Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

愛するということ

2005-08-19 | Christianity
聖書では、神は愛であると教えている。
「愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです」
(ヨハネの手紙1 4:7)

しかしその愛がいけないこと、社会では認められない愛だと言われたら
これ以上の苦しみはない。

愛する人と一緒にいられない。
愛する人と共にいることが祝福されない。
愛する人のことを隠さなくてはいけない。

愛すること自体が苦しみになり、愛することが罪深いことになり、
愛するがゆえに自分を責め、苦しむ。

心の底から愛してしまった人が同性だからといって、
その愛は異性への愛とどこが違うというのだろう。

異性であろうが、同性であろうが、人を愛することに変わりはない。
なのに異性への愛は祝福され、同性への愛は差別と偏見にさらされる。

愛する人が同性であることが問題ではなく、同性を愛すること自体がいけないことだと教える
社会のあり方の方が実は問題なのだ。

しかしそのことに気づき、ありのままの自分でいいと心が解放されるまで、
同性愛者は自分を責め、悩み苦しむ。

愛することは苦しみではなく、心の平安と喜びと感謝をもたらすはずなのに・・・
すべての人が心の底から愛することに喜びを見出せる社会になることを望む。

Coming out

2005-08-18 | Gay, Lesbian rights
大阪府議会議員尾辻かな子さんの本を読みました。感動です!
詳しくはここ

あるサイトでこの本が紹介されていたのを見て、どうしても読みたくて日本のAmazonへ注文。
本代1500円、送料3000円という恐ろしくとんでもない高い本になってしまったけど、
読んでよかった。すばらしいです!すごいです!

まずセクシャルマイノリティの問題を人権の問題としてきちっと捉えて、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの人々が
平等で基本的な権利を持つことが人間としてあたりまえに生きるということ。
アメリカに来てから人権の問題としてセクシャルマイノリティの問題を考えるようになったけれども、日本では難しいだろうと
思っていた。しかし尾辻さんは人権の問題としてアクションをおこしている。

この本を通じて、初めて日本、大阪でのセクシャルマイノリティに対する人権の取り組みについて知ることができた。
動かなきゃ変わらないのだ。

また一方で、尾辻さん自身がレズビアンとしてどのように自分自身を受容していったのか、また周りの人との関係づくりのむずかしさ、
しかしその必要性を正直に、素直に表現されていて、胸が熱くなった。当事者としての苦悩が痛いほどわかる。私もそうだったと共感
できるところがたくさんある。

若くて、あふれんばかりの情熱が、ひしひしと伝わってくる。
日本も変わる。いや変わるための努力を当事者が始めなきゃいけないんだと強く心が揺さぶられる。

middle-lifeのレズビアンとしてこれからどう生きるのか。
自分のため、そして次の世代のために私にもできることから始めてみようと・・・・。

It is a personal journey

2005-08-16 | 考えたこと
自分のsexual orientationを自覚してから、ずっとずっといろんなことを考えてきた。
自分のこと、家族のこと、友達のこと・・・・

そして自分がもっとも自分らしくあるためにはどうすればいいんだろうかって・・・

大阪府の女性議員がカミングアウトという本を出版したと知り、すごく感動。
ほんとにすごい。

まだComing outできない私には、ほんとにすごいことだと思う。
でも私自身も少しずつ自分を見つめながら、カミングアウトに向けて準備を進めていこうと思っている。

アメリカでもカミングアウトはとても難しい。
だからカミングアウトのためのガイドブックなどが支援団体から発行されている。
日本との違いは確実だけど参考になる。

それを読んでみると、アメリカといえどもカミングアウトはとても繊細で慎重さを要することが解る。
そして最も印象的だったのが、自分のセクシャリティをカミングアウトすることは、結局、自分自身が
どう生きていくかを見つめ、これからの人生をどのように歩んでいくかということをしっかりみつめることが
大切だということ。It is a personal journey。

たった一度、カミングアウトしてしまえば何もかもすっきり、うまくいくというものではなく、
結局はこれからの自分の人生をセクシャルマイノリティとしてどのように歩み、どのように皆と関わって
生きていくか、あるときは傷つき、ある時は勇気をもらいながら、ずっと考えながら一生を歩んでいくことなのだ。

