Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

It is a personal journey

2005-08-16 | 考えたこと
自分のsexual orientationを自覚してから、ずっとずっといろんなことを考えてきた。
自分のこと、家族のこと、友達のこと・・・・

そして自分がもっとも自分らしくあるためにはどうすればいいんだろうかって・・・

大阪府の女性議員がカミングアウトという本を出版したと知り、すごく感動。
ほんとにすごい。

まだComing outできない私には、ほんとにすごいことだと思う。
でも私自身も少しずつ自分を見つめながら、カミングアウトに向けて準備を進めていこうと思っている。

アメリカでもカミングアウトはとても難しい。
だからカミングアウトのためのガイドブックなどが支援団体から発行されている。
日本との違いは確実だけど参考になる。

それを読んでみると、アメリカといえどもカミングアウトはとても繊細で慎重さを要することが解る。
そして最も印象的だったのが、自分のセクシャリティをカミングアウトすることは、結局、自分自身が
どう生きていくかを見つめ、これからの人生をどのように歩んでいくかということをしっかりみつめることが
大切だということ。It is a personal journey。

たった一度、カミングアウトしてしまえば何もかもすっきり、うまくいくというものではなく、
結局はこれからの自分の人生をセクシャルマイノリティとしてどのように歩み、どのように皆と関わって
生きていくか、あるときは傷つき、ある時は勇気をもらいながら、ずっと考えながら一生を歩んでいくことなのだ。

カミングアウトはセクシャルマイノリティとしての人生を歩む初めの第一歩。
その初めの一歩を踏み出した後も、セクシャルマイノリティとしての自分の人生、自分のあり方を模索することになるだろう。
そうやって自分の人生を作り上げていくことなのだと思った。
だからカミングアウトは間単にできるものではないし、じっくり時間をかけて少しずつ歩めばいいのだ。

ガイドブックには、さらにbut one you need not travel alone.とも書かれている。
少しずつ世の中は変わりつつある。同性愛者のネットワークも広がりつつある。
悩みながら、でも決して一人だけで悩むことはない。

死ぬときに「セクシャルマイノリティの私の人生はいい人生だった」と
思える生き方ができればいいと思う。