今回私が参加したプログラムはGLBTQの学生と学生をサポートするセクションに勤める大学職員が参加していた。
16名の参加者全員でディスカッションをしたり、2~3人の小グループで話をしたり、とにかく盛りだくさんの内容。
午前中は主にGLBTQについての基本的な理解を深める内容で、GLBTQ関連の用語の説明やホモフォビアについて話し合った。ホモフォビアがどのような場面でどのような影響を及ぼすか話し合ってみてなんて簡単に言われてしまう。それだけで私は一歩ひいてしまうありさま。情けない・・・・
でもディスカッションをしていきながらホモフォビアが重大な問題をひきこすことに気づく。単に嫌な思いをするだけでなく、暴力を受けたり、殺されることもありうる。それだけでなく自殺さえ引き起こすことだってあるのだ・・・・。社会にひそむホモフォビアは深刻。私たちはそういうホモフォビアとも戦っていかなくてはいけない。だからこそGLBTQの学生や職員が安心して自分を語れる場所”Safe Zone”が必要なのだ。
全体でディスカッションしているときに、ある女性が「私は今妊娠中でユダヤ人でレズビアンだ」と語りだした。するとそれから堰をきったように、「いや~実は私もユダヤ人でパートナーと住んでいて娘がカムアウトしてきたの」と次々に自分のことを話し出す参加者。
私はそのたびに「へっ~ そうなんだ~」と驚きの連続。
そして最初に話した女性が「今ではユダヤ人にもたくさんの同性愛者がいるのよ」という。ユダヤ人コミュニティはキリスト教以上にとても保守的で戒律が厳しいと思っていた。同性愛者がそんなにいるんだ~となぜか心強いものを感じた私。
さらに信仰の話しにもなり、FTMのAJはカトリックの家に生まれたけど、今はpagan(信仰をもたない人)だという。私は「クリスチャンで、今でもとても保守的な教会に通ってる。レズビアンとして神様に愛されていると信じてるから保守的な教会にいっても全然気にしてないよ」って話をした。すると立て続けに3~4人がそれぞれの経験を語りだす。そこでまたユダヤ人のレズビアンがいることが発覚(笑)。16人中3人がユダヤ人。やっぱユダヤ人多いわ~と納得。信仰とセクシャリティ。同じGLBTQでもいろんな意見と考え方がある。ましてや神様を信じるか信じないかは人それぞれの問題。でもセクシャリティやジェンダーが原因で信仰を捨てなくてはいけないとしたら、それはあまりにも悲しいことだと思う。
GLBTQの私たちが安心して暮らせる場所、安心して自分の思いを語れる場所はすごく少ない。ホモフォビアに怯えたり、ひどい言葉や中傷に傷つけられながらひっそりと暮らしているのはアメリカも同じ。
心おきなく恋人のことや生活のこと、そして信仰、人生などいろんなことを語り合える場所。自分のセクシャリティやジェンダーを気にせず気軽に話しができる場所。そんな場所がGLBTQの学生や職員にとってのSafe Zone。マイノリティの私たちには、自分の経験や思いを共有したり情報を交換する場がすごく必要だと感じた。
Safe Zone Programに参加した人にはステッカーが配られる。それをキャンパスのオフィスに貼ることでGLBTQのSafe Zoneであることがわかる。そんなSafe Zoneを少しずつ目の見えるところに増やしていくこと。それがこのSafe Zone Programの大きな目的だ。
続く
16名の参加者全員でディスカッションをしたり、2~3人の小グループで話をしたり、とにかく盛りだくさんの内容。
午前中は主にGLBTQについての基本的な理解を深める内容で、GLBTQ関連の用語の説明やホモフォビアについて話し合った。ホモフォビアがどのような場面でどのような影響を及ぼすか話し合ってみてなんて簡単に言われてしまう。それだけで私は一歩ひいてしまうありさま。情けない・・・・
でもディスカッションをしていきながらホモフォビアが重大な問題をひきこすことに気づく。単に嫌な思いをするだけでなく、暴力を受けたり、殺されることもありうる。それだけでなく自殺さえ引き起こすことだってあるのだ・・・・。社会にひそむホモフォビアは深刻。私たちはそういうホモフォビアとも戦っていかなくてはいけない。だからこそGLBTQの学生や職員が安心して自分を語れる場所”Safe Zone”が必要なのだ。
全体でディスカッションしているときに、ある女性が「私は今妊娠中でユダヤ人でレズビアンだ」と語りだした。するとそれから堰をきったように、「いや~実は私もユダヤ人でパートナーと住んでいて娘がカムアウトしてきたの」と次々に自分のことを話し出す参加者。
私はそのたびに「へっ~ そうなんだ~」と驚きの連続。
そして最初に話した女性が「今ではユダヤ人にもたくさんの同性愛者がいるのよ」という。ユダヤ人コミュニティはキリスト教以上にとても保守的で戒律が厳しいと思っていた。同性愛者がそんなにいるんだ~となぜか心強いものを感じた私。
さらに信仰の話しにもなり、FTMのAJはカトリックの家に生まれたけど、今はpagan(信仰をもたない人)だという。私は「クリスチャンで、今でもとても保守的な教会に通ってる。レズビアンとして神様に愛されていると信じてるから保守的な教会にいっても全然気にしてないよ」って話をした。すると立て続けに3~4人がそれぞれの経験を語りだす。そこでまたユダヤ人のレズビアンがいることが発覚(笑)。16人中3人がユダヤ人。やっぱユダヤ人多いわ~と納得。信仰とセクシャリティ。同じGLBTQでもいろんな意見と考え方がある。ましてや神様を信じるか信じないかは人それぞれの問題。でもセクシャリティやジェンダーが原因で信仰を捨てなくてはいけないとしたら、それはあまりにも悲しいことだと思う。
GLBTQの私たちが安心して暮らせる場所、安心して自分の思いを語れる場所はすごく少ない。ホモフォビアに怯えたり、ひどい言葉や中傷に傷つけられながらひっそりと暮らしているのはアメリカも同じ。
心おきなく恋人のことや生活のこと、そして信仰、人生などいろんなことを語り合える場所。自分のセクシャリティやジェンダーを気にせず気軽に話しができる場所。そんな場所がGLBTQの学生や職員にとってのSafe Zone。マイノリティの私たちには、自分の経験や思いを共有したり情報を交換する場がすごく必要だと感じた。
Safe Zone Programに参加した人にはステッカーが配られる。それをキャンパスのオフィスに貼ることでGLBTQのSafe Zoneであることがわかる。そんなSafe Zoneを少しずつ目の見えるところに増やしていくこと。それがこのSafe Zone Programの大きな目的だ。
続く