カミングアウトはセクシャルマイノリティとしての人生を歩む初めの第一歩。
その初めの一歩を踏み出した後も、セクシャルマイノリティとしての自分の人生、自分のあり方を模索することになるだろう。
そうやって自分の人生を作り上げていくことなのだと思った。
だからカミングアウトは間単にできるものではないし、じっくり時間をかけて少しずつ歩めばいいのだ。

ガイドブックには、さらにbut one you need not travel alone.とも書かれている。
少しずつ世の中は変わりつつある。同性愛者のネットワークも広がりつつある。
悩みながら、でも決して一人だけで悩むことはない。

死ぬときに「セクシャルマイノリティの私の人生はいい人生だった」と
思える生き方ができればいいと思う。

キリスト教と同性愛

2005-08-12 | Christianity
クリスチャンであることと同性愛者であること。
この問題は今、世界中のキリスト教会でもめにもめている。

聖書では、神様がこの世に男と女を創られた。ふたりは結婚して云々と・・・書かれているし、
男が男を求めるのは罪とも書かれている。

この聖書の言葉によって、保守的なクリスチャンは同性愛者を罪深いものとし、教会から排除し、
過去にAIDS/HIV患者へのひどい差別的発言を行ってきた。これまで多くの同性愛クリスチャンが
自分を罪深い存在であると悩み苦しんできた。

しかしこれまで保守的とされてきた聖公会で、自分がゲイであることを公言しているアメリカの牧師が
主教に選ばれたこと、そして同性愛者への差別的発言への謝罪などによって、世界的大組織である聖公会
が組織分裂になりかねないくらい大いにもめているわけだ・・・。

この議論に関していえば、私は教会組織にそれほど貢献をしているわけではないし、
教会組織をどうすればいいのかなどの判断はくだせない。

ただ言えることは、同性愛者であっても、神を信じ、主を信じ、その大きな愛によって救われた
クリスチャンが大勢いるということはまぎれもない事実だし、同性愛者だろうが異性愛者だろうが
同じ弱い弱い人間で、主によって同じように生かされているということだ。

そして何よりも、人間は過ちを犯す、完璧な存在ではない。
ただ神のみが絶対に正しく、完璧な存在なのだ。
その神を信じる自分がクリスチャンであり、同性愛者であるのだから、前をしっかり見つめて顔をあげて
生きていけばいい。自分を罪深い存在などと悩み苦しむことはないのだ。

ちっぽけな存在

2005-08-08 | ひとりごと
人類が誕生してから現在までの長い長い時間の流れをを30センチのものさしのスケールにしてみたら、
人間のたかだか80年くらいの人生なんて、点かしみほどの長さにしかならないな~とふと思う。
私たちの人生はそんなちっぽけなものなんだな~と実感する。

天地創造の神からすれば、わたしたちなんてほんとにちっぽけな存在でしかないが、
そんな私たちの人生にも意味があると教えている。

だから私はそんなちっぽけな人生でも一生懸命に生きたいと思う。
みんな人生を一生懸命に生きている。

香港から移民した若い夫婦。一軒家を購入した。
そのローンの支払いのために毎日忙しく働いている。

日本から遊びに来た友人。日本で家を買うよりアメリカで買う方が安いと
アメリカに移住したがっている。

人生いろいろだな~と思う。
幸福な人生ってなんだろうと考えさせられる。

私はどうやってこの短い人生を生きていくのだろうか?
私にとって幸福な人生ってどんな人生なんだろう?
1日を大切に生きるってなんだろう?
命の炎を燃やして生きるってどういうことなんだろう?

忙しく働くこと?
夢を追いかけること? 
何かを一生懸命にすること?

平凡な日常の中で命の炎を燃やして生きる・・・・

笑ったり、泣いたり、悩んだり、葛藤したり、悲しんだり、喜んだり・・・

そういう感情のままに、自分らしくありのままに生きることなんじゃないかと思う。
恐れることなく、溢れる感情を抑えることなく、
何かに囚われることなく、自由な心で生きることじゃないかと思う。

柔らかな心でいられるために、強くありたいとも思う。

もがき苦しむことも今は必要なのかも

2005-08-05 | ひとりごと
最近、いろんなことを考え、悩み、もがき苦しんでいる。

これからどうやって生きるのか、自分とは、家族とは、友達とは・・・・

でもそうやってもがき苦しむことが必要なんだろうと思う。

もがいて、悩んださきにきっと希望の光が見えてくるんだろうと思う。

だから今は思いっきりもがき苦しんでいようと思う。希望の光を信じて・・・