ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

平等ってなんだろうね。

2005年05月20日 | おもてなしの話
平等と不公平。
時に考えてしまう。

先日、ケアスタッフとカンファレンスをしていた。
とある中堅職員が提案をした。

お風呂が現在週2回だが、なんとか毎日とはいかないが、入浴日を増やせないか?

というものだった。
いい提案だ。解決すればいいケアが展開できる。
そう思ってみていた。

で、スタッフ同士で議論が始まり、
どうすれば実現できるか?という命題がスタートだった。

なかなかいい滑り出し、なんて思っていた。
しかし、ちょっと状況が変わり始める。

「でも、希望を聞いてやると、希望を言えない寝たきりの人は、週2回のまま?
それは不公平では?」
「週2回の人と、週3回とか、4回の人ができるのは、平等ではない」
という意見がでてきた。

そうこうしているうちに、今までどおり、週2回に落ち着いた。

結局そうなったか・・・、なんて覚めた目で見ていた。

「平等」と「不公平」、間違うとこういう状況になりはしないだろうか?

「平等」は、この場合、入所者全員が入浴できる、という事ではないだろうか?
そして、個人個人の要望を聞いて、それを実現することが「ケア」ではなかろうか?
入りたいときにお風呂に入る、これって普通だよね、きっと・・・

何ゆえ、お風呂に入れない人に合わせる必要があるのだろう?
それこそ「不公平」ではないだろうか?

この場合、「お風呂に入れる人」に合わせることこそが、ケアの質の向上であり、
「平等」ということではないだろうか?

お風呂に入れない人に合わせる、見方を変えればこれこそ「不公平」というものだろう。
下手すれば「悪平等」というものだ。

みんな一緒でないといけない、というのはどうでしょうね?
私はイヤ(笑)

みんな一緒で、おんなじ時間に食事して、お風呂に入って、寝て、起きて・・・
管理=介護ではないんだけどなあ・・・

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1 コメント

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Unknown (くろ)
2005-05-21 20:06:07
風呂が好きな人も嫌いな人もいるのに、右にならえなんて・・

まあーえらそうな事いえないですけど。そういうまっただなかで仕事してますので
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