笑」と書いてあったらしい。正直、ワタシは第5話までは、生々しいと痛々しいの連続で笑えませんでした。第6話でそれぞれのからくりが解けてやっと「ふふふっ」な感じに。(^_^)
2009年のお正月に映画が公開になります。脚本は「パコと魔法の絵本」の監督の中島哲也。…どんな映画になるんだ!? 著者の奥田英朗自信が「映画に出来るのか!?」って言ってるくらいだし。
森三中の村上知子が出演している。彼女の役、かなりハードなんですが…(;^_^A)

今読んでいるのは「みぞれ」重松清(角川文庫)
これも短編集ですが、重松清の過去の作品に登場した人物が顔を覗かせていたり、リンクしている部分が多々見られます。ワタシの大好きな”チマ男くんとガサ子さん”が新婚夫婦として登場したのはうれしかったです。


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